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野菜炒めやスープ・お肉など、どんな料理でも一振りすれば味が整い、色んな調味料を用意しなくても一本で味が決まるので、味塩こしょうは料理が苦手な人や忙しい主婦には強い味方ですよね。
とても便利な味塩こしょうですが、塩とこしょう以外の食品添加物が体に悪いのではないかと気になる人も多いと思います。
肉や炒め物に、味付き塩コショウを使っていますが、内容を見るとアミノ酸調味料とありました。下味に必須と思って使っていましたが、なんか抵抗があるように感じているのですが、みなさん、このようなものは使わないですか? どういうふうにしていますか? 引用元:yahoo知恵袋
私も手軽に使えるので、炒めものやスープなどでよく使いますが、何が入っているんだろうと成分が気になっていました。
「調味料(アミノ酸等)」が体に悪いと言われる原因はいくつかありますが、結論から言いますと、調味料(アミノ酸等)の主成分のグルタミン酸ナトリウムは、トマトや納豆・母乳にも含まれている成分なので、摂りすぎは良くないが適量であれば害はありません。
今回は
- 味塩こしょうの危険性
- 味塩こしょうが体に悪いと言われる理由
- 味塩コショウの適量
などについてお話していきます。この記事を読んで安心して味塩こしょうが使えるようになって頂けたら嬉しいです。
味塩こしょうは体に悪い?添加物の危険性について
「調味料(アミノ酸等)」という原材料の主成分「グルタミン酸ナトリウム」が体に悪いと言われる原因だと冒頭でお話ししましたが、食品衛生法に定められて安全性試験をすべてクリアしているため、摂りすぎなければ問題はありません。
ただし、使い過ぎないように注意が必要です!
グルタミン酸ナトリウムは、さとうきびを発酵して作られたグルタミン酸に水酸化ナトリウムを化合させて人工的に作られています。グルタミン酸ナトリウム自体に味はなく、味を濃く旨味を出す役割があります。
体に良くないと思われがちですが、塩や砂糖、醤油だって摂りすぎれば病気になります。グルタミン酸自体は日本人の好きな昆布に含まれる成分で、鰹節やチーズ、白菜、トマト、味噌など多くの食材に含まれています。自然界に存在するグルタミン酸とまったく同じ成分で体内でも同じように代謝されます。
食べ慣れていない国の人が口にすると異常を感じるのですが、日本人には馴染みの味で大半の人は免疫がついているそうです。
しかし過剰摂取により健康に害があると言われているのも事実です。
<巷で囁かれている健康被害>
- 味覚が低下する
- 子供に与えてはだめ
- 脳に悪影響
- 緑内障・片頭痛を引き起こす
味覚が低下する
大量に使用したら食べ物の風味を損ねたり、強いうま味の刺激で味覚が低下する可能性はありますが、それは塩や砂糖でも同じです。しょっぱいものや甘いものを食べすぎても味覚が一時的におかしくなることはありますし、食べ物の味を受け取る「味細胞」は10日で新しい細胞に生まれ変わるとされています。
子供に与えてはだめ?
味覚の発達は3か月から10歳頃までに決まると言われています。人工的な味に小さい頃から慣れてしまうと、本物の食材の味がわからなくなってしまうということから、与えすぎはよくないとされていますが、与えてはいけないということではありません。グルタミン酸は母乳にも含まれていますし、うま味調味料協会では妊婦や乳幼児にも安心と謳っています。
脳に悪影響
食べたグルタミン酸は、腸管や肝臓で代謝されてしまい体には残らないですし、脳には血液脳関門があり、血中のグルタミン酸が脳の中に入っていくことはできません。
片頭痛・緑内障を引き起こす
2002年に弘前大学の研究チームが動物実験を行い、高濃度のグルタミン酸ナトリウムが緑内障の原因になる可能性があると発表。日本人は欧米人に比べ緑内障が多いのはうま味の摂りすぎと指摘する人もいます。
また、2006年には米国国立医学図書館と米国国立衛生研究所の健康情報サイト「TheMedlineplus Medical Encyclopedia」で、グルタミン酸ナトリウムを含む食品が片頭痛の原因の一つとして発表されています。
いずれも可能性があるというだけで、必ずなるわけではないのでむやみに怖がらず過剰摂取には気を付けましょう。
多量のグルタミン酸ナトリウムを体内で処理できない特異体質の人やアレルギー・ぜんそくの人は、体調悪化を招く恐れもあるため注意が必要です。
グルタミン酸ナトリウムはある一定量を超えると神経を麻痺させることがあるため味を感じにくくなり、気づかないうちに大量に摂取してしまい過剰摂取につながります。
味塩こしょうが体に悪いと言われる理由
うまみ調味料が体に悪いと言われるのはなぜなのか調べてみました。
現在は体に害がないことが証明されていますが、グルタミン酸ナトリウムが体に良くないと言われるようになった出来事があり、今でもその名残で悪いイメージが残っているようです。
中華料理店症候群
昔は石油からできていた!
