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クーファンは、まだ首の座らない小さな赤ちゃんを安全に、かつ気軽に移動できることから、持ち運べるベビーベッドのような感覚で使っている方も多いのではないでしょうか?
ただ、こんなこと気になったことありませんか?
「クーファンは夜寝かせるのに使っていいのかな…?」
ベビーベッドと同じように寝るところだし、特に問題ないのでは?と思われる方もいるかもしれませんが…答えは×。
クーファンに夜ずっと寝かせるのはNGです。
なぜならクーファンは、あくまで赤ちゃんを一時的に寝せるためのものであり、使用中は窒息などのリスクも考えられるからです。
そう聞くと、「せっかく買ったけど、やっぱりクーファンは必要なかったのか…?」「買っても結局使える場面は少ないのかな」と思ってしまいますが、決してそんなことはありません。
いくつか使用上の注意点はあるものの、クーファンは生まれて間もない赤ちゃんのお世話にはとっても重宝するアイテムなんです!
筆者も娘が生まれた時はクーファンに大変お世話になりました。また、今回この記事を書くにあたって改めて調べてみると、「なるほど、こんな時にも使えたのか!」という発見もありましたよ♪
そこで今回は、
- クーファンは夜寝るときにも使える?
- クーファンのNGな使い方
- クーファンが大活躍するシチュエーションとは
について、ご説明していきたいと思います。
赤ちゃんをクーファンで夜寝かせても大丈夫?
冒頭でもお伝えしましたが、赤ちゃんをクーファンに夜ずっと寝かせるのはNG!
つまり、ベビーベッドの代わりにはなりません。
では、一体なぜダメなのか?
その理由として以下のようなことが挙げられます。
- クーファンのマットは一般的に柔らかい
- 熱がこもりやすい
- 赤ちゃんが動くのには窮屈
- 窒息の危険性
まず基本として知っておきたいのは、赤ちゃんの骨や筋肉は未発達で安定していないので、適度な硬さと弾力のあるマットレスで支えてあげることが必要だということ。
このためベビーベッドのマットレスやベビー布団は大人用よりも硬めにできていますが、クーファンのマットは柔らかめorはじめは硬くてもすぐにへたってしまうものが多く、長時間寝るスペースとしては不向きです。
また、そんなクーファンに長時間寝かせていると、赤ちゃんの身体がマットに沈み込んで熱や汗を逃がしにくくなってしまいます。
そしてもうひとつ注意すべきは、寝返りしない赤ちゃんも何となくモゾモゾ動く&動きたいということ。
狭いクーファンではその動きを止めてしまいますし、動いた拍子にクーファンの縁に顔が当たって口と鼻が塞がったら窒息のリスクもあります。
ですので、クーファンは基本的に昼間、赤ちゃんの変化にすぐ気付けるような場面で使う、ということを心がけてください。
クーファンのNGな使い方
クーファンには夜寝かせること以外にもやってはいけない使い方があります。
ぜひ頭に入れて、クーファンを安全に使いましょう。
寝返りをする赤ちゃんに使う
最近はいろいろなクーファンが出ているので一概には言えませんが、冒頭の写真のようなバスケット型のクーファンなら説明書に生後4か月~半年まで、という記載があるはずです。
その理由は、寝返りすることによって窒息の危険性がより高まるから。
窒息については先ほども触れましたが、寝返りするようになれば身体も大きく、体重も重くなっているはず。ますます動きに勢いがついてくるので、クーファン本体がひっくり返ることも考えられます。
そのため、寝返りをしたことを目安にクーファンは卒業しましょう。
いすやテーブル等の高いところにのせる
まだ寝返りをしない赤ちゃんも手足をバタバタさせたり、顔を振ってみたり…大きな動きではないものの意外とモゾモゾしているものです。
大人はつい作業しやすい高さのあるソファやテーブルなどに乗せたくなりますが、何かの拍子に赤ちゃんが動いて落ちてしまったら大変!
さらにふわふわした厚めのベッドマットレスなども不安定になりやすく危険です。
”クーファンの置き場所は床”ということを徹底しましょう。
チャイルドシート代わりにする
過去に新生児用のチャイルドシートの代わりにクーファンを使い、急ブレーキをかけたはずみで赤ちゃんを乗せたクーファンが転落した、前後のシートとシートの間に挟まって救出が困難になった、というおそろしい事例も報告されています。
ちょっとそこまでの短時間の移動だったりするとつい気が緩みますが、事故はいつ起こるか分かりませんので絶対にやめましょう。
超便利!クーファンが大活躍するシチュエーション
ここまで読んでいると「なんだクーファンって結構使える場面限られちゃうな~」「別になくても大丈夫かも?」と思った方も多いのでは?
確かに、クーファンは必ずしも育児に必要なアイテムではありません。
ただ筆者の経験上、持っていると育児の様々なストレスが軽減されます!
そこでここからはクーファンが活躍するシチュエーションについてご紹介していきたいと思います。
家事をするとき
クーファンが何より便利なのは、簡単に置き場所が移動できる点です。たしかにキャスター付きのベビーベッドなども移動はできますが、二階から一階などの移動は難しいし、キャスターが引っかかったりしてアタフタすることもあるんですよね…。
そんなとき、赤ちゃんをクーファンに寝かせてママと一緒に移動すれば、ママは赤ちゃんが見える範囲でゆっくり家事などが行えますし、安心ですね。
ワンオペ沐浴
沐浴は育児の中でも結構神経をつかう動きなのではないでしょうか?
