料理の悩み

なめこはそのまま食べちゃだめ!【湯通し1分の下処理でOK】

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なめこってそのまま食べた方がおいしいって聞いたけどほんとかな?
茹でるのもめんどくさいし、そのまま和え物に使えば、簡単だし楽だな!

ちょっと待ってください!そのままのなめこは危険です!お腹を壊したり、下痢をしてしまうかもしれませんよ!!

スーパーに売ってる真空パックに入ったなめこ。

日々の料理にそのままポーン!と使えたら便利ですよね。

でも待ってください。

真空パックに入って売られているなめこは生なんです。

生のなめこは、食べると食中毒の可能性もあり、危険なんです。

えっ!?食中毒!?怖い!!どうしたら安全に食べられるの?

大丈夫!沸騰したお湯で1分ほど加熱すれば、心配ありません!

他のキノコとちょっと違うなめこ。扱い方もちょっと迷いますよね。

なめこを安全に、おいしく食べるには、

必ず加熱をする。
鮮度のいいうちに食べる。

ということが大事なんです。

この記事では、

  • なめこはそのまま食べちゃだめな理由
  • なめこの下処理方法

を詳しくご紹介します。

なめこを正しく知って、安全においしく食べちゃいましょう!

※スーパーでのなめこは、真空パック入りのなめこ、足つきの株とりなめこ、がよく販売されておりますが、この記事では真空パック入りのなめこの事について書かせていただいています。

なめこはそのまま食べちゃだめ!

なめこはそのまま、生で食べられません。
食中毒を起こす可能性があるから。

です。

お恥ずかしい話ですが、筆者は真空パックのなめこを「茹でてからパッキングしてある物だ。」

と勘違いしていたため、この事実を知って、本当に危険な思い違いをしていたんだとびっくりしました。

(めんどくさがりが幸いして、いままでなめこの利用法が味噌汁しか思いつかなかったため、食中毒は奇跡的におきていません。)

中には、

「キノコは生で食べた方がおいしい。」

「洗ったり火を通すと風味や食感が損なわれるからしない方がいい。」

と考える人もいるようですが、

食用のキノコでも、生の状態で食べたり、一度に大量に食べると食中毒になるものがあるので注意する。

引用元:東京都福祉保健局 食品衛生の窓 キノコ食中毒

このように、なめこもそのまま生で食べると、食中毒を起こす可能性があるので絶対食べてはいけません!



なめこの下処理方法【湯通し1分でOK】

 

なめこの下処理は

  • 洗う
  • 湯通し

の2つで完了します。

ひとつずつ詳しく見ていきましょう。

洗ってから調理する

なめこは洗ってから調理する方がいいです!

理由は、

  • 酸っぱい匂いが気にならなくなる。
  • おがくずなどのゴミが付いているかもしれない。

といった事があるからです。

他のキノコと違って、なめこは1つ1つを布で拭いたり、軽くはたいて汚れを落とすことができませんよね。

そのため、水で軽く洗いましょう。

ただ、あまりごしごし洗わない方がいいです。

なめこのぬめりにも栄養があります。落としすぎないよう、なめこをざるに入れて流水ですすぐくらいがいいでしょう。

袋を開けたときに、すこーし香る程度の酸っぱい匂いは、乳酸菌によるものです。出荷の時に水洗いをするため、発酵して匂いが出てしまうのだそう。

おがくずは、なめこの栽培に使われる事が多いため、入ってしまうことがあるようです。

湯通しする

なめこを安全に食べるために必要な加熱時間は
沸騰したお湯で、1分間です。

なめこは火が通りやすいので、さっと熱が通ります。

短時間の加熱で良いので、食感も悪くなりませんし、鮮度の良いなめこなら、ぬめりもしっかり出てきます。

和え物にするときも、茹でて水で冷やしてから和えるといいです。

茹でた後は、あまりザブザブ洗ってしまうとぬめりがなくなってしまいますのでそっと優しくお願いします。

レンジや、湯通しでも大丈夫という情報もありましたが、加熱ムラが心配なので、筆者はおすすめしません。

確実にまんべんなく加熱をするのなら、茹でた方が安心です。



なめこの賞味期限

なめこの賞味期限は、未開封の場合3日~7日程度です。

開封した物は、できるだけ早く使い切りましょう。

しかしこれは、正しい保存状態で保存した場合のことなので、もしも冷蔵庫に入れ忘れてしまった時などは、注意が必要です。

真空パックなめこの賞味期限がどこにもなくて焦った事、ありませんか?

筆者は、よくありました。

買ってきたけどうっかりなめこの存在を忘れていて、「うわっ!いつまでだっけ!?」と焦り、

慌ててまだ食べられるかなと賞味期限を探すも、「賞味期限が書いてない…。なんで…。」と絶望しました。

実はなめこは他の生野菜と同じように扱われるため、パッケージに賞味期限が書いてないそうなんです。

そこで!

使う前に、しっかり目で見て、匂いを嗅いで判断しましょう。

見分け方のポイント5つ

  1. 変な匂いがしないか
  2. ドロッとしていないか
  3. 形が崩れていないか
  4. 黒く変色していないか
  5. 泡立っていないか

(変な匂いというのは明らかに強い異常な臭いのことです。ほんのり酸っぱい匂いがするものは、乳酸菌のせいかと思われますので、問題ありません。)

このような様子が1つでもみられたら、残念ながら食べない方が良いと思われます。

そっとさよならする事をおすすめします…。



なめこの保存場所

なめこは野菜室ではなく、より温度の低い冷蔵庫やチルド室の保存の方が良いようです。
他のキノコに比べ、水分が多く、傷みやすいキノコなので、温度の管理はしっかりしましょう。

そしてなんと、なめこも冷凍できるって知っていますか?

買ってきた袋のまま、冷凍できるみたいなので、傷む前に冷凍しちゃうのも便利ですよね。

当日使わない、使う予定がないときは、そのまま冷凍庫に入れちゃいましょう。

半分に折ってそのまま冷凍すれば、少量ずつ使えて便利ですね!

水を通せば簡単に解凍できるので、洗うこともできますし、そのままお味噌汁に入れてしまってもいいかもしれません。

もちろん、ジップロックなどの保存袋に移し替えて、空気を抜いて冷凍することもできます。

冷凍保存できる期間は、風味を損なわないうちに使いましょう。

目安になる期間は約1ヶ月です。



なめこに期待できる効果効能

なめこを食べると、

  • 胃腸の調子を整える
  • 便秘の解消になる
  • 風邪を引きにくくする
  • 美肌、疲労回復

などの効果が期待できます。

そして、1パック(100gあたり)15キロカロリーしかないので、とっても低カロリーです。ダイエットにももってこいですね。

なめこは身体の中から元気で、きれいになれちゃう、嬉しい食材ですね!

ただ、洗いすぎたり、熱湯で茹でると、ゆで汁に栄養が溶け出てしまうことがあります。

そこで、なめこの栄養をまるっと余すことなくいただくには、

なめこ汁やあんかけなど、ゆで汁ごと全部食べられるような料理にするといいでしょう。

炊き込みご飯などもいいかもしれません。

早速今日のお夕飯にいかがですか?



まとめ

  • なめこは生で食べちゃダメ!
  • 下処理は洗って1分湯通しすればOK!

なめこは生で食べることはできません。

でも、サッと洗って短時間加熱をする、賞味期限、保存場所に気をつける。

など、ほんの少しの事でおいしく安全に食べられます。

キノコが好きで、風味、食感など、しっかり楽しみたい方は特に、鮮度にこだわって調理してみてください!