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暑くなってくると何かと口にする機会が増えるアイスクリーム。
パッケージに「ラクトアイス」と書いてあるのもよく見かけますが、それが危険だと聞くと、不安になりますよね。
見た目や価格だけでなく、安全性も重視して選びたいものです。
「ラクトアイスが危険」というのは本当なのでしょうか?
結論から言うと、「ラクトアイスは危険」でした。
理由は植物油脂の含有量が多いからです。
ラクトアイスと同じく、植物油脂を含むアイスミルクも危険だと言えます。
理由を詳しくみてみましょう。
この記事では
- ラクトアイスが危険な理由
- アイスの種類について
- どんなアイスが体に優しいの?
- 簡単手作りアイスレシピ
についてまとめました。
できるだけ安全で体に優しいアイスを選びたいですよね。
それではアイスの種類別にみてみましょう。
ラクトアイスの何が危険なの?植物油脂が危ない!
ラクトアイスが危険な理由をまとめてみました。
- ラクトアイスに含まれる植物油脂が危険
- ラクトアイスには添加物が多い
- ラクトアイスは太りやすい
ラクトアイスの植物油脂が危険
ラクトアイスと一部のアイスミルクには、乳脂肪の代わりに植物油脂がたくさん含まれています。その植物油脂が危険なのです。
植物油脂は、主に「アブラヤシ」の実からとれるパーム油が使われています。
パーム油には「安くておいしい」という特徴がありますが、一方で「危険な食品添加物が含まれている」とも言われています。
具体的には、パーム油に含まれる酸化防止剤が危険だと言われており、動物実験では発がん性も認められたそうです。
これらのことから、ラクトアイスに含まれる植物油脂の安全性には不安が残ります。
ラクトアイスにトランス脂肪酸は入っていない!
トランス脂肪酸は、菜種油などの植物油に水素を添加することで発生しますが、ラクトアイスに入っていないことは農水省でも確認されています。
トランス脂肪酸は悪玉コレステロールを増やし、善玉コレステロールを減らします。動脈硬化の一因になり、心疾患のリスクを増やすことが示されています。
トランス脂肪酸の摂取と健康への影響:農林水産省 (maff.go.jp)
ラクトアイスには添加物が多い
ラクトアイスは乳成分が少ないので、ミルク風味を補うために安定剤や乳化剤などの添加物が多く使われています。
・安定剤(増粘多糖類など)
安全性が確認できていない成分もいくつかあります。
カラギナン…胃潰瘍や発がん性、潰瘍性大腸炎の原因になります。
トラガントガムやファーセレラン…動物実験で発がん性が認められています。
キサンタンガム…トウモロコシや大豆の細菌による発酵で生まれます。
ですので、原料の遺伝子組み換え作物が心配です。
・乳化剤(レシチン、ポリソルベート類)
レシチン…大豆やアブラナ、卵黄から抽出したものです。
大豆レシチンは、アレルギー反応が起きる場合があります。また遺伝子組換えの
大豆を使用していることも心配です。
ポリソルベート類…発がん性、潰瘍性大腸炎などの腸炎の原因になります。
また、染色体に異常をもたらすと指摘されています。
原材料名を見ても、安定剤や乳化剤としか書かれていません。
消費者はどんな添加物が使われているのか知ることはできません。
添加物は天然由来のものも多いですが、必ずしも安全とは言えないでしょう。
できるかぎり、危険な成分を使用した食品を避けたいですよね。
ラクトアイスは太りやすい
ラクトアイスは安くて量が多いです。
味も、乳脂肪が少ないのでアイスクリームよりさっぱりしていて、つい食べすぎてしまします。
また、植物油脂の添加が禁止されているアイスクリームより、ラクトアイスの方がバラエティ豊富です。コーンやチョコレートなど、さらにカロリーが高くなりがちです。
ラクトアイスより、濃厚なアイスクリームの方が少しの量で満足できるでしょう。
アイスクリーム類の種類は4種類
いわゆる「アイス」は食品衛生法に基づき、成分によって4種類に分類されます。
成分である乳固形分や乳脂肪分の率によって分けられます。
