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例えば
- 小麦粉を流しの下に輪ゴムでとめて置いていて、実際食べても何も違和感はないけど、やっぱり良くないのかな?
- 未開封の小麦粉だけど、高温多湿の状態でうっかり放置しちゃった。もう使わないほうがいい?
など小麦粉にダニが発生することが不安でたまらないけど、それって考えすぎなのか気になりますよね。
結論から言うと、
「正しく保存している小麦粉ならダニは気にしすぎなくて大丈夫!」です。
あなたの家の小麦粉が正しく保存されているか、これを読んで確かめてくださいね。
間違った方法で保存していると、知らず知らずにダニが!なんてことになってしまいますよ。
この記事では、
- 小麦粉にダニがいるかもって気にしすぎ?正しい保存方法は?
- 小麦粉のダニはどれくらいで増える?
- 小麦粉のダニを食べてしまったらどうなる?
についてまとめています。
これを読めば、もう小麦粉のダニ問題なんて、全く気にせず、安心して使うことができるよようになりますよ!
小麦粉にダニがいるかもって気にしすぎ?正しい保存方法は?
小麦粉を正しく保存さえすれば、ダニの発生は気にしなくてOKです。
では、肝心の小麦粉の正しい保存方法をお伝えしますね。
小麦粉の正しい保存方法
- 未開封→密閉容器で常温保存
- 開封後→密閉容器に入れ冷蔵庫で保存
密閉容器に入れることは同じですが、未開封と開封後では保存場所が異なります。
詳しくお話ししますね。
未開封の小麦粉は、密閉容器で常温保存
説明に「高温多湿を避け」と書かれていますが、未開封の小麦粉の保存のポイントは次の3つです。
- 常温保存(気温20℃以下・湿度50%以下)
- 密閉容器に入れる
- 乾燥剤を一緒に入れる
小麦粉は湿気に敏感なので、保存するときは風通しの良い涼しい乾燥した場所が望ましいです。
保存に望ましい場所は、それぞれの家・環境によって変わりますが、保存に向かない場所はいくつかあります。
小麦粉の保存に向かない場所
- シンク下
- コンロ周り
- 収納棚の奥
- 床下収納庫 など
湿度が溜まりやすい・温度が急上昇することがある場所は避ける
小麦粉を袋のまま置いておくと、ダニが袋を食いちぎって中に入り込む可能性があるので、開封前であっても密閉容器に入れることをおすすめします。
梅雨・夏の間は、未開封でも密閉容器で冷蔵庫へ!
梅雨・夏の時期は室内であっても高温多湿になりやすく、密閉容器でダニは防げても小麦粉にカビが生えたり、品質が悪くなることも考えられます。
ちなみに我が家での小麦粉の保管場所はというと
開封後の小麦粉は、密閉容器に入れ冷蔵庫で保存
小麦粉を一度開封したら、タッパーなどの密閉容器に入れ、冷蔵庫で保存しましょう。
しかし、大手メーカーでは、開封後も小麦粉は常温保存を推奨し、冷蔵保存はすすめていません。
大手メーカーが冷蔵保存をすすめない理由
- 冷蔵庫と室内の温度差で結露が生じて、それによって粉が固まる・カビが発生する
- 冷蔵庫内の他の食品のニオイがうつる
ですが、梅雨や夏の時期はどうしても高温多湿になりますし、冬は暖房や風邪予防の加湿で小麦粉の保存に適した環境を作るのは難しいです。
ですので、
開封後の小麦粉を冷蔵保存するときのポイント
- 冷蔵庫から出し入れする時は、すばやく!
- ニオイが強い食品とは離して置く!
上記の2つに注意して、湿気が多い時期には冷蔵庫での保存をおすすめします。
ミックス粉(お好み焼粉やホットケーキミックスなど)は、もともと開封後は冷蔵庫での保存が求められています。
小麦粉のダニはどれくらいで増える?
ダニは、高温多湿・豊富なエサ・潜って産卵できる場所、この3つの条件がそろうと、1~2日でも大繁殖します。
主に小麦粉に発生するダニは2種類。
- コナヒョウヒダニ
- ケナガコナダニ
体長0.3~0.5㎜と、とても小さく小麦粉の中に入り込まれるとなかなか見つけられません。
ダニの好きな環境であれば1~2日でも大繁殖!
