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中学生になると、約85%の学生が部活に入ります。
となると、部活に入りたくないと思っても、「周りの目もあるし無理にでも入った方がいいのかな」「内申書に響くのかな」などと不安になりますよね。
ですが、まずは安心してください。
中学の部活というのは入らなくても内申書にはほとんど影響はありません。
部活に入っていないからと言って進路に大きな影響が出ることはないです。
ただし、中学時代の部活動というのは、社会的なコミュニケーション能力を養う上でとても貴重な経験となるのも事実です。
実際に社会人になってから部活時代の経験が生きたという話もよく聞きます。
なので、安易に部活に入らないという選択をする前に、入らないことでどんなメリット・デメリットがあるのかをしっかり理解しておくことが大事ではないでしょうか。
「なんとなく入らない、やりたいことがない」なら、少しでも興味のある、出来そうな部活に入部してみるのがおすすめです。
充実した時間を過ごせるかもしれませんし、「やっぱり無理かも」って思えば途中で退部しても問題はありません。
この記事では、
- 中学生で部活に入らないのはアリ?
- 中学生が部活に入らないことのメリット・デメリット
- 部活に入らなかった中学生から聞いた4つの理由
についてまとめてみました。
部活に入らないメリット・デメリットを知って、あなたの中学生活を後悔のないものにしていきましょう。
中学生で部活に入らないのはアリ?内申書への影響や入らない学生の割合は?
部活に入らない中学生の割合は約15%
下記の表を見ると部活に入っていない中学生は約15%いるんです。ほとんどの中学生が部活に入っていることが分かりますね。
ベネッセ教育総合研究所
上記の表を見る限りでは、中学生は部活に入部するのが当たり前のような風潮になっていますが、無理に部活に入らなくても問題ありません。
なぜなら、内申書への影響は特にないので、将来の進路に大きな悪影響が出るなんてことはないからです。
無理して部活に入って3年間辛い時間を過ごすより、あなたの好きなことをしながらゆっくり中学生活を送るのもひとつの選択です。
でも、「なんとなく入らない、特別やりたいことがない」なら少しでも興味のある、出来そうな部活に入部してみましょう。充実した時間を過ごせるかもしれませんし、「やっぱり無理かも」と思って途中で退部して問題はありません。
中学時代の部活で自分を鍛えていた人は先輩との関わり方や礼儀、そしてシンプルに体力面などで大きなメリットを感じているようです。
部活に入る・入らない以前に10代の頃に経験したことは人格形成に大きく影響するということは理解しておきましょう。
内申書への影響は特になし
部活に入ってないと内申書が悪くなって受験に影響があると聞いたことがありますが、関係ありません。
なぜなら、内申書は通知表の5段階の成績の足し算だからです。
9教科オール5だと45点、5教科だと25点。(違う算出方法もある)加点されることはあっても減点されることはありません。
部活動などの中学校生活での活動については基本的に文章でいいことを記入します。部活に入ろうが途中で退部しようが内申点ほどの影響力はないそうです。
全員入部の中学校はどうする?
絶対に何かの部活に入らなければならないという学校もあります。
その場合は、活動時間が少ない部活を選んでみることもひとつの手です。
それだけでも先輩後輩が少なからず持てるし、帰宅部だと言う必要もなくなります。
ガッツリ部活に取組むのが難しいと感じるのであれば、マイペースに取り組める部活を選択しましょう。
例えば以下のような部活がおすすめです↓↓
- 文化系なら英会話部、ペン習字部、美術部、パソコン部など
- 最近は「勝利にこだわらないゆる部活」体力向上部・ヨガ同好会、軽運動部などがあります。
中学生が部活に入らないことのメリット・デメリット
メリット①自分の時間が取れる
部活をしないぶん時間に余裕ができるので、習い事を始めたり塾やスポーツクラブに所属することもできます。
最近であれば、SNSでの配信活動に力を入れる子も増えてきているようです。
メリット②勉強に力を入れることが出来る
部活で時間を取られる分、睡眠時間を削って勉強している子も多いと思います。
授業中に寝てしまうくらいなら、部活動をせず規則正しい生活で勉強に打ち込んで良い成績に持っていく方が内申点は良くなります。
メリット③苦手な人と関わらなくてすむ
人数が多い部活だと派閥がありますし、先輩、後輩などの上下関係もあります。
あの人は仲良い、あの人とはあまり仲が良くないということがあったり、苦手な先輩などと一緒に部活をするのは本当に辛いことです。
デメリット①運動不足
部活に入っていないと運動不足になりがちです。
中学生は成長期です。成長期の運動不足により、骨の先端にある若い細胞への刺激が足りず、分裂がなくなり、骨の成長がストップする可能性もあります。
また筋力や基礎体力が低下し 肩こり・慢性腰痛に悩む中学生は少なくありません。
デメリット②友達ができない
部活をしていれば、部活での友人が多くできますが、 部活をしていないと学校での友達が作りにくいようです。
