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あったかいスープやパスタなどを保温しながら持ち運べる、スープジャー。
寒い季節にあたたかいものを食べられるし、暑い季節にアイスクリームやサラダを入れて、保冷することもできます。とても便利ですよね。
しかし、そんなスープジャーの蓋が開かなくて困った!という方がけっこう多いようです。
バイトの昼休憩に食べようと思ってスープジャーに熱いスープ入れて来たんだけど開かない🙄 昼ごはん………
— ちりめん (@tirimen485) December 31, 2019
楽しみにしていたお昼ご飯なのに、蓋が開かなくて食べられない、なんて悲しいですよね。いったい、どうしたらいいのでしょうか。
この記事では、スープジャーの蓋が開かない原因と開け方、予防法を解説します。
実はやってしまう人が多い、”やってはいけないこと”も紹介していきます。
スープジャーの蓋が開かない原因2つ
スープジャーの中が真空状態になっている
スープジャーに食べ物を入れるときは温度が高いですよね。
温度が高いときは、空気が膨張しています。そして温度が下がると、膨張していた空気の気圧が下がり、真空状態に。
蓋がまるで内側から引っ張られているように固定されてしまいます。
わかりやすい例をあげると、一度開けたペットボトルを冷蔵庫に入れたとき、ベコベコにへこんでしまった状態。ペットボトルの蓋は回せば開きますが、スープジャーは蓋が固定されてしまいます。
スープジャーの中身が腐敗してガスが出ている
逆に、スープジャーの中の内圧が上がることで、蓋が開かなくなることも。
どうして内圧が上がるかというと、食べ物が腐敗してガスが発生するからです。
細菌が最も活発に活動するのが、30度~40度付近の温度。
細菌が活発に動くと食べ物が腐敗するので、この温度まで下がるとガスが発生してしまうということですね。
食べ物が腐ってしまわないよう、温度管理には注意しましょう。
スープジャーの蓋が開かない時の対処法5選
内圧が抜けるかどうかを確かめる
まず最初に、使っているスープジャーに内圧を抜くことができる機能がないか、確認してください。
スープジャーには、排気ボタンがついていたり、パッキンに穴が開いていて、そこから内圧を抜けるものがあったりします。
機能があることを忘れて使っていたり、よくよく取扱説明書を読むと、対処法が書いてあるかもしれません。
スープジャーにボタンなどがないか、しっかりと確認し、説明書もよく見てみてください。
マウスパッドを使う
スープジャーの蓋が開かないとき、ビンの蓋を開けるためのオープナーがあるといいですね。
ただ、なかなかオープナーを最初から用意している方は少ないでしょう。
シリコン製のものが蓋を開けるのに使えるので、マウスパッドを使っていますという声も。
スープジャーを変えてから蓋が開かなすぎて(私は特に非力ではないが男でもなかなか開かない)困ってたのだが、ハリネズミマウスパッドの裏のラバーで開く!おかげでマウスパッドを弁当袋に入れる羽目になってるけど可愛いからよしwww pic.twitter.com/fyhf9fkAXT
— も マンチカンもち丸とハリネズミ (@m____o) October 30, 2019
自分の周りにシリコン製のものがないか、見回してみましょう。
ゴム手袋をつけて開ける
ゴム手袋ならあるよ、という方はゴム手袋を試してみましょう。
ゴム手袋を両手につけて、利き手で蓋を、もう片方で本体をしっかりつかんで開けます。
摩擦で蓋をつかみやすくなるので、開けられるかもしれませんね。
ぬれたタオルやハンカチを使って開ける
マウスパッドもゴム手袋もないよ!という人は、タオルやハンカチを濡らしてみましょう。そのままだとツルツルすべるタオルも、濡らすと摩擦でつかみやすくなります。
濡らしてよく搾ったタオルやハンカチで、蓋をぎゅっとつかみ、開けてみましょう。
男性の力で開けられるか試す
開け方にコツが必要というわけではなく、力が不足しているだけかもしれませんね。
女性の力では難しいんじゃないかな、と思ったら、試しに近くの男性に開けてほしいと頼んでみてもいいかも。
「○○さんは力が強そうだから…」と言えば、男性もがんばって開けてくれるでしょう。
ただ、毎日のように開けてくれと頼むと、ウンザリされてしまうかもしれないので注意。男性の腕力は道具じゃありません。
いろいろ試してもスープジャーが開かないときは
何をどうやっても開かない!という場合は、スープジャーのメーカーに問い合わせましょう。
力ずくで無理にこじ開けようとすると、事故につながりかねません。スープジャーのせいでケガをしたくないですよね。
安全な開け方がないか、メーカーに聞いてみてください。
蓋が開かないスープジャーに絶対にやってはいけないこと
スープジャーを加熱しないで!
