健康の悩み

妊娠初期にハーブティーを飲んでしまった!妊娠中のNGハーブティーは?おすすめ6選もご紹介

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妊娠初期なのにハーブティーを飲んでしまった!お腹の赤ちゃんは大丈夫?
妊娠に気づかずに、ハーブティーを飲んじゃった!妊娠に影響はある?
ハーブティーはノンカフェインでリラックスできるから飲んでいたけど、妊娠初期は飲んではいけないと知って不安になってしまいますよね。

1杯程度の少量であれば、心配しすぎることはありません。

ですが、お腹の張りが続くなど体調に異変があればすぐに病院を受診してください。

あなたが実際に飲んだハーブティーによっては、どういう悪い影響があるのか?

また、そのハーブティーを控えた方がよい妊娠時期も異なってくるので、後ほど詳しくお話ししますね。

さらに、「妊娠中にオススメのハーブティーはあるのか?」、「ハーブティーを飲む時に注意するべきことは何か?」についても気になりませんか?

この記事では、

  • 妊娠初期にハーブティーを飲んでしまったけど大丈夫?妊娠中~授乳中に控えた方がよいハーブティー
  • 妊娠中の時期別おすすめハーブティー6選
  • 妊娠中にハーブティーを飲むときの注意点

についてご紹介します。

安心して妊娠生活を送るために、ぜひ参考にしてみてくださいね。

妊娠初期にハーブティーを飲んでしまったけど大丈夫?妊娠中のNGハーブティーは?

妊娠初期にハーブティーを飲んでしまっても、少量であれば、心配しすぎることはありません。ですが、その後も飲み続けるのはやめましょう。

お腹の張りがおさまらない、出血や吐き気があるなど、いつもと違う症状や不調があればすぐに病院を受診してくださいね。

そして、妊娠中に摂取しない方がよいとされているハーブティーはこちらです。

  • ジャスミンティー
  • ラズベリーリーフ
  • ラベンダー
  • レモングラス
  • カモミール
  • セントジョーンズワート
  • ハイビスカス
  • ルイボスティー

これらのハーブティーは、妊娠にどう悪い影響があるのか?控えた方がよい妊娠時期もご説明します。

ジャスミンティー

注意する時期:妊娠中から授乳中

ジャスミン茶は、ジャスミンの花ではなく、緑茶などの茶葉にジャスミンの香りを付けたものです。緑茶にはカフェインが含まれているため、妊娠中授乳中には控えた方が良いです。