放課後や土日に部活に行く子がほとんどなので、普段一緒に遊ぶ友達が少なくなります。
やはり、友達になりやすいのは同じ部活の子が多いので、ここは大きなデメリットと言えるでしょう。
デメリット③上下関係・礼儀などのコミュニケーション能力が身につかない
部活動をしていないと先輩、後輩などの上下関係を教わる機会が少なくなるので挨拶や礼儀などのコミュニケーション能力がなかなか身につきません。
また、皆で一つの目標に向かって活動することで集団での協調性が育ちますが、部活に入らず一人で家に帰る生活だとそういったものが育ちません。
部活に入らなかった中学生から聞いた4つの理由
理由①内申点には影響ないから
初めの方でも述べましたが、中学での部活動(学力以外)は公立高校入試ではほとんど影響しません。
また、一般的な私立高校の場合、部活動に入っているいないかかわらず、各高校の学校成績の基準点に達していたら普通に合格します。
部活や生徒会などの委員会活動、ボランティアなどの記載事項の扱いは自治体によって違ってきますので、学校の先生に確認しておきましょう。
理由②やりたい部活がないから
学校によっては自分が入りたい部活がないこともあります。
無理に興味のない部活に入って、人間関係や怖い先輩で3年間辛い時間を過ごすより、自分の好きなことをしながらゆっくり過ごすのもありでしょう。
高校受験を最優先に考えるのであれば、部活に入らずに勉強に時間を使うのもひとつの選択だと思います。
理由③学校外でやりたいことがある
部活以外にやりたいことが多い学生さんも少なくはありません。
例えば、以下のような中学生は部活に入らず、自分の好きなことのために時間を費やしたほうがいいでしょう。
- 外部のクラブチームの活動に参加したい
- 習い事に時間を使いたい
- 勉強に時間を使いたい
- 学校外の友人と過ごしたいから
- 家庭や地域での役割がある
明確にやりたいことがある学生さんは、部活に入らなくても有意義な学生生活を過ごすことができるようです。
理由④部活はお金がかかる
部活は課外活動なので、学校行事とは別にお金が掛かります。
部活費用にかかる正確な金額は入部してからでないとわかりません。
学校の授業で使う備品類(ネットやボールなど)は学校の予算を使うことができますが、個人的に使うもの(ユニフォームや道具)は実費です。
教科外活動費
年間 | |
公立 | 3万1319円 |
私立 | 5万7008円 |
平均 | 4万4164円 |
初期費用目安
運動系クラブ(サッカー・野球・テニス) | 文科系クラブ(パソコン・美術・吹奏楽部) | |
入部にかかる諸費用 | 約5000円~1万円程度 | 約5000円~1万円程度 |
運動着 | 約2万~3万円程度(ジャージ・シューズ) | クラブにもよる |
道具代 | 約1万5000円~3万円程度(ボール・グローブ・ラケットなど) | 約0円~数十万円程度(楽器代など)かからない部活もある。 |
試合用ユニフォーム | 約2万~3万円程度 | 約2万~3万円程度(衣装代など) |
初期費用合計 | 約6万円~10万円程度 | 約0円~数十万円程度 |
※上記の費用はあくまで目安で、学校や入部するクラブによって部活費用は大きく異なります 。
別途かかる費用
- 毎月の部費
- 試合や発表会時の交通費や遠征
- 合宿費
- 親同士も含めた懇親会
※ 部費や懇親会は学校によって差がありますし、交通費や遠征費は試合にどこまで勝ち進むかでも変わってきます。
入りたい部活が見つからない中学生へのヒント
周りのみんなが部活や課外活動で忙しそうにしていると、自分は何をしたいんだろうとか悩みますし、親も心配になりますよね。
そんな学生さんは以下の方法を試してみてください。
やりたいこと、興味のあることの見つけ方
- やりたくないことや苦手な分野をまず紙に書き出してみましょう。
- それ以外のことで、できるだけ楽しそうだな~と思うものを別に書き出してみましょう。
- 体験などで出来れば実際に試してみましょう!
新しいことを始めるのはなかなか怖いし、最初は時間がかかります。
ですが、勇気を持って一歩踏み出し興味のあることに挑戦してみると、いつもと違った時間を過ごせると思います。
こんなメリットがある!
- 学校以外に居場所を持てる
- 適度な気分転換
- 学校以外で出会った人との交流が、自分の自信になる
- 自分の好きなことや興味のあることを、マイペースに進められる
- ストレス解消
【まとめ】部活に入らないという決断にはメリット・デメリット両方がある
- 中学生でも部活に入らない学生は15%いる
- 内申書への影響はほとんどない
- 部活以外にやりたいことがあるなら入らないのもアリ
- 特に理由がないのであれば入っておいたほうが良い
部活に入らないという選択肢を取るのは個人の自由です。
自分でやりたい!と思うことを優先で、楽しい学校生活を送りましょう。
ただし、部活に入らないことにはメリット・デメリット両方があります。
なので、なんとなく入りたくないから入らないではなく、メリット・デメリットをしっかり理解した上で自分にとって最良の判断をしていきましょう。