日常の悩み

ペットロスで「もう飼わない」と絶望した私が立ち直るまでの話

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大切な家族だったペットが亡くなってしまいました。ペットロスで悲しくて、苦しい。もう2度とペットは飼わない方がいいのかな…。

悲しみや喪失感で「二度とペットは飼わない!」と決意してしまったりします。いつも寄り添ってくれたペットです。強くペットロスを感じ、とても辛く寂しい時間を過ごされていることでしょう。

いずれまた先に旅立って行くと思うと、「もう飼わない」と思うのも良くわかります。

実際に私もペットを亡くして半年経ちますが、「もう飼わない」「もう一度飼いたい」両方の思いを持っています

しかし、新しいペットを迎えるのは、決して悪いことではありません。

「もう飼わない」と決めてしまうのはペットロスには逆効果でもあるんです。新しいペットを迎え、行き場のない思い向けることで、ペットロスを乗り越えて行く人も多いからです。

あなたの新しい“生きがい”となるかもしれません。

大切な家族を失うのですからペットロスになるのはごく自然なことです。

筆者
筆者
私(筆者)も半年前に愛犬が天国に旅立ちました。そのエピソードも含めてペットロスの立ち直り方を紹介しますね。

この記事では以下3点をついて書いています。

  • ペットロスで「もう飼わない」と絶望した私が立ち直るまでの話
  • 「もう1度ペットと暮らしたい」そう思う日が来たら
  • ペットロスの症状をチェック!

この記事が、ペットロスを少しでも早く乗り越えて、あなたに笑顔が戻るきっかけになれれば幸いです。

ペットロスで「もう飼わない」と絶望した私が立ち直るまでの話

老いていく愛犬、そして死へのカウントダウン

我が家のペット、愛犬は15歳の誕生日を迎えてすぐ、天国へ旅立ちました。14歳ぐらいから老化が進み、視力、聴力が弱くなり、歩けなくなりました。自分で水さえも飲めなくなりました。最後は寝たきりで声すらも出ませんでした。

私達家族は急な老いのスピードを受け入れることが出来ませんでした。しかし、病院の先生に相談したら「年を取って体重が減ったり、歩けなくなったりするのは当たり前。犬も人間も同じですよ。」と言われました。私達家族はたくさんの楽しい時間をくれた愛犬の最後の時間を、大切に過ごすことにしました。

家に愛犬だけで留守番させない、できる限り声をかけ家族みんなで介護し、いつもそばに寄り添いました。

半年ほどの介護生活は続きましたが、愛犬は一番大好きなパパに抱かれ、家族に見守られながら静かに眠るように旅立っていきました。

いずれ旅立っていく、わかってはいましたが少しずつ、冷たくなり、固くなっていく愛犬を見つめていると、辛く、涙も止まりませんでしたもうこの家にはいないという喪失感はずっしりと心にのしかかりました。

次の日ペット葬儀屋さんに来てもらい、最後のお別れをしました。亡くなってしまった事も悲しいのですが、もういないという寂しさや家に残っている愛犬の思い出に押しつぶされそうでした。ガジガジされたダイニングテーブルの椅子でさえ愛おしいと思いました幽霊でもいい、夢でもいい「会いたい」と思いました。

私が一番つらかったのは、誰もいない家に帰ってきたときに愛犬がいないことでした。15年間、「ただいま」と帰ってくると愛犬が迎えてくれました。そして、家族みんなが愛犬に「ただいま」と言い可愛がっていました。ガランとした静かな家がたまらなく寂しくて辛いものでした。寝たきりでも声も出なくなってしまっても、愛犬の存在は大きなものでした。

愛犬が使っていたケージや毛布、おもちゃ、餌や水を入れていた器、なかなか片付けることが出来ず、ずっと、涙をこぼして見つめてしまってました。この時改めて「ペットロス」だなあと感じました。

そして、私達家族の一員を失うのですから「ペットロス」なって当たり前なんだと気づきました。

私達夫婦はなかなか子供に恵まれず、半ばあきらめかけた頃、黒い柴犬に一目惚れ、即決で犬を買うことにしました。その半年後に妊娠がわかり、二人目もあっという間に生まれ、幸せを運んで来てくれた犬でした