- 高温多湿
- 豊富なエサ
- 潜って産卵できる場所
この3つの条件がそろうと、ダニは1~2日でも大繁殖します。
そして、ダニは卵から成虫になるまで約1か月、寿命は約2~3か月、その間に50~100個の卵を産み、10週間で約300倍に増えるといわれています。
- 気温25~30℃、湿度60%~80%で繁殖する
- 湿度の高くなる梅雨・夏は特に多くなりやすい
- 湿度50%以下では繁殖できず、乾燥・高温に弱い
使い切れずに残した小麦粉をシンク下などにそのまま置きっぱなしにしていたら、数日後に袋の中が大変なことになっているかもしれません。
小麦粉とダニの見分け方は黒いフライパンを使う
確認の仕方は簡単です。
ダニがいる場合は、小麦粉がもぞもぞと動いてみえます。この場合は、残っている小麦粉を袋ごと捨ててください。
ダニは潜って産卵するので、小麦粉を袋から出すときは、なるべく袋の底から取ってください。
心配であれば、小麦粉をすくう場所を変えながら数回試してください。
ここでは黒いフライパンを使っていますが、それ以外でも黒い皿・黒い折り紙などでも見つけやすいです。
スマートフォンのカメラで拡大して見るとさらに分かりやすいですね。
開封後の小麦粉は、1~2か月以内で食べきりましょう!
開封後、品質は劣化しやすいので1~2か月で食べきりましょう。
賞味期限内でも開封後は早めに使い切ってください。
- お好み焼き粉・たこ焼き粉→開封後1~2か月
- ホットケーキミックス→開封後2~3週間
注意書きに、「必ず袋口を閉めて、冷蔵保存してください」と記載されています。
大手メーカーで開封後の賞味期限を掲載している商品はなく、ほとんどが「お早めにお使いください」としか書かれていません。
開封後に時間が少ししか経っていなくても、異変を感じたら使わないでください。
小麦粉のダニを食べてしまったらどうなる?
小麦粉のダニを食べるとアレルギー症状やひどい場合だとショックを起こすことがあります。
詳しくお話ししますね。
じんましんや喉のかゆみなどのアレルギー反応が出ることも
ダニが含まれる粉製品を食べてしまったあと30分~1時間以内でアレルギー反応が出ることを「パンケーキ症候群」といいます。
小麦アレルギーとは違い、ダニによって引き起こされるアレルギーです。
症状としては、
- 動悸・息切れ
- 腹痛・嘔吐・下痢
- じんましんが出る など
呼吸困難や意識低下などのアナキラフィシーショックを引き起こし、命にかかわる可能性もあります。
もともとダニアレルギーがある人、ぜんそくの人、その他でもアレルギー体質な人はとくに注意が必要です。
もしパンケーキやお好み焼きなどを食べた後に、上記のような症状が出た場合は、すぐに医療機関を受診してください。
小麦粉のダニは加熱してもリスクは減らない
ダニは熱に弱く、60℃の熱ですぐに死滅します。
しかし、ダニはその死がいや排泄物でもアレルギーを引き起こす成分があるので、小麦粉にダニがいる可能性がある場合は加熱調理するとしても食べないようにしましょう。
普通の小麦粉よりも、お好み焼き粉・たこ焼き粉・ホットケーキミックスなどダシや糖類が含まれるものの方がダニは繁殖しやすいようです。
実際に、国内で確認されているパンケーキ症候群の多くは、数か月間常温保存していた使いかけの調理粉を加熱調理したお好み焼きやたこ焼きによって発生しています。
まとめ【正しく保管している小麦粉ならダニは気にしすぎなくて大丈夫!】
- 小麦粉の保存は、密閉容器で乾燥剤と一緒に!開封後は冷蔵庫で!
- ダニは、条件がそろうと1~2日でも大繁殖する
- 小麦粉のダニを食べてしまったら、アレルギー反応が出ることもある
- ダニは、60℃の熱ですぐ死滅するが、死がい・排泄物にもアレルギーを引き起こす成分がある
小麦粉はダニにとって大好物な餌であり、最適な繁殖場所のようです。
保存方法を間違うとアレルギー反応で大変なことになる可能性もあるので、正しく保管して安全に調理してくださいね!