子育ての悩み

孫をダメにする祖父母の特徴は?【孫への依存・甘やかし・過干渉の影響と対処法を解説】

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おじいちゃん・おばあちゃんが大好きなのはいいんだけど、最近おじいちゃん・おばあちゃんにベッタリで言うこともなかなか聞いてくれない…。
こちらの予定を無視して祖父母が家に押しかけてきて、子どもと一緒に過ごす時間がとれない…。
  ちょっと待って!その祖父母、危険かも!

 祖父母は近くにいてくれるといざという時に頼れるので、とても心強い存在ですよね。

子どもの体調が悪いけど、どうしても仕事が休めないから祖父母にお願いして代わりに子どもの面倒を見てもらったという経験がある方もいるのではないでしょうか。

過去に保育園に勤めていた時にも、急な発熱でお迎えをお願いしたものの保護者が来れず、代わりに祖父母が迎えに来るという場面を何度も見たことがあります。

頼れる存在が身近にいる保護者の方って、不思議といつも気持ちに余裕があって子どもとふれあう時間もたくさんとれている方が多いんですよね♪

しかし、その反面で「おじいちゃん・おばあちゃんが甘やかすから祖父母宅から帰ってくると家では何もしなくて困ってしまう」なんて相談を受けることも…。

困ったときに頼れるのは嬉しいけど、甘やかされたあとの子どもってワガママになって正直イライラしてしまいますよね。

しかも、甘やかし続けたら将来自己中な子になってしまうかも…と不安も。

ズバリ言います。
孫への依存・甘やかし・過干渉の傾向がある祖父母は孫をダメにしてしまう危険性大です!!
もちろん全てがダメなわけではなく、たまに甘やかされるくらいなら問題はありませんよ。

この記事では

  • 孫をダメにする祖父母の特徴
  • 孫が受ける祖父母からの影響
  • 子どもを守る対処法

について解説していきます。

もしかしたらうちの祖父母の孫の可愛がり方はちょっと危険かも…と感じている方や
対処法を知って祖父母から受ける影響を少しでも減らしたいという方は参考にしてみてくださいね☆

孫をダメにする祖父母の3つの特徴

 

孫をダメにしてしまうすべての祖父母に共通しているのは、孫とのかかわり方が間違っているという点です。

頼れる祖父母であるのはいいことですが、あくまで祖父母は子育てのサポーターでなければいけません。

孫との距離のとり方が間違っている祖父母の特徴は3つあります。

  • 孫を生きがいにしてしまう
  • 孫フィーバー状態になっている
  • 育児に対する手出し・口出しが多い

それぞれ詳しく見ていきましょう。

孫を生きがいにしてしまう

退職していて趣味もなく、時間を持て余している方に比較的多いタイプです。
自分の子どもと孫のために助けになろうと手を尽くしているうちに、だんだんとそれが生きがいになり依存するようになってしまいます。
最終的に依存がエスカレートして、支配・束縛してしまう場合もあります。

孫フィーバー状態になっている

特に初孫が産まれた時に起こることが多い孫フィーバー。
突然連絡もなしに家に来てずっと孫と遊んだり、孫が欲しがるものをなんでも買い与えてしまうなど孫を過剰に溺愛してしまうタイプです。
親的には自分の子育て方針が完全無視のうえ乱されるので、かなり困るパターンです。

育児に対する手出し・口出しが多い

祖父母は子育て経験があるので、多少口出しされることもあると思います。私自身も実母から子育てアドバイスをもらったことがあり、そのくらいなら問題はありません。
しかし、自分たちが父親・母親になろうとする勢いで育児全体に口を出してきたり、さらにエスカレートして孫に対してもしつこく口を出すのは干渉のしすぎです。



祖父母が与える悪影響

孫をダメにする祖父母の特徴を見てみると

  • 孫が生きがい⇒依存
  • 孫フィーバー⇒甘やかし
  • 手出し・口出し⇒過干渉

とケースを分けることが出来ます。

依存・甘やかし・過干渉ってどのワードもなんだか危険な香りがするものの、子どもにとってどんな影響があるのかいまいち想像がしづらいですよね。
ケースごとの例とともに、どんな影響があるのか詳しく解説していきますね。

ケース1:依存する祖父母

祖母に保育園のお迎えを頼んだら、お迎えに行って少し面倒を見ててくれるだけで良かったのに子どものご飯やお風呂まですべてをやっていた。こんなことが毎週続いていて、うんざりしている…。

実は依存するタイプは子離れできていない祖母に多いんです。
基本的に自分では相手のことを考えて、良かれと思って行動していて悪意はありません。
「孫をちゃんと育てるには自分が助けてあげないと!」と、本気で相手にとって良いことをしていると考えています。
しかし、祖母が育児をしてしまうことで親は祖母に頼らざるを得なくなり、親は自立できなくなります。さらに孫も親と祖父母が関わってくることで自立を妨げられてしまいます。

ケース2:甘やかしまくる祖父母

近くに住んでいる両親(義両親)が頻繁に子どもにおもちゃを買い与える。そのうえ言うこともホイホイなんでも聞いてしまい、最近では親である自分たちよりも祖父母の方になついている。