また、ジャスミンは子宮を収縮する働きがあるため、妊娠初期には妊娠継続が困難になってしまう可能性があります。

ラズベリーリーフ

注意する時期:妊娠初期

ラズベリーリーフには、子宮痙攣作用があるので妊娠初期や子宮が安定していない時期に飲むのは控えましょう。

ラズベリーリーフは、「安産のお茶」と呼ばれ、臨月の妊婦さんにはオススメです。

≫「安産のお茶」について、すぐに知りたい方はこちら

ラベンダー

注意する時期:妊娠中~授乳中

ラベンダーは、生理をスムーズにする通経作用やホルモン作用があり、妊娠初期に流産などの影響を与える可能性があります。

また、妊娠中の摂取による安全性が良く分かっていません。

レモングラス

注意する時期:妊娠中~授乳中

レモングラスは刺激が強く、生理周期に影響を与えたり、子宮を収縮させる作用があるので妊娠中は控えましょう。

また、レモングラス油を誤飲して亡くなった子供もいるため、妊娠・授乳中の安全性が保障されていません。

カモミール

注意する時期:妊娠初期、妊娠の疑いのある時期

子宮収縮作用があるため、ハーブティーや精油の使用を控えてください。

また、カモミールはキク科の植物なので、キク科アレルギーの人も注意が必要です。

カモミールの香りはリラックス効果も高く、ハーブティはビタミン、ミネラルが豊富でカフェインレスなので、妊娠6ヶ月以降安定期に入れば、安心してお使いいただけます。

セントジョーンズワート

注意する時期:妊娠中~授乳中

妊娠中は子宮を緊張させる作用があり、胎児に危険が及びます。また、母乳を飲んだ赤ちゃんの気力がなくなる作用があると言われているので、授乳中も控えましょう。

ハイビスカス

注意する時期:妊娠中~授乳中

ハイビスカスには月経刺激作用があるため流産を起こす危険性があります。

さらに、ハイビスカスティーには体を冷やす効能があります。妊娠中体を冷やすのは胎児に良くないですね。

母乳にハイビスカスティーの成分のビタミンCが含まれてしまうと、乳児に刺激が強すぎると言われています。

ルイボスティー

注意する時期:妊娠後期

ルイボスティーはノンカフェインでミネラルも豊富です。ポリフェノールも多く含まれていて、抗酸化作用など健康効果も期待できます。

妊娠中にオススメなハーブティーだと思っていました
近年になって、妊娠中にポリフェノールを含む食品を多量に摂取したことにより、胎児に影響を及ぼす恐れが示されました

妊娠中にルイボスティーを過剰に摂取すると、赤ちゃんの血管の一部(動脈管)が狭まったり閉鎖したりする「胎児動脈管早期収縮(PCDA)」が報告されています。

36歳女性。妊娠24週に前医で切迫早産と診断された。妊娠30週に超音波で胎児の動脈管収縮や三尖弁逆流、右心系の拡大を認める。胎児動脈管早期収縮(PCDA)と診断し、問診で妊娠前に毎日1000mL程度のルイボスティーを摂取していたことが判明した。ルイボスティーに含まれるポリフェノールに起因した胎児PCDAと診断し、摂取を中止した。

参照:科学技術振興機構

特に妊娠後期の報告が多いため、この時期の飲用は控えたほうが良いでしょう。

その他控えた方がよいハーブ(アイウエオ順)

他にも控えた方がよいハーブがあります。

  • アロエ
  • イチョウ
  • ウコン
  • オレガノ
  • サフラン
  • シナモン
  • セージ
  • センナ
  • ナツメグ
  • バジル
  • ハトムギ
  • ベニバナ
  • ペパーミント
  • マテ
  • よもぎ
  • リコリス
  • ローズマリー
  • ワイルドチェリー

などです。



妊娠中の時期別おすすめハーブティー6選

妊娠中のおすすめハーブティーを知りたいな

適量であれば大丈夫とされているハーブティーを6つご紹介します!

  1. ラズベリーリーフティー
  2. ネトルティー
  3. ローズヒップティー
  4. タンポポ茶
  5. ペパーミントティー
  6. ジンジャーティー