詳しく説明しますね。
中華料理店症候群(チャイニーズレストランシンドローム)
1968年アメリカの中華料理店で、食事をした直後に頭痛・吐き気・めまい・眠気など健康被害が多く出たことからこう呼ばれるようになりました。(別名:グルタミン酸ナトリウム症候群)
当時のアメリカの中華料理店ではよくグルタミン酸ナトリウムが使われていたことからグルタミン酸ナトリウムが原因だと思われ、体に良くないというイメージがついたと言われています。
臨床実験が行われましたが、中華料理店症候群とグルタミン酸ナトリウムの関係性は証明されず。その後も追試が行われましたが通常の料理に使う量では人間に対する毒性は認められず、中華料理店症候群は学術的に否定されました。
グルタミン酸ナトリウムの真実(グルタミン酸ナトリウム症候群とは?)
https://washoku-no-umami.jp/monosodium-glutamate-symptom-complexmsgsc
グルタミン酸ナトリウムは石油から作られていた!!
グルタミン酸ナトリウムは現在では自然由来の成分で作られていて害はありませんが、1970年代頃まで石油による製法で作られていた時期がありました。
石油には発がん性物質のタールなどが含まれていますし、当時は有害物質を取り除く努力はしているが、完全に摂り除けているかかわらない状況だったため、人工物で体に悪いと思われました。
1990年代に化学調味料からうま味調味料と呼び名が変わり、安全性試験をすべてクリア、日本国内だけでなく国連(FAO/WHO)米国(FDA)などの国際的な機関からも安全であると認められています。
味塩こしょうの適量はどのくらい?
調味料(アミノ酸等)の主成分「グルタミン酸ナトリウム」はある一定量を超えると神経を麻痺させ味が感じにくくなります。(ー定量とはどのくらいかネットで調べてみましたが、具体的な回答を見つけることはできませんでした。)
ただ、味塩こしょうは塩分がほとんどでうま味調味料は1割に満たないため、通常のお料理に使う分にはさほど気にすることはありません。
常識的な範囲で使う分にはそこまで健康被害を気にしなくても大丈夫ですよ。
ただし、うま味調味料はレトルト食品やラーメン、スナック菓子にも含まれているため、知らないうちに摂りすぎてしまう恐れがあるので、気をつけましょう。
うま味調味料の使用目安は以下の通りです↓↓
うま味は耳かき一杯程度で十分に感じる(一食で0.5g)
うま味調味料は炒めもの・汁ものなどでは、4人分で0.8g(小さじ1/4)程度
味塩こしょう一振り0.151gで食塩相当量は78.7%(商品により異なる)
味塩こしょうおススメ7選
メーカーによって原材料や配合が違うため、味や風味も変わります。スーパーでよく見かける商品や色々調べて私が使ってみたいと思ったおススメの味塩こしょうをご紹介します。
【S&B味付塩こしょう】
原材料:塩 こしょう 砂糖 調味料(アミノ酸等)
近所のスーパーを5件くらい回ってどんなメーカーが置いてあるか見てみたんですが、どこのお店にも置いてあったのがS&Bの味付塩こしょうでした。
【ギャバン味付塩コショー】
原材料:塩 ブラックペッパー ホワイトペッパー 調味料(アミノ酸等)
スパイスで有名なGABANからも味塩こしょうは販売されています。我が家の近所では売っているお店がありませんでしたが、ネットで検索すると通販のお店が沢山ありました。スパイスの会社だけあってこしょうが2種類使われています。
【ダイショー 味塩こしょう】
原材料:塩 こしょう コーングリッツ 上新粉 馬鈴薯でん粉 酵母エキス/調味料(アミノ酸等)
1968年発売の老舗。味塩こしょうといえばダイショーを思い浮かべるくらい有名ですね。
馬鈴薯でん粉:馬鈴薯(じゃがいも)が原料のでん粉。でん粉とは植物が太陽エネルギー、水、二酸化炭素から作り出す炭水化物(加糖)です。片栗粉も馬鈴薯から作られています。
