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離乳食を開始して数か月、いろいろな食材を取り入れていく過程で
「食べられる果物も増えてきたし、そろそろレモンにも挑戦してみようかな?」
とお考えのママさんもいるのではないでしょうか?
しかし、大人でも生でかじると、その酸味の強さに「クゥ~!!!」と目をつぶってしまうほどのレモン。なんだか明らかに刺激が強そうですよね。
「そんな刺激強そうなレモンを赤ちゃんに食べさせていいの?」
「食べさせるとしたらいつからがいいの?」
「酸っぱいレモンはどうやったら赤ちゃんが食べやすくなるの?」
「アレルギーは大丈夫?」
などなど、いろいろ気になりますよね。
そこで今回は離乳食のレモンについて、ママさんの必見の情報をお伝えします!
離乳食でレモンを食べさせる時期と量
いつから食べさせていいの?
レモンは赤ちゃんがある程度味覚を理解してくる離乳食後期~完了期にあたる生後11か月~1歳から食べさせてよいでしょう。
しかし、人間は本能として酸味の強いものを「マズイものだ!腐ってる!」と判断するようにできています。
食べ物の経験値が少なく、味覚に敏感な赤ちゃんはなおさらですので、嫌がったら無理に与えないようにしましょう。
どれくらいの量を食べさせていいの?
大人でもあまり単体で食べることも少ないと思いますが、赤ちゃんには風味付け程度に少量
が基本です。
以下の表に目安を示しておきますので参考にしてください。
時期 | 目安量 |
離乳食後期(11か月~1歳) | 1~2滴 |
離乳食完了期(1歳~2歳) | 2~3滴 |
幼児食(2歳~3歳) | 3~4滴 |
こんなに少ないんだ…!とびっくりした方もいるのではないでしょうか?
そうなのです。それだけレモンは赤ちゃんには刺激の強い食べ物ということ。
まれに酸味が大好きでもっともっととせがむ赤ちゃんもいるかもしれませんが、上記の量を守りましょう。
また、幼児食に切り替わったり、大人と同じメニューを食べられるようになってからも、量は控えめにしましょうね。
赤ちゃんにレモンはどうやって食べさせたらいいの?
レモンは赤ちゃんにとって刺激の強い食べ物です。
それは味だけではなく、アレルギー反応や胃腸に負担を恐れがあるからです。
レモンを離乳食に取り入れるときは、少量ずつ、ほかの食材と合わせたり、加熱したりして美味しく食べられるように調理することが大切です。
また、赤ちゃんに食べさせる前にママが味見をして、レモンの酸味が立ちすぎていないか、確認しましょう。
以下から、レモンを離乳食に取り入れる方法をご紹介します。
レモンヨーグルト
まずは赤ちゃん用のヨーグルトと混ぜて、徐々に味に慣らしていきましょう。
赤ちゃんヨーグルトの程よい酸味がレモンと似ているので、初めての赤ちゃんでも味に違和感なく食べてやすくなります。作るのもお手軽ですね。
さつまいものレモン煮
さつまいものほっくりした甘味でレモンの酸味がマイルドに。
また加熱することで心配なアレルギーや胃腸への負担も軽減できるというメリットがありますのでこちらも初めてにおすすめ。
りんごジャム
レモンを香りづけ程度に加えたりんごジャムです。
コトコト煮込むので少々時間と手間はかかりますが、作っておくとヨーグルトやパンに添えられて便利です。
レモン汁が変色防止にも一役買っています。
にんじん寒天
野菜がとれちゃう簡単おやつです。
レモンが野菜臭さをさわやかにして食べやすくしてくれます。
幼児食を卒業しても、野菜嫌いのお子様にぜひ。
カッテージチーズ
牛乳※+レモン+塩少々で作ります。
いつものヨーグルトの代わりにリンゴなどと混ぜたり、野菜と合わせてサラダ風にしたり、離乳食のアレンジも広がりますね。
冷凍できるので作り置きにもおすすめ。
※温めた牛乳は離乳食中期から使用可
