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小さいお子さんがいると、食事にはかなり気をつかいますよね。でも大人もたまには、好きなものを食べたいし、赤ちゃん用にご飯を別に作ってあげるのもめんどうな日も…。
餃子なら、NG食材を除いて、赤ちゃん用に取り分けるだけで作れるので、大人が餃子を食べたくなっても、いっしょに食べることができます。
ですが!
普通に作った餃子には、油分や塩分が多いので、離乳食期の小さい子にはあげられません。
となると、
「うちの子は何歳になったら食べさせてもいいのかな?」と思いますよね。
いったい、何歳まで成長すれば、餃子を大人といっしょに食べられるのでしょうか?
この記事では、
- 餃子は何歳から食べられる?
- 市販の餃子を食べさせてもいいのか
- 餃子を手作りするときのポイント
- おすすめ手作り餃子レシピ
をご紹介します。
餃子は何歳から食べられる?
一般に、離乳食完了期(1歳~1歳半ごろ)から餃子が食べられるとされています。しかし、いきなりニンニクの効いた餃子を食べさせるのはNG。
最初はニンニクなどを入れずに、中の具だけにしてあげてみてはどうでしょうか。
焼餃子は何歳から?
小さい子どもの食事に餃子を取り入れられるのは、離乳食完了期(1歳~1歳半頃)と言われています。
ただ、普通に焼いた焼き餃子を、そのまま与えるのはNG。ニンニクやしょうがなど、刺激の強い食材を入れずに、手作りするといいですね。
焼き餃子は油を使って焼きますから、油分や、皮の塩分も気になります。そういったときは餃子を茹でてしまいましょう。
茹で餃子なら少し早くからOK
餃子を茹でると、油分や塩分が減少します。小さい子にも食べさせやすくなりますね。
最初は焼き餃子ではなく、茹でた餃子を細かく切って、あげてみましょう。慣れてくると焼き餃子を食べたがるかもしれません。
中国では、離乳食に水餃子を食べさせるそうです。栄養がしっかり取れて、餃子の皮を嫌いじゃない子どもなら、野菜をたっぷり入れてもパクパク食べてくれるのだとか。
仕事で知り合った中国出身のお母さん、「離乳食後期から野菜でも魚でも肉でもフープロで細かくして水餃子にぶち込んで毎日食べさせてるから好き嫌い無いよ。皮は小麦粉だし栄養バランスいちいち考えなくていいからラクよぉ」と言っていた。このお母さんの作る水餃子たべたい。
— まめきち (@mamekichi0625) March 24, 2019
水餃子に野菜も肉も魚も、いろいろ詰められます。これは参考になりますね……!
餃子の皮は噛みちぎりにくい
餃子の皮はもちもちとしています。小さい子には噛みづらく、小さく切ってあげるのも大変なので、皮なしで中の具だけあげるのがいいかもしれません。
ですが、うどんなどもちもちしたものが食べられる子どもなら、餃子の皮も食べられるかもしれませんね。
今日は夫がいなかったので夕食は究極の手抜きで
— kurozukuri(黒川郁美) (@kurozukuri) November 22, 2019
3歳児: ラーメン&卵&餃子の皮(中身を食べてくれない)
7ヶ月児: 餃子の中身&茹でスイートポテト
離乳食がんばってない。
餃子は中身だけあげる、という方は多いようですね。
市販の冷凍餃子を食べさせるのは何歳から?
味覚形成のために小さいうちは与えない方がいい
市販のものを使う場合、手作りする場合と違って、にんにくなどを取り除くことはできませんよね。
大人と同じように、市販の餃子を小さい子に食べさせるのは、やめたほうがいいです。
一般に、3歳くらいまでに味覚が形成されると言われています。この時期に食事の習慣がつくられてしまうので、とても大切な時期なんですね。
小さい頃から味の濃い食べ物を食べさせれば、味の薄い食べ物を受け付けなくなってしまい、肥満や生活習慣病につながりかねません。
大人と同じように、味の濃い餃子を食べさせるのは、3歳以降にしたほうが安心ですね。
ただ、例えば餃子を細かく切り、ご飯に混ぜてあげたりすると、白米で味が薄くなり、ちょうどよくなるそうです。あまり白米を食べてくれない子でも、たくさんご飯を食べてくれるようになるかもしれません。
市販の冷凍餃子を茹でてもいいの?
焼き餃子より、茹でた餃子のほうが油分・塩分が飛びます。しかし、水餃子より、冷凍の焼き餃子のほうが手に入りやすいですよね。
普通に焼き餃子用の冷凍餃子を茹でてもいいのでしょうか?
焼き餃子用の冷凍餃子を茹でると、皮が破れやすくなってしまいますが、おいしく食べることができます。
鍋に水と冷凍餃子を入れて、ぐつぐつと煮立ったら取り出すだけ。焼き餃子より簡単にできますし、油分や塩分が少し取れるので、小さい子にもあげやすいです。
添加物が心配なら市販の餃子はあげないで
添加物が気になってあげられない、と思われるパパ・ママさんも多いのではないでしょうか?