酵母エキス:酵母に酵素処理を施し、うま味成分を抽出して精製して仕上げたものです。うま味調味料にはない風味・呈味があります。
化学調味料の悪いイメージや、最近の健康志向もあり化学調味料無添加のものも沢山出ています。
【S&B味付塩こしょう 化学調味料無添加】
原材料:塩 こしょう コーングリッツ 砂糖 鰹節パウダー 昆布エキスパウダー
アミノ酸の代わりに鰹節パウダー・昆布エキスパウダーを使っています。
【麴屋本店 キスケ塩ペッパー(塩・胡椒・麹)化学調味料不使用】
原材料:塩 こしょう 米こうじ
うま味調味料(アミノ酸等)の代わりにこうじをブレンドしたものです。お値段は少し高いですが、こうじの味が好きな方や健康志向の方はいかがでしょう。
筆者おススメ
【FAUCHON 塩コショー】
原材料:岩塩 ブラックペッパー
味塩こしょうの定義からは外れますが、一度使ったらはまるらしい。美味しいと評判の塩こしょうです。紅茶で有名なFAUCHONですが、塩こしょうのクオリティも一流のようです。
筆者おススメ
【生活クラブ 青い海の粗びき塩胡椒】
原材料:食塩 白こしょう 黒こしょう
こちらも塩こしょうでうま味調味料は入っていませんが、沖縄の青い海の海水塩を使用していて、塩の味がうま味があってしっかりしています。マレーシアの粗びき黒白こしょうの風味もきいて味が濃いです。私はカルディで瓶入りを540円で購入しました。
その他にもガーリックパウダーやカレーパウダーが配合されたもの、塩の産地にこだわったものや胡椒の挽き具合など色々なタイプのものがありますので、お好みの味を見つけてください。
簡単!自分で作ってみよう
市販のものはしょっぱかったり、うま味調味料の味が強かったり、いまいち好みの味と違うと感じている方、食品添加物はやっぱりどうしても抵抗ある方は自分好みの配合で簡単に作れますので、是非手作りしてみてください。
(用意するもの)
- 塩(岩塩や焼き塩などお好みで、湿り気のないタイプで)
- こしょう(粗びきタイプ・黒胡椒・白胡椒などお好みで)
- 味の素 か ハイミー
我が家の手作り塩胡椒☆旨味調味料入り☆ by ichigberry
私も家にあるもので試してみました。スパイスが好きなので市販の味塩こしょうはこしょうが足りないなと感じていたので、こしょう多めで塩4:こしょう5:味の素1の割合で作りました。
塩は温めることで固まらないので、水分の多い塩の場合はフライパンでから煎りして水分を飛ばすとサラッと仕上がります。
まとめ
今回のお話をまとめると
味塩こしょうは体に悪い?
- 調味料(アミノ酸等)の主成分グルタミン酸ナトリウムは体に悪いと言われているが、常識の範囲で使用する分には問題ない。(安全試験はクリアしている)
- 塩分や糖分だって摂りすぎると高血圧や糖尿病など様々な病気を引き起こすので、体に悪いのはアミノ酸だけではない。
調味料(アミノ酸等)・・うま味調味料って大丈夫?
- うま味調味料は昆布に含まれる成分でチーズや味噌、母乳にも含まれる
- 一定量を摂りすぎると味を感じにくくなるので、過剰摂取に気を付ける
- 味の素やハイミー、アジシオなどはうま味調味料の代表的な商品で安全が確認されている
- インスタント商品、コンビニ弁当、ラーメン、お菓子など色々なものにも含まれているので摂りすぎに気を付ける
味塩こしょうは簡単に作れる
- 添加物が気になる人は簡単に作れるのでチャンレンジしてみては!
味塩こしょうに含まれるうま味調味料は、顆粒だし・コンソメ・外食・コンビニ弁当・インスタント食品など現代の日本ではあらゆる商品に含まれていて、避けては通れないのではと思います。
摂りすぎに注意し上手に使って、食材を美味しく食卓を豊かにしたいものですね。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。