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離乳食も進み、少しずつ形あるものが食べられるようになってきたら、そろそろ主食もトロトロの「おかゆ」から「軟飯(なんはん)」にステップアップ!と考え始めるママも多いのではないでしょうか?
ただ、初めての離乳食だと
「軟飯っていつから食べさせるべき?」
「食べさせる量は?」
「どうやって作るの?」
など、様々な疑問が浮かんできますね。
そこで今回はそんなママ達の疑問にお答えしていきます!
軟飯を食べ始めるのはいつから?
軟飯を始めるのは離乳食後期の後半から、平均的には10か月~1歳ころに始めることが多いようです。
とはいえ、離乳食の進捗には個人差があるもの。
月齢にとらわれず、その子のペースに合わせて始めたいですね。
軟飯を始める時期を見極めるポイント3つ
それはズバリ「食べ物をしっかり消化できているか」です。
以下の3つに当てはまるようでしたら、そろそろ軟飯を試してみてもいい時期かもしれません。
① 食欲があり、ご機嫌で食べる
→赤ちゃんの成長に食べ物の硬さが合っていないと、食が進まないことがあります
② 歯茎で食べ物を上手につぶしてゴックンすることができる
→丸のみしていないか、あごが上下に動いているかをチェック
③ 便が問題なく出ている
→うまく咀嚼できていないと、便秘になりがちです
いかがでしょうか?すべてクリアしているようでしたら、軟飯を食べるために必要な機能が備わっているといえるでしょう。
また、何回か軟飯を口にしてみて、食べづらそうにしていたり、いつもより食が進まないようであれば焦らずおかゆにもどしましょうね。
スムーズに軟飯にシフトするためには
・赤ちゃんのペースに合わせましょう
一番重要なことですので繰り返しお伝えしますが、赤ちゃんの成長や発達には個人差があるものです。ママの心配する気持ちはよくわかりますが、前述の3つのポイントを参考に赤ちゃんの様子をしっかり観察しながら、焦らずその子に合った時期に始めましょうね。
・少しずつ慣らしていきましょう
今まで食べていたおかゆから急に形のある軟飯にすると赤ちゃんがびっくりして食べない、ということもあります。5倍かゆから少しずつ水分量を増やして軟飯にシフトしていきましょう。
軟飯を食べさせる量は?
それぞれの時期別の目安量です。
離乳食後期(カミカミ期)9・10・11か月 80g
離乳食完了期(パクパク期)1歳~1歳半ごろ 90g
小さな子供茶碗1杯に盛るとちょうどこれくらいの量になります。
あくまで目安量ですので、赤ちゃんの食欲や発達に応じて量を調節しましょう。
軟飯の作り方
それでは具体的に軟飯の作り方を見ていきましょう。
ここでは「生米から軟飯を作る方法」を2種類、よりお手軽な大人が食べる「一度炊きあがったご飯から軟飯を作る方法」を2種類ご紹介します。
それぞれの分量や時間に注意しながら、自分が作りやすい方法で作ってみてください。
生米から軟飯を作る方法
生米から作る場合は米1:水2の割合で軟飯になります。
米1合=約150gとし、約2倍の水300㎖で炊いています。
◆炊飯器編
- 米1合を洗い、ざるにあげておく
- 炊飯器に米を入れ、2合のラインまで水を注ぐ
- 30分以上、浸水状態で置いておく
- 炊飯器で通常モードで炊きます
◆鍋編
- 米1合を洗い、ざるにあげておく
- 鍋に米と水300gをいれて、30分以上浸水させる
- ふたをして鍋を火にかけて強火でたく
- 煮立ったら弱火にし、そのまま20~30分炊く
- 火をとめてしばらく蒸らす
※吹きこぼれそうなときは2の手順でふたを少しずらしてください
一度炊きあがったご飯から軟飯を作る方法
炊きあがったご飯の場合は、ご飯1:水1の割合で軟飯になります。
◆レンジ編
- 耐熱容器に、ご飯100gと水100㎖いれる
- ラップをかける
- 電子レンジで約2~4分加熱(※沸騰するまで様子を見ながら)
- ラップをしたまま2~3分蒸らす
※全体量が少ないと水分がなくなってしまうこともあるので、多めに作るのがおすすめ