①ラズベリーリーフ

おすすめ時期:臨月~産後

「安産のためのお茶」と呼ばれているハーブティーです。

子宮周りの筋肉を調整する作用や陣痛をやわらげ子宮の動きを滑らかにしてくれるため臨月の妊婦さんにオススメです。

産後も母乳の分泌を良くし、母体の回復にも効果があると言われています。

妊娠初期には使用を控えてください。

②ネトルティー

おすすめ時期:妊娠中~産後

ネトルは、造血し、血液の汚れを浄化して体質改善を進め、体の中からキレイにしてくれるハーブ。

妊娠中に是非とも取りたい、鉄分やビタミンCのほか、胎児の健全な発達に必要な葉酸などの栄養素を含んでいます。

また、利尿作用もあり、妊娠中のむくみ対策としても効果的なハーブです。

③ローズヒップ

おすすめ時期:妊娠中~授乳中

ローズヒップティーはビタミンCが多く含まれています。ビタミンCは妊娠中の肌荒れや風邪の予防にも効果が期待できます。

また、不足しがちな鉄分やミネラルも含まれています

妊娠中に起こりがちな便秘解消や免疫力アップ効果も期待できます。

④タンポポ茶

おすすめ時期:妊娠中~授乳中

たんぽぽ茶はたんぽぽの根を原料にしたノンカフェインの飲み物で、ビタミン・ミネラル・鉄分が豊富に含まれています。

乳酸菌のえさとなるイヌリンという成分が含まれ、排便を促し、便秘の解消に効果的です。

また、母乳の分泌を促すおすすめハーブです。

【使用制限】

胆道閉鎖・重篤な胆のう炎・腸閉塞の方は使用しないでください

⑤ペパーミントティー

おすすめ時期:妊娠初期

ペパーミントはスーッとするメントール成分で人気のすっきり系ハーブです。

胃腸の働きを整えてくれる作用があり、香りを嗅ぐだけでも、胃がむかむかする妊娠初期のつわり(吐き気)に効果的

妊娠中のだるさや、頭がぼんやりしている時にもおすすめのハーブです。

  • 母乳を抑制するため、授乳時は控えてください
  • 血圧を上昇させるおそれがあります

⑥ジンジャーティー

おすすめ時期:妊娠初期

胃腸の働きを活発にし、血流・代謝を良くして体を温めてくれる「しょうが湯」として親しまれ、つわり中の妊婦さんや冷え性の女性にオススメ。

妊娠中の吐き気が目的でジンジャーティーを飲むのであれば、生のジンジャー(生姜)がオススメです。生姜をすりおろして、スープや飲み物に入れるだけでOK!



妊娠中にハーブティーを飲むときの3つの注意点

  • 妊娠中に飲めるか確認する
  • 1日1~2杯にする
  • 体調に異変があればすぐに病院へ

この3点に注意して、妊娠中もハーブティーを楽しんでくださいね。

妊娠中に飲めるか確認する

妊娠中でも飲めるかどうかパッケージなどを確認しましょう。よく分からない場合は、医師や助産師に確認したうえで飲むようにしてください。

ハーブティーの効能には個人差があり、妊婦さんの体質や体調によっては母体やお腹の赤ちゃんに悪影響を及ぼす可能性もあります。

ハーブの効能、飲んでも良い時期を確認したうえで、自分に合ったものを見つけましょう。

1日1~2杯にする

ハーブティーは香りや味が強いものが多く、体調が悪くなることもあるので、大量に摂取したり、長期に渡っての連続使用を避け、適量であれば大きな問題はないとされています。

妊娠中は1日1~2杯くらいが良いです。

また、もともとハーブティーが体に合わない人や飲み慣れていない人は、体調が安定しない妊娠初期などは控えるようにしましょう。

体調に異変があればすぐに病院へ

妊娠中に推奨されないハーブティーを飲んでしまったとしても、少量であれば問題はないので心配しすぎないようにしましょう。

もし飲んだ後にお腹の張りや出血など体に異変があれば、病院を受診してください。



まとめ【妊娠初期にハーブティーを飲んでしまっても、少量であれば心配しなくてOK】

妊娠初期にハーブティーを飲んでしまっても、少量であれば、心配しすぎることはありません。

ただし、お腹の張りがおさまらない、出血や吐き気があるなど、いつもと違う症状や不調があればすぐに病院を受診してくださいね。

この記事では、

妊娠中~授乳中に控えた方がよいハーブティー

種類 注意する時期
ラズベリーリーフ 妊娠初期
カモミール 妊娠初期、妊娠の疑いがある時期
ジャスミンティー 妊娠中~授乳中
ラベンダー 妊娠中~授乳中
レモングラス 妊娠中~授乳中
セントジョーンズワート 妊娠中~授乳中
ハイビスカス 妊娠中~授乳中
ルイボスティー 妊娠後期

妊娠中の時期別おすすめハーブティー6選

種類 おすすめ時期
①ラズベリーリーフ 臨月~産後
②ネトルティー 妊娠中~産後
③ローズヒップティー 妊娠中~授乳中
④タンポポ茶 妊娠中~授乳中
⑤ペパーミントティー 妊娠初期
⑥ジンジャーティー 妊娠初期

妊娠中にハーブティーを飲むときの注意点

  • 妊娠中に飲めるか確認する
  • 1日1~2杯にする
  • 体調に異変があればすぐに病院へ

についてまとめました。

飲めないことでストレスに感じてしまうこともお腹の赤ちゃんに良くないので、効能や飲む量に注意して、妊娠中もハーブティーを楽しんでくださいね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。