(↑これは上の写真と同じ、大阪王将の冷凍餃子です。けっこうたくさん添加物が入っているもよう)
市販の餃子や、餃子の皮には添加物が多いですから、それらが気になる場合は、餃子をあげるのはやめておきましょう。
小さい子用餃子を手作りする時のポイント
子ども用餃子を手作りするときのポイントは、
- 小さい子にNGな食材を取り除く
- 鶏ひき肉を使って、脂肪分を減らす&口当たりよく
- 市販の餃子の皮の添加物が心配なら、皮も手作り
です。
餃子の具を子ども用に取り分ける
小さいお子さんがいる場合、餃子を作るとき、大人用と子ども用に分けて作るのが基本です。
小さい子どもにNGな食材と、おすすめの具材を紹介します。
小さい子にはNGな具材
餃子を手作りする際、小さい子用に取り分けるのは、これらの材料を入れる前にしましょう。
- にんにく
- しょうが
- ニラ
- 調味料
にんにく、しょうがは刺激が強いですから、小さい子にあげられるものではないですね。ニラも苦手な子が多いようですから、最初は避けて作りましょう。
大人用は餃子のタネに塩コショウや醤油、鶏ガラスープの素などを入れると思いますが、子ども用に取り分けるのは、調味料を加える前にしてくださいね。
おすすめは鶏ひき肉
餃子を作る時は、豚肉を使用することが多いと思いますが、小さい子に作ってあげる時は鶏ひき肉がおすすめです。
鶏ひき肉を使うと、豚肉を使うときより脂身が少なくて済みます。また、茹で餃子にすると食感がなめらかになって、食べやすさもアップします。
餃子の皮を手作りする方法も
市販の餃子の皮は、添加物が気になりますよね。実際餃子の皮には添加物が多く、小さい子にあげるのが心配になるもの。
そこで、離乳食用に餃子の皮を手作りする方もいるようです。
市販の餃子の皮を使うときと違って、皮だけ余ってしまうということもなくなりそうです。
餃子の皮の作り方
餃子の皮を手作りするのに必要なものは、小麦粉、ぬるま湯、麺棒くらいで、簡単に作れます。
- 小麦粉にぬるま湯を少しずつ加えて、よく混ぜる
- 硬さが耳たぶくらいになるまで、よくこねる
- 生地を1枚分ずつに分ける
- 打ち粉をしたうえに生地を置き、麺棒などで伸ばす
もっとくわしい作り方が知りたい方は、こちらのレシピを見てくださいね↓(クックパッドに移動します)
手作り餃子の皮を丸くモチモチに作るコツ by yokkyun
おすすめ餃子レシピを紹介!
餃子を食べたことのない小さい子に、市販の餃子はあげられませんよね。にんにくなどを加えて大人用に作れる、餃子のレシピを紹介します。
入れる野菜などはアレンジして、ぜひ栄養バランスがよくなるように、作ってあげてくださいね。
リンクをクリックするとクックパッドに移動します
レシピ1:水餃子
手づかみ離乳食☆柔らかつるりん水餃子♪ by naoming
こちらは水餃子のレシピ。タネをハンバーグとしても食べているようです。
餃子のタネを作って冷凍しておくと、餃子にもハンバーグにも、いろいろ使えて便利そうですね。
レシピ2:かぼちゃチーズ餃子
こちらのレシピはかぼちゃとチーズを使っています。餃子の皮を半分に切って、一口サイズに作ると、食べやすくなり、手づかみ食べの練習にもなりますね!
レシピ3:うどん餃子
うどんぎょうざ 離乳食 高槻名物 簡単 by たんたんのキッチン
こちらは餃子の皮を使わず、切ったうどんと混ぜて焼いています。写真をみると、お好み焼きやチヂミに似ています!
うどん好きな子なら間違いなく、おいしく食べてくれますね!
[まとめ] 餃子は1歳から食べられるけれど、食材に気をつかって
- 餃子は離乳食完了期(1歳~1歳半頃)から食べられる
- 3歳までは味覚がつくられる大切な時期。味の濃い餃子は避けて
- にんにく、しょうが、ニラ、調味料は入れずに手作り
- 焼き餃子より、茹でた餃子のほうが油分・塩分が少なく安心
- 水餃子に野菜を入れると好き嫌いなく食べてくれるかも!
いかがでしたか?
理論的には1歳から食べられる餃子ですが、味覚がつくられる時期である3歳までは、味の濃さや刺激の強さに注意しなくてはいけませんね。
とはいえ毎回手作りするのも面倒なもの。子どもが餃子に慣れてきたら、市販の餃子をうまく使って、適度に楽をしてくださいね。