食べ物の悩み

抹茶の飲みすぎは体に悪い?副作用などのデメリットをまとめてみた!

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 「抹茶は体に悪いと聞いたことがあるんだけど、本当?」

日本人のなじみのある飲み物といえば、日本茶。
中でも新茶の時期になると、様々な抹茶味のスイーツが発売されるし、日本人の身近な飲み物の一つです。

抹茶をはじめとした日本茶は美容にいいとか、ダイエットに効果があるとか、カテキンがどうとか、何となく聞いたことはありますよね。

中でも抹茶は煎茶などど違い、茶葉ごといただくことができるお茶です。

お湯を注ぐだけではなく、シャカシャカとたてる必要がありますが、お茶の成分が濃い分、

  • 体に悪い影響が出ないかな?
  • 煎茶より苦味があるけど、この苦味は体にいいの?

など、体に悪影響がないか、ちょっと心配になりますよね。

抹茶は本当に飲みすぎると副作用はあるのでしょうか。

結論としては、抹茶は体にいい飲みもので普通に飲む分には副作用等を心配をする必要はありません。ただ、大量に飲みすぎると少なからずデメリットがあります。

今日は安心して抹茶を飲むために、抹茶のデメリットと簡単な飲み方をお伝えします。

抹茶の飲みすぎは体に悪い?副作用などのデメリット

お茶の中でも茶葉ごと頂く濃厚な抹茶は、飲みすぎると体に悪い副作用が出ることがあります。

抹茶の飲みすぎによる副作用

  • 流産や低体温出産児等のリスクが高まる
  • カフェインの急性中毒
  • 依存症
  • 貧血
  • 尿路結石や腎不全
  • 残留農薬の危険性

その原因ともなる気をつけたい3つの成分が

  • カフェイン
  • タンニン
  • シュウ酸

の3つです。

カフェインはコーヒーのイメージもありますが、抹茶にも含まれているんです。

では抹茶の飲みすぎによる副作用について、細かくみていきましょう。

流産や低体温出産児等のリスクが高まる

しょっぱなからびっくりのデメリットです。

ご自宅の抹茶を処分しようと知ったあなた!
「ただし」がありますので落ち着いて最後まで読んでくださいね。

妊娠中にカフェインを過剰摂取すると流産や低体温出産児等のリスクが高まったり、胎盤を作るための血液を減少させてしまうので、妊娠中や授乳中は摂取を控えてください。

ただし、流産、死産のリスクが高まるのは、毎日1000mgほどのカフェイン摂取をすると、と言われています。

抹茶1杯150mlほどでカフェインは96mgです。

1000mgのカフェインを摂取するためには、抹茶だと1日約10杯になります。
私はお茶が好きですが、1日に飲むのは6杯くらい。

もし、抹茶を1日10杯以上飲んでいますというあなたは、10杯中何杯かを別の飲み物にチェンジしてみてくださいね。

様々な飲みものにどれくらいのカフェインが含まれているのか見てみましょう。

100mlあたりのカフェイン含有量

煎茶  20mg
抹茶 64mg
ほうじ茶 20mg
玉露 160mg
玄米茶 10mg
コーヒー 60mg
モンスターエナジー 36mg
リポビタンD 50mg

コーヒーと抹茶のカフェインの含有量はほぼ一緒なんですね。

カフェインの急性中毒

抹茶に含まれるカフェインは短時間で大量に摂取すると、頭痛や吐き気などの中毒症状が出ることがあります。

どれくらい飲んだら中毒症状があるのか、気になりますよね。

カフェイン中毒症状が出る量としては、短時間に1000mg以上といわれています。

抹茶で10杯以上ですが、1日ではなく短時間であることに注目ですね。

では1日の摂取量は?