蓋が開かないとき、「温めたらいいんでしょ?」と思った方は、かなり危ないです。
加熱すれば蓋が飛んでしまったり、中身が噴き出したりしてしまうかも。
温めると蓋がゆるむ印象がありますが、実は内圧が上昇して危険な状態になります。さらに、蓋が変形しやすくなります。
蓋が飛んでしまえばけがをする恐れもありますし、中身が飛び出て周りを汚してしまいます。加熱はしないでください。
https://twitter.com/luvangh/status/1046774586254098433?s=20
開かないスープジャーを放置すると蓋が飛ぶ?
蓋が開けられないからといって、あきらめて放置すると危険なことになるかも。
飲食物を中に入れたまま長時間放置すると、ガスが発生します。
このガスの発生によって、蓋が突然飛んでしまうかもしれないんです。
↓ [実験] フードジャーにイースト菌(酵母)とコーンスープを入れ、20℃の室内に放置。13時間20分経過後、蓋が急に飛んでしまいます。
(参考)スープジャーの蓋が飛んでしまう実験映像
放置テスト、加温テストで蓋や本体が勢いよく飛んでしまっています。
蓋が開かない原因でも解説しましたが、食べ物が腐敗することでガスが発生して、内圧が上がります。
あきらめて放置して、危険な状態になってしまう前に、メーカーに相談するのがいいでしょう。
スープジャーが開かなくなる前にできる予防策5つ
スープジャーに料理を入れすぎない
スープジャーには、ここまで食べ物・飲み物を入れていいですよ、という高さの限界があるはずです。
その水位を超えてスープなどを入れてしまうと、真空状態になってしまう原因に。
逆に、少なすぎは保温・保冷の効率が下がるのでNGです。細菌の喜ぶ温度にならないようにするためにも、少量だけ入れるというのはやめておきましょう。
中身が冷めないよう、保温ケースを使う
スープジャー用の保温ケースがあるので、活用してみましょう。
スープジャーは保温性が高いですが、その性能にも限界があります。
中身が冷めてしまうと、内圧が変化してしまいますので、保温性能は要チェック。
保温ケースを活用すれば、より中身をあったかい温度に保てますよ。
また、スープジャーを使う直前に熱湯を入れて、しっかり温めておくことも、長時間保温するためには重要です。
蓋の開けやすさでスープジャーを選ぶ
最近は、開ける前に内圧を抜くことができるものや、蓋が2段階になっていて開けやすいスープジャーが増えています。
こういった、蓋に工夫がされているスープジャーを買うのがおすすめです。
逆に避けた方がいいものは、本体と蓋がツルツルしているものです。
ツルツルして摩擦が少ないものは開けにくいので、事前にどういった素材・形なのか確認しましょう。
蓋や本体にギザギザがあるものが、開けやすいですね。
再加熱ができるフードジャーを使う
保温機能があるものは、食べ物を熱々で入れなくてはいけないですよね。
そこで、電子レンジで再加熱ができるフードジャーを使えば、熱々で入れる必要がなくなります。
熱々で入れると温度変化が大きくなるので、どうしても内圧の問題が出てくると思われます。
再加熱可能なものを使えば、蓋が開かないリスクが軽減できるでしょう。
さらに、食器洗い機に入れられるものが多かったり、保温機能がない分、重さも軽くなります。再加熱可能なもののほうが、メリットが多く便利かもしれません。
職場や学校で電子レンジを使えるという人は、検討してみてください。
シリコン製のオープナーを持っておく
シリコン製オープナーを一つ持っておくと、瓶が開かない場合などにも使えていいですよね。鍋敷きにもなるものが便利です。
スープジャーを使っていて、毎回蓋が開けづらいと思ったら、オープナーを購入してはどうでしょうか。
スープジャーの蓋が開かないときの対策まとめ
蓋が開かないときは、これらを試してみましょう。
- 内圧を抜く方法がないか確認(説明書を見る)
- マウスパッドを使う
- ゴム手袋を使う
- ぬれたタオルやハンカチを使う
- 男性に頼んでみる
やってはいけないこと
- 加熱する
- 開けるのをあきらめて長期間放置する
どうしても開かなければ、メーカーに問い合わせましょう。
いかがだったでしょうか。
これからスープジャーの購入をしようとしている方は、ぜひ蓋の開けやすさにも注目してください。
蓋が開かない問題を解決して、便利なスープジャーを使いこなしましょう!