◆鍋編
- 鍋にご飯100gと水100㎖いれる
- 軽くご飯をほぐして、ふたをして強火にかける
- 煮立ったら弱火にして、5分煮る
- 火を止めて、しばらく蒸らす
※吹きこぼれそうなときは2の手順でふたをずらしてください。
軟飯の硬さの目安
軟飯の硬さの目安としては「赤ちゃんが前歯でかじりとれる肉団子」です。
つまり、見た目は粒の形がしっかりあり、団子状にして歯茎や前歯ですっとほぐれる状態です。
ただ、これもあくまで目安ですし、これからご紹介する作り方や米の種類、使っている調理器具によっても変わってくると思いますので、あまり気にし過ぎなくて大丈夫。
赤ちゃんがご機嫌で食べてくれることが一番です。
食べる様子をよくみて、食べづらそうだったら水分量を多くしてみたり、パクパクいけそうなら普通ご飯に近づけていくなど、調整してみましょう。
出来上がりを実際にママが食べて確かめてみるのもおすすめ。何回か作っているうちにコツがつかめてくると思いますよ。
保存方法と注意点
ただでさえ赤ちゃんのお世話で忙しいママですから、離乳食のたびにイチから作ってもいられませんよね。そんなときはまとめて作ってストックしておくと便利です。
1回分ずつラップに包むか、小さな小分け容器を利用して、冷凍してストックしておきましょう。
冷凍した軟飯は1週間を目処に食べきるようにすると安心です。
普通のご飯を食べ始める時期は?
軟飯にして1~2か月して慣れてきたらいよいよ軟飯を卒業して、大人と同じ普通ご飯にシフトしていきたいところです。平均的には1歳を過ぎたころが多いようですよ。
ただ、大事なのは月齢よりも軟飯を始めるときと同じように「しっかり消化できているか」。
その時期の赤ちゃんの多くは上下の前歯だけ生えそろった状態で、大人のように奥歯でご飯をすりつぶすことができないため、どうしても消化器官に負担がかかりやすくなります。
前述の3つのポイントを参考にしながら、特に問題ないことを確認しましょう。
番外編 軟飯のアレンジレシピ
「おかゆはよく食べてくれたのに、軟飯や普通ご飯になったら食べる量が減った…」とお悩みのママもいるのではないでしょうか?
白いご飯はどうしても味が単調になりがちで、毎日だと飽きてしまう赤ちゃんもいるようです。そんなときは味や形に変化をもたせましょう。
軟飯を食べられるようになると、丸めたり、炒めたり、焼いたりと調理方法が増え、献立のバリエーションも広がります。どれも簡単に作ることができますので、ぜひチャレンジしてみてください。
赤ちゃんもきっと喜んでくれるはずです♪
軟飯おにぎり
- 米
- 青のり/ごま/しらすなどの具 適量
- 米に具材をまぜ、ラップに包んで丸く形を整えます。赤ちゃんの一口大が目安です。 いまは100円ショップにお花や動物などかわいい型も売っていますので使ってみてもいいですね。
チーズと青のりの軟飯おやき
- 軟飯 50g
- チーズ 3g
- 青のり 少々
- 軟飯をボウルに入れて軽くつぶしながらチーズと青のりを混ぜ入れる
- フライパンに1を平らに入れて弱火でじっくり両面焼く
いろどりチャーハン
- 軟飯 80g◆材料
- 豚肉 15g
- ほうれん草 15g
- しらす干し 5g
- 卵 1/2個
- 醤油 少々
- ごま油 少々
- 豚肉は1㎝大に切る。ほうれん草はゆでて水にさらしてあくを抜き、細かく切る。卵は溶き、しらす干しは塩抜きする。
- フライパンにごま油を熱し、豚肉を炒める。中まで火が通ったら卵を加える。
- ほうれん草、しらす干し、軟飯を加えて全体を炒めたら、醤油で味を調える。
まとめ
いかがでしたか?
要点をまとめると…
軟飯を食べ始める時期:平均10か月~1歳ころ
軟飯を食べさせる量 :離乳食後期は80g、完了期は90g
軟飯の作り方 :生米1:水2、炊いたごはん1:水2の割合で加熱
軟飯を卒業する時期 :平均1歳を過ぎたころ
はじめての離乳食はわからないことだらけでママも不安になると思いますが、今回お伝えしたポイントを頭に入れつつ、赤ちゃんのペースに合わせて、楽しく準備できるといいですね♪