乳固形分とは、乳製品の中の水分以外の部分のこと。
乳固形分=乳製品-水分
乳固形分は更に牛乳の脂肪分と栄養分に分けられます。
乳固形分=無脂乳固形分+乳脂肪分
無脂乳固形分…脱脂粉乳など。たんぱく質、炭水化物、ミネラル、ビタミンなどの栄養が含まれています。
乳脂肪分…バターやクリームなど。
種類別アイスクリームとは
乳固形分15%以上で、そのうちの乳脂肪分が8%以上入っているもの。
乳固形分(乳製品のうまみや栄養分)が多いことで、ミルク感がより強く出ています。
アイスクリームには乳脂肪分以外の食用油脂の添加が禁止されています。
種類別アイスミルクとは
乳固形分10%以上で、そのうち乳脂肪分が3%以上入っているもの。
乳脂肪分がアイスクリームより少ないので、植物油脂が加えられている製品もあります。
種類別ラクトアイスとは
乳固形分が3%以上入っているもの。乳脂肪分の基準はありません。
乳脂肪分が少ないので、それを補うために植物油脂が多く使われています。
ですのでミルクの風味が抑え気味です。
乳脂肪分の表記がないものがほとんどです。つまり3%未満か、ほとんど入っていないと思われます。
種類別氷菓とは
乳固形分が3%未満のもの。
乳固形分はほとんど入っていません。
- 気泡を含めないで凍結させたもの(代表例:アイスキャンディ)
- 気泡を含めて凍結させたもの(代表例:アイスシャーベット)
があります。
《氷菓》とは、水、牛乳等の液体食品又はこれらの混合物に小豆、澱粉、果汁、果実、砂糖、蜜等の食品又は着色料、香料等の添加物を混和し、固形態に凍結させたもので、乳固形分3.0%未満のものをいいます。
大阪検疫所食品監視課のホームページより
体に優しいアイスはどれ?
体に優しいのはアイスクリームと氷菓
全ての製品を比較したわけではないのですが、やはり植物油脂の入っていない種類別アイスクリーム・種類別氷菓が体に優しいと言えそうです。
中でも添加物の少ないシンプルな物が良いですね。
種類別アイスクリームでも種類によっては、添加物が多くなったり、チョコレートコーチングに植物油脂が使われていたりします。
バニラ味はシンプルでおすすめです。
市販アイスで体に優しいものはどれ?
ではどのアイスが体に優しいのでしょうか?
市販されている代表的なアイスの成分を比較してみましょう。
比較したのは以下の7種類です。
種類別アイスクリーム
1.ハーゲンダッツ(バニラ)
無脂乳固形分:10.0%
乳脂肪分:15.0%
卵脂肪分:0.8%
原材料名:クリーム(生乳(北海道))、脱脂濃縮乳、砂糖、卵黄/バニラ香料、(一部に乳成分・卵を含む)
容量 | エネルギー | たんぱく質 | 脂質 | 炭水化物 | 食塩相当量 |
110㎖ | 244kcal | 4.6g | 16.3g | 19.9g | 0.1g |
2.MOW(バニラ)
無脂乳固形分:9.0%
乳脂肪分:8.0%
卵脂肪分:0.7%
原材料名:乳製品、水あめ、砂糖、卵黄、カラメルシロップ(砂糖、水あめ)/香料、(一部に卵・乳成分を含む)
容量 | エネルギー | たんぱく質 | 脂質 | 炭水化物 | 食塩相当量 |
140㎖ | 225kcal | 4.3g | 10.2g | 28.9g | 0.12g |
種類別アイスミルク
3.雪見だいふく(バニラ)
無脂乳固形分:10.0%
乳脂肪分:3.0%
植物性脂肪分:10.0%
原材料名:砂糖、水あめ、もち米粉、乳製品、植物油脂、でん粉、乾燥卵白(卵を含む)、デキストリン、ローストシュガーシロップ、食塩/乳化剤、安定剤(増粘多糖類)、加工でん粉、香料、着色料(クチナシ、アナトー)
容量 | エネルギー | たんぱく質 | 脂質 | 炭水化物 | 食塩相当量 |
94㎖ | 164kcal | 2.0g | 5.6g | 26.4g | 0.088g |
4.エッセルスーパーカップ(超バニラ)
無脂乳固形分:8.5%
植物性脂肪分:13.0%
卵黄脂肪分:0.5%
原材料名:乳製品、植物油脂、砂糖、水あめ、卵黄、ぶどう糖果糖液糖、食塩/香料、アナトー色素、(一部に卵・乳成分を含む)