夫婦喧嘩、子供を叱ったとき、子供が試合に負けたとき、仕事で失敗したとき、愛犬がいることで和み癒やしてくれました。何より家族の絆を強くしてくれていました。

そんな大きくて大切な存在なのですから、失ってペットロスになっても仕方ありませんよね。

しかし、仕事もありますし、まだ子育ても途中ですなので、ずっと悲しんでいるわけにもいきません。次は、立ち直るきっかけや、少しでも楽になれる方法を紹介しますね。



私が体験したペットロスの6つの乗り越え方

ペットロスの乗り越え方、少しでも楽になれる方法を私のエピソードを含めて6つ紹介しますね。

①現実を受け入れる

我が家の愛犬は最後はほとんど寝たきりだったので、もうじき旅立ってしまうという心の準備は出来ていました。なので「亡くなった」という現実は受け入れることは出来ました。

そして、有名なアニメのセリフを聴いて、老いて死に近づいていく愛犬を受け入れることが出来ました。私はこのセリフを聞いたとき心がすっと楽になれました。↓↓↓

「老いることも死ぬことも人間という儚い生き物の美しさだ」「老いるからこそ死ぬからこそ愛おしく尊いのだ」

鬼滅の刃

ペットの寿命は私達より短いのです。短くてもペットが私たちに与えてくれた素晴らしい暮らしを感謝しましょう。そしてペットの死を安らかに受けとめましょう。

 ②とことん泣く

家族全員そうでしたが、亡くなった夜は思春期の息子でさえもみんな涙を流しました。悲しみの中で「頑張ったね。ありがとう。またね」と声をかけ、抱きしめ、悲しみにどっぷり浸かりました。

愛犬の思い出のもの、写真、散歩している犬を見ても涙こぼれました。でも、だんだん「ありがとう」という気持ちに変化してきました。

泣くということは睡眠以上に人間の精神を安定させる効果があるそうです。 泣くのを我慢するというのはペットロスを乗り越えるには逆効果なります。 感情を押し殺すのはやめて、大好きだったペットと過ごした日常を思い出しとことん泣きましょう。

 ③話を聞いてもらう

誰か信頼できる人に話を聞いてもらうというのも、ペットロスを乗り越えるには効果があります。 

お世話になった病院の先生やスタッフに話を聞いてもらうのがおすすめです。愛犬を失ったあと、お世話なった病院にお礼に行きました。悲しみに寄り添ってくれて、「ご家族も頑張りましたね。」と 声をかけてくれて、だいぶ気持ちも落ち着きました。

我が家は家族で楽しかった思い出話をたくさんしました。時々面倒を見てくれた実家の両親や同じマンションでペット飼っている方、行きつけのペットショップの店員さんとも愛犬の話をしました。

気持ちを言葉にして、外に出すと気持ちが楽になりますよ。

④趣味や仕事などに集中する

趣味や仕事、勉強など忙しいことに集中してみましょう。  特にスポーツなどの運動系はかなり効果が高いので、続けていればペットロスからの回復は早くなっていくでしょう。  

私は犬が心配でパートの仕事を短めにしていたので、少し増やすことにしました。家を開けられなかったので、家族で夕食を食べに行ったり、スポーツ観戦などに積極的に行くことにしました。前向きに生活を楽しむよう心がけました。

⑤時間が解決する

ペットロスは特に何もしなくても時間が解決してくれるという考え方もあります。 時間というのは本当にすごい力を持っており、どんなに辛いことや悲しいことが起こってもいつか悲しみは薄らぎ、自然と心の傷は癒えていきます。

我が家はペットが亡くなり半年ほど経ち、「ペットロス」は立ち直れたかなとは思います。手がつけられなかった思い出の物も少しづつ片付ける事が出来るようになりました。悲しみ、辛さから少しずつ回復しつつあります。しかし、やはり愛犬いないという寂しさはまだあります。

⑥後悔はやめましょう

私も色々と後悔をしました。もともと甲状腺系の持病と後ろ足の脱臼がくせになっていました。もっと「良い薬があったのかなあ」とか「手術すれば、最後まで歩けたのでは?」など、きりがないくらい考えました。

しかし、どんなに後悔しても愛犬は戻って来ません。家族間でも「もう、タラレバは言わない」と決めました「愛犬は命を全うした、そして、我が家に来て幸せだった。」そうゆうことにしました。

後悔をしても何も解決しないし、ペットが生き返るはずもなく、自分を苦しめているだけなのだと気づきました。

死んでしまったペットは嬉しいはずもなく、 むしろ自分のせいで飼い主さんが苦しい思いをしていると辛い気持ちなっているかも知れないと私は思います。

愛犬はずっと私達を家族を見守っていいる

今は、愛犬の遺骨を家族がいつも目に付く場所に置いてあります。そして、生前では食べられなかった人間のお菓子を供えたり、季節のお花を飾ったりしています。きっと、いつも私達家族を見守っているはずです。ずっと私達家族の心の中で生きています。