甘やかしも時々なら特に影響もなく問題ありません。ですので、たまに会う祖父母が甘やかしてくる分には「うちではそんな甘いことしないからね!」と考えるくらいで大丈夫!
でも近距離に祖父母が住んでいて、しょっちゅう甘やかされる状態が続くと子どもは「自分の言うことは絶対に叶うし、許されるんだ!」と思ってしまうんです。
これが続くと、いわゆる自己中な子になってしまいます。また自分は何をしても許されると思っているので、犯罪に近づいてしまう危険性も増してしまいます。

ケース3:過干渉な祖父母

はじめはちょっとした子育てのアドバイスをくれてただけだったのに、最近では自分がやること全てにいちいち文句を言ってくる。子どもに対してもやたら質問攻めにしたりするので鬱陶しく感じてしまう。

祖父母は子育てにおいては間違いなく立派に自分や配偶者のことを育てている大先輩なので、時々口を出されるくらいならば許せますよね。
育児への過剰な口出しは祖父母と自分の衝突へとつながってしまいます。
また過干渉はエスカレートしていくと、標的が孫へと変わってしまう場合も多いのです。行動すべてに対して質問攻めにされたり、監視されたりするストレスで子どもが鬱や引きこもりになってしまったり、非行へはしってしまうこともあります。



子どもを守る6つの対処法

怖い話をたくさんしてしまいましたが、かかわり方さえ間違わなければ祖父母は強い味方になります!
「うちの祖父母やばいやつだったわ…。」と思った方もまだ悲観するのは早いかもしれませんよ。

  •  新しい趣味を提案する
  •  今と昔の子育ての違いを教える
  •  きっちり役割を分担する
  •  親子間でルールを決める
  •  ありがとう・ごめんなさいを忘れない
  •  どうにもならない時は距離をおく

といった対処法を一度試してみてはいかがでしょうか?
詳しく説明していきますね。

1. 新しい趣味を提案する

孫に依存したり干渉してくるのは祖父母に自分の時間がたっぷりある証拠です。
新しい習い事や趣味を見つけることで、少しでも孫のことを考える時間を減らしましょう。
関わる時間を減らしたいから、と本当の理由を言ってしまうと角が立つので、長く元気に健康でいてほしいなど相手を気遣う理由で勧めると相手も受け入れやすいですよ。

2. 今と昔の子育ての違いを教える

社会が日々変化していくのと同じように、子育ても時代とともに変化しています。
今と昔の子育てがどれだけ違うかを教えることで、過干渉を防ぎましょう。
口頭で説明するのが難しい場合は、自分の育児の方針に近い育児書を渡すのがオススメ☆
育児書の方が口で説明されるよりも受け入れやすい、という祖父母世代は多いようです。

3. きっちり役割分担をする

育児の主役は父親と母親であって、祖父母ではありません。
祖父母に育児を手伝ってもらう時は、どの部分をどの程度手伝ってもらいたいのかを話し合ってきっちり決めておきましょう。
祖父母はあくまでサポーターである、ということも理解してもらうと尚良しですよ。

4. 親子間でルールを決める

どんなに話をしても祖父母というのは孫を甘やかして可愛がりたい存在なんですよね。
そこは仕方ないものと割り切って、祖父母をどうにかするのではなく子どもと話し合いをして祖父母とのかかわり方のルールを決めておくのもオススメです。
もしも子どもがルールを破ってしまっても罰則などは与えないよう気を付けましょう。

5. ありがとうを忘れない

自分が求めていないことをされるとついカッとなってしまいますが、祖父母も悪意が合ってやっているわけではない場合がほとんどです。
まずは孫を大切に思ってくれていることに感謝をして、しっかり言葉で「ありがとう」と伝えましょう。ありがとうがきっかけで話し合いができ、解決につながることもありますよ。

6. どうにもならない時は距離をおく

以上のことを全て試してみても祖父母の依存や過干渉が改善しない場合は、期間を設けて離れてみましょう。
祖父母と孫を引き離してしまうのは少し心が痛むかもしれませんが、自分と子どもを守るために時には距離をおいて離れて過ごすことも必要です。



まとめ【孫をダメにする祖父母とは?】

孫をダメにしてしまう祖父母は

  • 孫を生きがいにして依存してしまう
  • 孫フィーバー状態になり過剰に甘やかしてしまう
  • やたら手と口を出して過干渉になってしまう

という特徴があります。

もし祖父母に上記のような特徴があって困っている場合の対処法は

  • 新しい趣味を提案する
  • 今と昔の子育ての違いを教える
  • きっちり役割を分担する
  • 親子間でルールを決める
  • ありがとう・ごめんなさいを忘れない
  • どうにもならない時は距離をおく  です。

良かれと思ってやっている祖父母の気持ちを考えると、言い出しにくいこともたくさんあると思います。

でも、子育ての主役は父親・母親であるあなたです!
自分の子どものことを考えて最善と思うことは自信を持って行動して大丈夫☆

ほどよい距離感をたもって楽しく子育てをしていきましょう♪