日本では摂取目安がないのですが、カナダでは健康な成人で1日あたりの悪影響のない摂取量は400mgとなっています。

抹茶だと4杯くらいですね。
ここはちょっと注意が必要です。ただし、「悪影響のない摂取量」なので、5杯飲んだからといって必ず急性中毒になるわけではありません。



依存症

普段から抹茶、抹茶等を飲んでいて、飲まないと不調を感じるなどの時にはカフェイン依存症の場合があるかもしれません。

心配な場合にはしばらく抹茶等を飲むのを控えましょう。

抹茶だけを飲むのではなく、カフェインの低い飲み物をうまく組み合わせていくといいです。

私もカフェインの含まれる飲み物を飲まないでいると、たまらなく飲みたくなることがあったので、カフェイン依存になっていたかもしれません。

ノンカフェインの温かい飲みものを取るようにして、今はなくなりました。

貧血の症状を引き起こす

抹茶に含まれるタンニンという成分には、鉄の吸収を抑制する働きがあります。

そのため多量摂取によって貧血などの症状を引き起こす可能性があるので、こちらも注意が必要です。

タンニンって渋そうなイメージがあるけど、何?

タンニンはポリフェノールの物質の中の一つで、色素や苦味、渋みの成分なのだよ。
紅茶、お茶、ワイン、柿などに含まれているんだね。
そして、金属と結合しやすい特徴があるので、食事中の鉄分と結合をしてしまい、体内への吸収を妨げるんだね。

貧血気味の人は抹茶は控えた方がいいですね。

尿路結石や腎不全

抹茶に含まれるシュウ酸という成分が尿路結石や腎不全の原因になるといわれています。

結石の成分はこのシュウ酸とカルシウムが結合をしたものなのです。

ただ、このシュウ酸は抹茶に特に多いということではなく、ほとんどの食品に含まれる成分です。

シュウ酸って化学的な名前だけど、これも何だろう?

 
シュウ酸とはいわゆるアクの成分で葉菜類の野菜、タケノコ、紅茶、コーヒー、お茶(とくに玉露・抹茶)、バナナ、チョコレート等に含まれるんだ 

たけのこ、野菜等は毎日同じ食材を摂取し続けることはあまりないかと思いますが、抹茶、コーヒー、紅茶等の嗜好品は毎日摂取する可能性が高い為、注意が必要です。

残留農薬


抹茶はほかのお茶やコーヒーなどと違い、茶葉を粉砕して点てて茶葉ごと飲むので、残留農薬にも注意が必要です。

残留農薬:超えては行けない農薬の基準のこと。毎日一生涯摂取し続けても健康への影響が出ない思われる1日の摂取許容量のこと。

毎日摂取をしても健康の影響がない量になってはいますが、お茶の残留農薬基準はほかの農作物より高くなっています。

茶葉ごと摂取する抹茶はちょっと不安がありますね。

安心して抹茶を楽しむためにも、無農薬の抹茶をセレクトするといいですね。



抹茶はメリットも沢山!うれしい6つの効果効能

抹茶の副作用があった反面、体にいい効果効能もたくさんあります。

脂肪燃焼


カフェインやカテキンには有酸素運動時のエネルギー消費等をサポートする働きがあります。

そのため運動する1時間くらい前に抹茶を摂取すると、脂肪燃焼の効果促進に期待ができます。

またカフェインは強心作用がある為、血流の増加が期待できます。
運動をしたときに出る疲労細胞の乳酸を循環させ、疲労の回復を早めます。

口臭、虫歯予防 

ポリフェノールの一つである茶カテキンに消臭効果や殺菌効果があり、食後に抹茶を飲むことで口臭予防の効果が期待できます。

また歯を強くするフッ素が含まれるので虫歯予防が期待できます。

食後の飲み物としてはベストと言えますね。

老化防止・アンチエイジング効果

茶カテキン(タンニン)は老化の原因となる活性酸素の除去作用があるんです。

またコレステロールの酸化で起こる動脈硬化や心筋梗塞、くも膜下出血、脳出血をはじめとする生活習慣病を防ぐので、加齢の体調変化が心配な人は定期的な摂取がお勧め。

抗菌・抗ウィルス

傷ついたのどの粘膜を保護し、細菌ウィルスが喉から侵入するのを防ぐ効果もあります。
またインフルエンザウイルスの働きを抑制するという効果も!

