料理の悩み

たけのこの水煮の白い粉はカビ?【食べられるけど気持ち悪かったら取っちゃおう】

当サイトにはプロモーション広告が含まれております。

たけのこの水煮の中に白い粉みたいな物がある。何だろう。洗って流した方がいいの?食べても大丈夫なのかな?

たけのこの水煮を包丁で半分に切ったとき。

中に白い粉のような、白いつぶつぶのような、白い塊のような、白い物がたけのこの中に付いていたらそれは、たけのこ自体の成分チロシンです。

このチロシンという物は、栄養もあり、食べても大丈夫な物です。

でもちょっと…。食べても大丈夫とはいえ、抵抗があるなあ。取り除いちゃってもいいかなあ?

確かに…。

物によりますが、中にはびっちり付いている時もあり、本当に食べても大丈夫なのか不安になりますよね。

結論は取り除いてしまっても大丈夫です。

なぜなら、たけのこにはチロシン以外にもちゃんと栄養はあるからです!

簡単に取り除く方法と、取り除かなくてもチロシンを気にしないで済む調理法も合わせてご紹介していきたいと思います。

この記事は、

  • たけのこの水煮についている白い粉は食べれる
  • 白い粉の取り除き方
  • 白い粉が気にならない調理方法

について詳しくお伝えしていきたいと思います。

白い粉、チロシンの事をよく知って、水煮のたけのこをおいしく食べましょう!

たけのこの水煮についている白い粉はチロシン

たけのこの水煮を切ったときに間に挟まっている白い粉のような物はチロシンという物です。

これは冒頭でも表記しましたが、パッケージ裏に記載されていることが多いと思います。

筆者が購入したこちらのたけのこ水煮にもちゃんと大きな文字で、チロシンであること、食べても大丈夫な物ですと書いてありました。

では、チロシンってどんなものなのでしょうか?

チロシンは食べても大丈夫?

食べても大丈夫です。

チロシンはたけのこ自体の成分で、たけのこを茹でたときにたけのこ本体から流れ出し、冷めて白く結晶化してしまったものだからです。

チロシンは、アミノ酸の一種です。

脳や神経の働きを活発にしてくれる効果があり、

  • 記憶力・集中力を高める
  • ストレスの緩和
  • 老化防止
  • 疲労回復

など、見てみるとなかなかに魅力的な成分であることがわかります。

他の野菜にはわらびや、落花生、えだまめなどにも多く含まれているようです。

参考:文部科学省・食品データベース 食品成分表ランキングより

でも、ちょっと自然の物と思えないほどの白い塊が入っていたりしてびっくりしてしまいますよね。

チロシン以外にも水煮のたけのこに栄養はある

でも…チロシンを洗い流してしまったら、水煮のたけのこに栄養は残っているの?

そこで、水煮のたけのこの成分をチロシン以外に何があるのか調べてみました。

  • 食物繊維が豊富な為、便秘解消、大腸がんの予防に効果的。
  • 血糖値の上昇を抑える。
  • コレステロールの吸収を抑える。
  • ナトリウムを体外に排出してくれる。
  • カリウムが豊富でむくみを解消してくれる。

なんとこんなに沢山ありました!

もし白い粉が嫌で、チロシンを取り除いてしまっても、その他の栄養がこれだけあれば嬉しいですよね。



チロシンの簡単な取り除き方2つ

では、チロシンは栄養があるのに取り除いてしまってもいいのでしょうか?

