家事の悩み

木の皿が白くなるのはどうして?考えられる原因3つと簡単にできるお手入れ方法

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木の皿がなんだか白くなっちゃった。もしかしてカビ!? 捨てちゃった方がいいかなぁ?
ちょっと待ってください!

木の皿が白くなる原因は

・白カビが生えた

・油分が抜けて乾燥しているから

・細かい傷が付いている

この3つが考えられるんです!

簡単なお手入れをすれば、また使えるようになるかもしれませんよ。

でも、もしもカビだとしたら…カビが生えた物を使って大丈夫なの?乾燥や傷のせいで白くなった物はどうやったら綺麗になるの?
白カビであれば、簡単に落とせます。殺菌すれば大丈夫!乾燥も傷もやすりをかけて油を塗るだけで、びっくりするほど綺麗になるんですよ。

 

この記事では、

  • 木の皿が白くなる原因3つ
  • 木の皿を綺麗にする方法
  • 手入れを最小限にするには

をご説明します。

準備も、やり方もとても簡単。

10分もかからずピカピカにできちゃいますよ!

ぜひやってみてくださいね。

木の皿が白くなる原因

木の皿が白くなってしまう原因は、

  • 白カビが生えた
  • 油分が抜けて乾燥している
  • 細かい傷が付いている

この3つが原因です。

1つずつ見ていきましょう。

白カビが生えた

白くなってしまった原因は白カビかも…。

食器にカビが生えること、実はあるそうです。

カビは湿度が高いところなら、どこにでも生える可能性があります。
木の皿は本体が木から作られているため、皿内部に水を含みやすく、普通の食器よりもカビが生えやすいのです。

でも安心してください。白カビならすぐに落とせます。
白カビは表面に付いているだけの物なので、アルコール度数の高いアルコールスプレーで除菌することができます。

アルコール度数は70~80%以上の物を選ぶとよいでしょう。

食器にも使えるパストリーゼがおすすめです。アルコール度数も77%と高く、食品にも使えるほどの安全性の高い物です。

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直接吹きかけず、キッチンペーパーなどに染みこませてからカビの生えた部分を拭き取り、除菌しましょう。

食器に付いた白カビは、70~80%以上のアルコール度数の高い物で除菌できる。

油分が抜けて乾燥しているから

木の皿本体の油分が抜けて、乾燥のため白くなっている。

次に考えられる原因は、乾燥です。
木の皿含め木製食器には塗装がされています。

塗装の種類はいくつかありますが、ほとんどのものがラッカー塗料、ウレタン塗料といった塗料で塗装されています。

塗料によって、外側からの水や油が染みこむのを防いだり、木材自体を守っているわけですが、熱が加わったり、洗剤で洗ったりしていくうちに徐々に効果が薄れていってしまいます。結果、木材内部の油分もだんだん抜けていき、乾燥して白くなる…というわけです。

油で保湿をしてあげると簡単に綺麗になります。

塗装が弱まり、乾燥して白くなってしまった物は油で保湿をすると状態が良くなる。

細かい傷が付いている

細かい傷が白くなって見える。

食べ物を置いたり、箸やフォークが当たったり、日々使っていくと、どうしても傷が付いてしまいます。

お皿をよく見てみてください。細かい傷が付いたり、ガサガサしていませんか?
実はこれも、塗装が剥がれたり、塗料が薄まったりして起こってしまう現象です。

ガサガサや、細かい傷はやすりを使ってけずり、油を補充してあげましょう。

細かい傷はやすりで削って、油で保湿する!

漆塗り、カラー塗装してあるような食器類はお手入れ方法が異なります。
やすりをかけることで塗装がはげてしまったり、新しい傷ができてしまうかも知れませんので気をつけてください!!
製造元がわかる場合は、そちらで正しいお手入れ方法を聞くことをおすすめします。



木の皿を綺麗にする方法

筆者も家にある木製の食器を実際にお手入れしてみました。

用意するもの

用意する物は、こちらの3つです。

  • 食用油
  • やすり(400番以上のもの)
  • キッチンペーパー

使っている道具について、筆者の体験談を交えて詳しくご説明します。

油について

食器として使う場合が多いと思いますので、食用の油を使えば安心です。
お家にある油で十分綺麗になります。

ただ、油によって乾く時間に差がありますので、しっかり時間をおいて中まで油を染みこませましょう。

筆者は家にあるオリーブオイル、キャノーラ油、ごま油でやってみました。

結果…。

オリーブオイルが1番良かったです。

キャノーラ油でも十分綺麗になりました。

問題はごま油…。

ちょっとこれはやめた方が良いです。

塗ってる時から、ごま油の香りが強すぎてキツい(笑)です。

乾きも遅くて、少し後悔してしまうレベルでした。なぜ試してしまったんだ…!