一人目で、ママもまだ慣れていない時期はなおさらです。
まず脱衣所に行ってタオルを敷いたり準備して、赤ちゃんを連れてきたけど、「あれがないっっ」と気付いてリビングに取りに行って、その間に裸の赤ちゃんが脱衣所で泣いて…とまさに戦争。そんなときクーファンが重宝します。
- 沐浴前にクーファンに着替えとタオルをセット
- 裸にした赤ちゃんをクーファンに寝せてお風呂まで移動
- 沐浴後、敷いたタオルで体を拭き、そのまま保湿
- タオルを抜いて、下にセットしておいた着替えを着せる
何度も赤ちゃんを移動させなくて済むので、ご機嫌ナナメになることも防ぐことができますよ。
ママがお風呂に入るとき
他に見てくれる人がいるときはいいのですが、ママが一人の時は赤ちゃんが寝ている隙を見計らってお風呂に入らなければいけません。
ただ、ほんの数分でも赤ちゃんと離れたところにいるとなると、ママは落ち着きませんよね。そんなとき、赤ちゃんをクーファンに寝かせてお風呂の入り口に置いておけば、赤ちゃんがちょっと泣いたりしたときにすぐに様子を見ることができます。
外出時の居場所として
生まれて間もない赤ちゃんとの外出は気を遣うことがいっぱい。
例えば、パパママの実家やお友達のお家に行ったとき、「赤ちゃんどこに寝かせよう…?」と迷いますよね。座布団を借りたりすることが多いと思いますが、万が一汚れてしまったら…と思うとちょっと考えてしまいます。
そんなとき、家から持って行ったクーファンなら汚れる心配をすることなく、なんならおむつ替えまでできちゃいます。(いまは簡単に洗えるものやコンパクトなタイプもありますよ!)
あとはちょっと近所の公園にレジャーシート敷いてピクニックや、座敷のあるお店での外食にもおすすめ。
上の子がまだ小さいとき
上の子がまだ2~3歳で小さいと、赤ちゃんの寝ている布団の周りを容赦なく走り回ったり…何かの拍子に赤ちゃんを踏んでしまわないか、ママはソワソワですよね。
先ほどご説明した通り、ずっと寝せておくのは避けるべきですが、ママが家事であっちこっち行かないといけない…みたいなときは赤ちゃんをクーファンに寝せて置くのはおすすめです。
クーファンはベビーベッドのようにがっちり柵がついているわけではないので、100%事故が防げるわけではありませんが、それでもお布団で寝ているよりは”赤ちゃんがここにいるよ~”という意識をさせることができるので有効ですよ。
おすすめのクーファン3選
クーファンといえば大きな籐のカゴをイメージされる方が多いのではないでしょうか?
もちろんそれもナチュラルでかわいいのですが、最近はさらにデザイン性・機能性が充実した商品がでているんです。
そこでここからは筆者セレクト!おすすめクーファンについてご紹介します。
PUPPAPUPO クーファン ロープ編み 敷きマット付き
クーファンを使うときに気になるのが”赤ちゃんが窮屈でないか”ということですが、こちらは大きめの作りになっているのでゆったりと寝かせることができます。
ロープ編みがおしゃれでシンプルなので、どんなインテリアのお部屋にも馴染むのも◎。クーファンとしての使用が終わった後は、どんどん増えていくおもちゃをざっくり収納する場所としても重宝しますよ。
フジキ バッグdeクーハン
クーファンは短期間しか使えないというのが、多くの人が購入するか迷うポイントかと思いますが、こちらは枠をフラットにすればお昼寝布団やプレイマットにもなるので長く使うことができ、コスパ抜群です!
また、これなら窒息などの心配もありませんし、添い寝していても赤ちゃんが見えるので安心。
バッグ型にもなるので保育園に持って行ったり、家での収納も場所をとらないのもうれしいですね。
DockATot ベビーベッドデラックス+
「これはクーファンなの?」という声が聞こえてきそうですが、”持ち運びができて赤ちゃんの寝るところ”という意味ではクーファンの一種です。
ただ違うのは、本体そのものがマットなので底が硬めの素材で作られており、安定感があるというところ。これにより、長時間の使用やベッドの上での使用もOKです。(※もちろん安全上の配慮は必要)
また、ママのお腹にいるような寝心地を再現しているので、赤ちゃんがよく寝てくれるということでも話題。赤ちゃんが全く寝てくれないことでお悩みの方は検討してみてもいいかもしれませんね。
まとめ
いかがでしたか?
この記事をまとめると、
- クーファンは夜寝るときには使わない
- 寝返り後、床以外に置く、チャイルドシート代わりにするなどもNG
- ママの家事やお風呂中、赤ちゃんの沐浴や外出等でクーファンは大活躍する!
- いろいろなタイプがあるので購入の際はよく検討して
今回ご紹介したことが、赤ちゃんのお世話をする皆様の参考になればうれしいです♪