家族全員、犬も猫も動物は大好きです。やはり、失う悲しみは大きく「もう飼わない」という思いもありますし「またペットと暮らした」という気持ちもあります

いつの日かペットとの運命的な出会いがあったら、検討してみたいと今は思っています。



「もう1度ペットと暮らしたい」と思える日が来たら

新しい子をお迎えするタイミングのチェックポイント

新しいペットを飼うことは、ペットロスを乗り越えるために有効ですが、お迎えするタイミングのチェックポイントがあります。お迎えする前にもう一度チェックしてみましょう。

新しい子をお迎えするタイミングのチェックポイント

家族全員が意見が一致しているか?
実際に触れててみて、悲しみや罪悪感を感じるか?
寿命があることを今一度理解できているか?
亡くなったペットと比べていないか?
心身ともに迎え入れる準備ができているか?

無計画なお迎えは、ペットロスを長引かせる要因になるほか、新しいペットのためにも良くありません。 新しいペットを迎える時は大切な命を預かることを再認識してお迎えしましょう。

もし、もう一度ペットと暮らそうと思ったらこちらの本をぜひ読んでみてください。

我が家の子供たちが幼い頃、ペットとの関わり方について教えたいなあと思って読んだ絵本です。ペットを飼う原点があると思います。

ペットロスで悲しむ人ほどペットを大切にさせてあげられるはず

悲しみが薄らいで、普通の生活をすることがペットに悪いのではないなど、罪悪感を抱く人や「次の子」を飼った時、「前の子」程可愛いと思えない……と悩む方もいます。

しかしそのように思う必要はありません。自然と愛情はわいてくると思います。

なぜなら、

ペットを亡くす悲しみを知っている人は、ペットと暮らす楽しみや喜びも知っているはずだからです。

「もう1度ペットと暮らしたい」そう思う日がきたら、亡くしたペットのことばかりを考えたり、悪い事態を考えしまったりせずに、新しく迎えるペットとの暮らしも考えてみましょう。



ペットロスの症状をチェック!

「後追い」なんてことを思う前にペットロスの症状のチェック

ペットロスの症状をチェックしてみてくださいね。

  • 何もしていなくても涙が出てくる
  • やる気が起きない
  • 興味がわかなくなる
  • 不眠になったり、眠りが浅くなる
  • 頭痛など身体に不調が起きている
  • 食欲がわかない
  • ペットが亡くなった原因が自分のせいだと思ってしまう
  • 喜びなどの感情が出せなくなる
  • 亡くなったペットの声が聞こえる気がする
  • ペットの死に関わった人(獣医など)を憎む

数が少なくても、安心してはいけません。近い将来ペットロスの症状に悩むこともありますので、気をつけるようにしましょう。

苦しいときは一人で抱え込まずに、専門のカウンセラーに相談してみましょう。

下記のサイトを参考にしてくださいね。

ペットロスでの「心の痛み」ケア専門

ペットロスアドバイザーMAYUKOのペットロスケア&サポート

ペットロスカウセリング相談

日本ペットロス協会

ペットロスを癒すポエム集

ポエム-生命の賛歌(いのちのさんか)

死別専門カウンセラーが、毎日メールで天国からの「愛のメッセージ」をお届け

天国からの愛のメッセージ配信 虹の橋からあなたへ



まとめ【亡くなったペットは飼い主の笑顔を望んでいる】

私自身も「ペットロス」になりました。しかし、大切な家族なんですから悲しくて、辛くて、寂しいのは当たり前だと思います。ペットを大切に飼っていいた証なんですから。

私は時間が経過とともに「我が家に来てくれてありがとう。楽しかったよ。私が旅立つときが来たら迎えに来てね。だから、今日も頑張るね。」と思えるようになりました。

そして「もう飼わない」「もう一度飼いたい」両方の思いを持っています。今は、少しでも不幸なペットが減ってほしいなあと思っています。いつか出会いがあったらペットと暮らしたいと思っています。

「もう一度ペットと暮らしたい」と思ったら

  • 無計画なお迎えは、ペットロスを長引かせる要因になり、新しいペットのためにも良くありません。
  • 新しいペットを迎える時は大切な命を預かることを再認識しましょう。

ペットロスで日常生活に支障があるようだったら、専門のカウンセラーや専門医に相談してみましょう。

ペットは、亡くなったときはつらく悲しいです。しかしそれ以上に幸せをくれる存在です。亡くなったペットは、飼い主さんたちが毎日泣いて暮らすより笑顔になって欲しいと望んでいると思いますよ。