容量 | エネルギー | たんぱく質 | 脂質 | 炭水化物 | 食塩相当量 |
200㎖ | 374kcal | 5.6g | 23.4g | 35.3g | 0.22g |
5.爽(バニラ)
無脂乳固形分:5.3%
植物性脂肪分:6.6%
卵脂肪分:0.1%
原材料名:砂糖(外国製造、国内製造)、植物油脂、乳製品、果糖、卵黄(卵を含む)、乳等を主要原料とする食品、デキストリン、食塩/乳化剤、安定剤(増粘多糖類)、香料、アナトー色素
容量 | エネルギー | たんぱく質 | 脂質 | 炭水化物 | 食塩相当量 |
190㎖ | 230kcal | 3.2g | 11.4g | 28.6g | 0.18g |
種類別氷菓
6.ガリガリ君ソーダ味
原材料名:異性化液糖、砂糖、りんご果汁、ぶどう糖、ライム果汁、水飴、リキュール、食塩、香料、安定剤(ペク チン)、着色料(スピルリナ青、クチナシ、ベニバナ黄)、酸味料
容量 | エネルギー | たんぱく質 | 脂質 | 炭水化物 | 食塩相当量 |
105㎖ | 64kcal | 0g | 0g | 16.9g | 0.04g |
7.井村屋あずきバー
原材料名:砂糖(国内製造)、小豆、水あめ、コーンスターチ、食塩
容量 | エネルギー | たんぱく質 | 脂質 | 炭水化物 (糖分) |
ナトリウム |
65㎖ | 110kcal | 2.00g | 0.30g | 24.80g(24.80g) | 35㎎ |
以上7種類のアイスを比較してみた結果、
体に優しいアイス
- 種類別アイスクリーム…ハーゲンダッツバニラ味
- 種類別氷菓…あずきバー
上記の2製品が良さそうです。
探してみたら他にも良いものが見つかるかもしれませんね。
そして、こんなものもありました。
やはり、ラクトアイスに含まれる植物油脂の量は他の種類別に比べて多いです。
気を付けたいところです。
簡単!手作りアイスレシピもご紹介
ここでは簡単に作れるレシピをご紹介します。
アボカドチョコアイス
「森のバター」「バターフルーツ」と呼ばれる、脂肪分が豊富アボカドを使ったレシピです。
材料
- アボカド1個
- ココアパウダー大さじ5
- 生クリーム(なければ牛乳でも)100ml
- メープルシロップ(またははちみつ)大さじ2
作り方
- アボカドの皮と種を取り、他の全ての材料と一緒にジップバッグに入れて潰す。
- 冷凍庫で冷やし、1時間毎に取り出して柔らかくなるように潰す。
- クリーミーになれば出来上がり。フルーツやナッツのトッピングもOK。
豆乳バナナアイス
栄養豊富で手に入りやすいバナナを使ったヘルシーアイスです。
材料
- バナナ1本
- 豆乳200cc
- 蜂蜜大さじ1
- 塩少々
作り方
- 小さく切ったバナナ、豆乳、蜂蜜、塩をジップバッグに入れて潰す。
- 冷凍庫で冷やし、1時間毎に取り出して潰す。
- 何度か繰り返し、滑らかになれば完成。チョコのトッピングも合います。
ヨーグルトアイス
ヨーグルトを使えばシャーベットのようなアイスになりますよ。冷凍フルーツはベリーやマンゴーなど、どれも美味しいです。
材料
- 水切りヨーグルト約200g
- 冷凍フルーツ(何でもOK)約50g
- はちみつ50g
作り方
- 全ての材料をフードプロセッサーに入れてで混ぜる。ハチミツが固まらないようにしっかり混ぜる。
- 大きめの保存容器に流し入れ蓋をする。
- 冷凍庫で冷やし、1時間毎に取りだしてかき混ぜる。
- これを3回くらい繰り返す。
まとめ
いかがでしたか?
ラクトアイスが危険な理由をまとめました。
- ラクトアイスに含まれる植物油脂が危険
- ラクトアイスには添加物が多い
- ラクトアイスは太りやすい
そして体に優しいアイスは
- 植物油脂が入っていないもの
- 添加物が少ないもの
- 味のシンプルなもの
となります。
ラクトアイスは安価で量も多いです。食べすぎに注意が必要です。
そしてバラエティ豊富なので糖質も多くなりがちです。
アイスを買うときには裏を見て、原材料を確認してみてはいかがでしょうか?
子どもにも安心して食べさせられるアイスを選びましょう。