離乳食中期❁手作りカッテージチーズ by cheeeeeer
赤ちゃんにレモンを食べさせる前に~注意すべき症状~
下痢
レモンは適量なら食べさせても問題ありません。
ただ、赤ちゃんがレモンを食べすぎると下痢をする可能性もあります。
食物繊維の消化に時間がかかる上、酸味成分が胃腸に負担をかけるからです。
赤ちゃんにレモンをあげる時は必ず上記適量を守りましょう。
アレルギー
「レモンアレルギーなんて聞いたことがない」と感じる人もいるでしょう。
たしかに一般的な離乳食の本などにレモンはアレルギーが起こりやすい食品として指定されてはいません。しかし、レモンが原因で赤ちゃんにアレルギー反応が出る可能性は十分にあります。
レモンを食べさせた後は、口腔アレルギー症候群が起きていないか確認しましょう。
口腔アレルギー症候群は、口の回りに腫れやかゆみが起きたり、口の中や喉がイガイガしたりします。
また、ごくまれではありますが、レモンを食べて意識障害や命に危険が及ぶアナフィラキシーショック(=重度のアレルギー症状)を引き起こしたりすることもあります。
いずれも食後約15分後に症状が出るケースが多いです。
そして、レモンは食べなくても接触するだけで発症することもあります。赤み・痒み・かぶれ・発疹・湿疹・しびれなど触れた箇所に皮膚症状がでるのが一般的です。レモンは必ず赤ちゃんの手の届かないところで保管するようにしましょう。
ちなみに、もしレモンでアレルギー反応が出たときは以下の食材にも注意が必要ですよ。
- リンゴ
- 桃
- バナナ
- キウイフルーツ
- ミカンやオレンジなど柑橘類全般
逆に、過去にこれらの食材でアレルギーが出ている場合もレモンを食べさせるのは控えた方がよいでしょう。
これはレモンに限ったことではありませんが、初めての食材を食べさせた日は、食後1~2時間ほど赤ちゃんの様子をチェックしながら過ごし、なにかあったらすぐに受診ができるように診療時間内に食べさせましょうね。
レモンは離乳食に向いているか?
ここまで読んできて「レモンを食べさせるのって結構気を付けることがあるんだな~」とお思いの方がいるのではないでしょうか?
その通り、結論から言いますと、レモンは離乳食には向いている食材ではありません。
なぜなのでしょうか?その理由を2つご紹介します。
酸味が強すぎる
レモンはとても酸味が強い果物ですね。レモンを食べると酸味の成分であるクエン酸が胃の粘膜を刺激し、胃酸の分泌を余分に促します。そのためデリケートな赤ちゃんの胃腸に負担をかけてしまうのです。
消化に時間がかかる
レモンは食物繊維やビタミンCが豊富に含まれるフルーツです。食物繊維やビタミンCは大切な栄養素ですが、赤ちゃんに食べさせると下痢を引き起こす可能性もあります。
レモンはビタミンCが豊富だから赤ちゃんにも食べさせたい!とお考えのママも多いと思いますが、ビタミンCを摂る目的ならいちごや梨などほかのフルーツでも十分です。
上記で説明した通り、食べることで引き起こされるかもしれない体への負担を考えると、積極的に離乳食でレモンを食べさせる必要はないのではないか、と私は思います。
レモンを食べさせるにしても、あくまで赤ちゃんに「こんな酸っぱい味もあるんだよ~」と教えてあげる、というくらいのイメージでいるのがよいでしょう。
まとめ
今回の記事をまとめると…
- 赤ちゃんにレモンを食べさせるのは生後11か月~1歳から
- 量は離乳食後期で1滴から、少量ずつ与えよう
- 必ずほかの食材と合わせて調理しよう
- 食べたあとの下痢やアレルギーに注意
- レモンは離乳食に向いていない食べ物
いかがでしたか?
どんな食べ物にも多少のアレルギーなどのリスクはありますので、あまり神経質になり過ぎるのもよくありません。
しかし、「こんな可能性もあるんだな」くらいに、ママが知っておくことはとても大事なことです。
正しい知識を持って、楽しく離乳食期を乗り越えましょう♪