みなさん、1番のおすすめ食用油はオリーブオイルです!!!

やすりについて

やすりは「番手」という目の荒さを表す番号で売られています。

あまり荒いもので削ってしまうと、新しい傷を作ってしまうかもしれません。
そのため、400番以上の目の細かい物を選びましょう。

筆者はホームセンターで購入してきました!
削ると結構白くなりますので、だいじょうぶかな??と不安になります。

「ちょっと高価なお皿だし…。」

「表面の細工が削り取れたら嫌だな…。」

削ることに少しでも不安がある場合、まずは油を塗って保湿してみるだけにしてくださいね。

キッチンペーパーについて

キッチンペーパーは、お料理の時に使う物です。
いらない布などでもいいと思います。ある物でやってみてみてください。



作業手順

木の皿を綺麗にする方法

1.ガサガサしているところ、細かい傷をやすりで削り取る。

2.油をキッチンペーパーにつけ、薄くまんべんなく塗り込む。

3.しっかり乾燥させる。

手順1.ガサガサしているところ、細かい傷をやすりで削り取る。

縁が白っぽくなっているので縁の部分と…。

側面の部分がガサガサだったのでその辺を中心に、削りました。

手順2.油をキッチンペーパーにつけ、塗り込む。

キッチンペーパーに油をつけて全体的に薄く、まんべんなく塗ります。

この時点で、ツヤツヤになってきて綺麗~。

塗りすぎはベタベタするので、1度につけすぎないように…。

油が付いても大丈夫な場所で行ってくださいね。

 

手順3.しっかり乾燥させる。

塗り終わったら乾くまで放置します。

完全に乾くまで、オリーブオイルなら2~30分でした!

BEFOREです。

AFTERです。

傷のあった所も…

こんなにツヤツヤになりました!!!



手入れを最小限にするには

木の皿含め、木製製品はどうしてもお手入れが必要になります。

でもできるだけ綺麗に保ち、お手入れする回数も少なくしたいですよね。

毎日の使い方を大事にすれば、綺麗は長持ちします。

普段やっている事かも知れませんが、知らなかったことがあればぜひ参考にしてくださいね。

電子レンジで使用しない。

レンジで使うと、木材の中の水分が膨張し、食器が割れたり、ひびが入る可能性があります。
チンしないようにしましょう。

冷蔵庫にいれない。

冷蔵庫内も温度が低く、乾燥しているので冷蔵庫内にいれてはいけません。
割れてしまう原因になります。

食洗機を使わない

洗う時は、食洗機を使わないようにしましょう。
木は熱に弱いので、食洗機の熱風で変形したり、ひび割れてしまう恐れがあります。
(食洗機対応の食器もありますが、あまり使用しない方がいいです。)

水につけっぱなしにしない

木の食器は使ったら水につけっぱなしにせず、すぐに洗いましょう。
なるべくすぐに水気をふきとり、完全に乾かしてください。

風通しの良いところで保管する

保管場所は、風通しの良い場所にしましょう。
水気が完全にとれていないとカビが生えてしまったり、腐ってしまうかもしれません。

もしもカビてしまった、腐ってしまった場合

白カビの場合は、上記の通り、アルコール度数の高いスプレーを使ってカビを拭き取り、除菌しましょう。

黒カビの場合は、やすりで削り、除菌をしましょう。どうしても黒いカビが取れない…。腐ってしまっている…。そんな時は残念ですが、諦めましょう…。



まとめ

木の皿が白くなる原因3つ。

①白カビが原因。
→高いアルコール度数のスプレーで、拭き取り、除菌する。

②油分が抜けて乾燥している。
→油を塗って油分を足してあげる。
食用の油でOK!オリーブオイルがおすすめ。

③細かい傷が付いている
→400番以上の目のこまかいやすりで削りましょう。

木の皿を綺麗にする方法

  • やすりで削り、油を塗って乾かす!

手入れを最小限にするには

  • 電子レンジ、冷蔵庫、食洗機を使わない。
  • 水につけっぱなしにしない。
  • 風通しの良いところで保管する。

もしもカビたり、腐ってしまったら。
→ヤスリで削り取る、アルコール度数の高い物で除菌する、
またはあきらめる。

でした。
ちょっと手間はかかるけれど、木の食器は雰囲気もあって素敵ですよね。
もう一度綺麗に復活させれば、愛着もわいてくるはず。
ぜひ綺麗にして、大切に長く使ってくださいね。