そしてコロナにも効果があるのではないかという研究者もいます。

詳細はこちら

抗アレルギー

タンニンは花粉症、アレルギー性鼻炎、気管支喘息などのアレルギー薬に使用される成分と同じ働きをする為、それらのアレルギーに効果があるといわれています。

作業効率のアップ

茶葉、コーヒー豆、カカオ豆などの食品植物に含まれるカフェインの軽い覚醒作用は有名ですね。

カフェインは独自の苦味があり、お湯の温度が高いほど溶け出す性質があります。
同じ茶葉でも高い温度で入れるとカフェインが出て苦味をより感じます。

このカフェインは中枢神経に作用して興奮を促し、眠気だるさを取り除き作業効率を向上させます。



抹茶の簡単で効果的な飲み方

抹茶とは、一定期間覆いをして光を遮断し栽培をした茶葉を、蒸した後に揉まずに乾燥させ茶臼で微粉砕したものです。
うま味が苦み成分に変化をするのを抑える為、うま味が高く、濃厚で深い味わいと香りを楽しむことができるお茶です。

スイーツ等で含まれているものは抹茶葉の使用量等がわからないので、抹茶の効果的な摂取とは言えないです。おいしいですけどね。

飲むタイミングと量

飲むタイミング:カフェインの効果もあるので、朝食後をお勧めしたいです!

1日のおすすめの量:抹茶小さじ1杯分(200mg)がカテキンを有効摂取するにはお勧めの量です。

抹茶は1日3~4杯ほどですね。

カテキンの有効成分は2~3時間。
そのため、1度にたくさん飲むのではなく、1日に3~4杯を数回に分けて飲むのが効果的です。

抹茶は薬ではないので、気楽に抹茶を楽しんでください。

作り方・アレンジ

  • 美味しく、効果的に抹茶を摂取するにはやはり自分で入れるのが一番。
  • 美味しい抹茶を味わうためには10g200円以上のものがいいでしょう。

マグカップで楽しめる、簡単な抹茶の入れ方

用意するもの

  • 抹茶:小さじ 1/4
       (あればフルイでふるっておいても 使いやすいです。)
  • お湯:200ml(マグカップ1杯分)
  • マグカップ
  • 湯冷まし 

方法

  1. お湯は軟水の天然水、もしくは水道水っであればぐらぐら沸騰させてカルキ臭さを抜きましょう
  2. 冬は湯冷ましに1回、夏は湯冷ましに2回うつして温度を下げる
  3. マグカップに抹茶をいれ、少しのお湯で抹茶を練る
  4. お湯を全部入れて、完成

もっと簡単な抹茶の入れ方

用意するもの

抹茶:小さじ1/2程度
お水:400mlくらい
水筒、ペットボトル、シェイカー等

方法

水筒、もしくはペットに抹茶とお水を入れ、シェイク!
プロテインシェイカーも口が広くて、抹茶を入れやすそうでいいですね♬

ちょっと抹茶の粉っぽさが残りますが、茶葉の効能を余すことなく頂くことができますよ。

お勧めプロテインシェイカーはこちら↓↓



まとめ

今日は抹茶の副作用と、効果効能、抹茶の簡単な入れ方についてご案内をいたしました。

結論としては、抹茶は体にいい飲みもので普通に飲む分には副作用等を心配をする必要はない。ただ、大量に飲みすぎると少なからずデメリットがあるということでした。

抹茶を大量に摂取した際の副作用

  • 流産や低体温出産児等のリスクが高まる
  • カフェインの急性中毒
  • 依存症
  • 貧血
  • 尿路結石や腎不全
  • 残留農薬の危険性

ただし、継続をして大量に摂取しない限りは安心をして摂取することができます。

そして、抹茶にはうれしい効能も6つありました。

抹茶の効果効能

  • 脂肪燃焼
  • 口臭、虫歯予防 
  • 老化防止・アンチエイジング効果
  • 抗菌・抗ウィルス
  • 抗アレルギー
  • 作業効率のアップ

美味しく飲んで健康になろう!

抹茶ライフを楽しんでくださいね。