私はもちろん、いいと思います。

栄養があるとはいえチロシンがぎっちり詰まっていては、歯触りや、見た目もよくないからです。

実際に筆者は水煮たけのこを「たけのこご飯」にしてみたのですが、見事にチロシンをほぼそのまま食べることになり、あまり気分は良くありませんでした。

食べても大丈夫。でも、気になる場合は洗い流してしまってもいいでしょう。

加熱することでチロシンが溶けてなくなるのかなと思っていたのですが、私が炊飯器で炊き込んだ炊き込みご飯には、しっかりチロシンが残ってしまいました…。

チロシン自体に味は感じなかったのでホッとしましたが、ちょっと意識してしまい、食べにくくて困りました。

ここでは、チロシンのとり除き方を2つ解説します。

①水で洗い流す

一番簡単な取り除き方は調理前に水で洗い流す方法です。

流水ですすぎながら、指をたけのこの隙間に入れてポロポロとかき出しましょう。

たけのこを指で傷つけたくない場合は、爪楊枝など細い物で削り取るのもいいでしょう。

②適度な大きさに切ってから茹でる

調理前に、水煮を更に下茹でする方法です。

鍋にお湯を沸かし、たけのこを適度な大きさに切ってから茹でましょう。

チロシン自体はなかなか溶けないので、菜箸などでたけのこを揺らしながら、隙間から落とすようにするとスルッと取れるはずです。

実際に私も下茹でしてみましたが、10分ほど茹でてもチロシンが完全に溶けてなくなることはなかったです。

炒めてみてもチロシンは残っていましたので、加熱してもチロシンはなかなか消えないようです。



チロシンが気にならない調理法3選

チロシンも栄養がありますから、食べるに越したことはありません。

簡単とは言え、下処理をするのって面倒くさいですよね。

そこで、取り除かなくてもチロシンの存在が気にならない調理法を考えてみました。

①味付けの濃い炒め物に使う。

中華の炒め物のように、味付けが濃い炒め物にしてしまうとあまり気になりません。

甜麺醤やオイスターソースのように、どろりとした調味料・野菜のたくさん入っている炒め物なら、チロシンも紛れて、そこまで気にせずにおいしく食べることができると思います。

②衣をつける

天ぷらや、唐揚げのように衣を付けて見えなくしてしまえば気になりません。

見た目はもちろん、食感も衣のザクザクで気になりません。

③煮物にする

下茹での時のように水流でたけのこを揺らし、調理中にチロシンを落とす作戦です。

わざわざ最初に苦労して取り除かなくても、茹でる調理法にすればチロシンは勝手に本体から落ちてくれるという画期的な方法です。



たけのこ水煮の保存方法

たけのこ水煮内の白い粉はほぼチロシンであると言い切れます。

しかし、ネット上に沢山載っていた画像の中には、乾燥してカサカサになり、まわりに白い粉が付いているように見える物も見つけました。

保存の方法によると思いますが、ちょっと時間が経ってしまっているのか…あまり新鮮なようには見えませんでした。

これは…チロシン???カビ??
素人の筆者はこのようなたけのこでも安心して食べられますよとは言い切れません…。

その為、使い切れずあまった水煮たけのこの正しい保存方法もご紹介したいと思います。

水につけて保存

一週間程度で食べきれるようなら、タッパーなどに水をはり、そこに水煮を浸して保存しておきましょう。

水煮ですから、水に浸けておけば乾燥しませんね!

ずっと同じ水では腐りやすくなってしまうので、毎日水を替えてなるべく早く食べきりましょう。

冷凍保存

冷凍保存もできます。

薄切りにして、水気を切り、保存袋に入れて冷凍しましょう。

冷凍することで食感が悪くなってしまうため、だし汁に浸して冷凍し、そのまま煮物や炊き込みご飯に使うと良いようですよ(^^)

参考:DELISH KITCHEN たけのこの水煮保存方法 より



まとめ

記事をまとめると…

たけのこの水煮に付いている白い粉はチロシンなので、食べても大丈夫です。

チロシンは脳や神経に作用して、身体に良い効果をもたらしてくれる成分です。

あまりにもびっちり付いていたり、気持ち悪くて嫌だったら取り除いてしまいましょう。

チロシンの簡単な取り除き方は

  • 水で洗い流す
  • 切ってから茹でる

です。

チロシン以外にも、水煮たけのこには栄養があります!

取り除いてしまっても問題ありません。

水煮のたけのこは保存も大事です。

  • 水に浸けて保存する
  • 薄切りにして保存袋に入れて冷凍する

このように保存すれば、カサカサになったり、腐ったりせずおいしく食べきることができますよ。

水煮のたけのこをおいしく気分良く食べられるようになっていただけたら嬉しいです♪