当サイトにはプロモーション広告が含まれております。
ただ、かならず味見をして、渋いものを避けてくださいね。
秋の味覚の柿。おいしい柿は小さい子にも食べさせてあげたいけれど、柿を小さい子が食べても大丈夫か、気になりますよね。柿は体を冷やすし消化が悪いから、食べさせるのは心配……という方も多いはず。
目安としては離乳食中期(7ヶ月~)頃から食べさせることが出来ます。
ですが、適切な調理方法などは時期によって変わるので注意が必要です。
そこで今回は、
- 離乳食の時期別、柿の食べさせ方
- 柿をあげる時の注意点(アレルギー、食べてもいい量など)
- 柿を使ったおすすめ離乳食レシピ
- 柿の栄養や体を冷やす理由
などをお伝えしていきます。
稀ではありますがアレルギーなどのリスクもあるので、しっかり知識を得てから安心して食べさせていきましょう。
柿は何歳から食べられる?
柿は離乳食中期(7ヶ月~)からすりおろしてあげる
柿は離乳食中期(7ヶ月~)から食べさせていいですが、その場合はすりおろして与えてください。
また、離乳食初期から与えてもいい、とも言われていますが、その時期にあげる場合は、果汁のみ与えてください。
【離乳食の時期別・柿の食べ方】
初期 | 中期 | 後期 | 完了期 |
果汁のみ | すりおろし | 細かく切る | 薄く切る |
食物繊維を小さい子にあげると、消化不良になってしまうことがあります。果肉をあげるのは、他の食物繊維を含む食べ物にも、慣れてきてからにしたほうがいいでしょう。
干し柿は何歳から食べられるの?
干し柿はかなり固い食べ物です。離乳食完了期の1歳ごろからにしてください。
けれど干し柿は、中が柔らかいものもあります。中の柔らかい部分だけあげるなら、9ヶ月ごろから与えても大丈夫。
念のため細かく切ってからあげると、安心です。
柿にアレルギーはあるの?
柿アレルギーはあります。ある日突然発症することが多いそうなので、初めて食べる小さい子だけでなく、大人も注意が必要です。
食べた後、口の周りがかぶれたり、口や喉がいがいがしたりします。ひどい場合は吐き気や胃痛・腹痛といった症状が出てきます。
大人も小さい子も、一度にたくさん食べるとアレルギー症状が重くなりますから、柿の食べ過ぎは絶対にしないでください。
柿の食べ過ぎは食物繊維・水分の摂りすぎで、下痢の原因にもなってしまいます。
離乳食期に柿を食べさせる時の注意点は?
加熱するべきか、生でもいいか
柿を初めて食べさせる時は、電子レンジでもいいので加熱してからあげましょう。
加熱すると柔らかくなり、さらに甘くなるので、小さい子にも食べやすくなります。
電子レンジで20~30秒温めるだけでいいので、最初のうちはぜひ加熱して食べさせてみてくださいね。
(画像をクリックするとクックパッドに移動します)
【離乳食 中期】柿 電子レンジ使用 by fuu__mama
ペースト状にすれば、離乳食中期からあげられます。ヨーグルトなど、いろんなものに混ぜて使えるので便利です。
離乳食期に食べてもいい柿の量
離乳食期に与える柿の量の目安は、1回につき15~30gです。
初めて食べさせる時はひとさじだけにしてください。アレルギーだと、たくさん食べていると症状が重くなってしまいます。
試しに柿を量ってみたところ、1/6個が約30gでした。離乳食期ではこれ以上の量を与えないでくださいね。
また、干し柿だと水分が飛んでいるので、食べてもいい量はもっと少なくなります。
干し柿は普通の柿と比べて水分が飛んでしまい、グラムあたりの食物繊維の量が8倍ほどにもなってしまうのです。食物繊維をたくさん摂ると、お腹の調子が悪くなるので、摂りすぎないようにしてくださいね。
初めて食べるのは小児科の開いている日の午前中
初めて食べさせるものは、小児科の開いている日にしましょう。柿を食べてアレルギー症状が出て、ひどく体調が悪くなっても、病院が開いていないと困ってしまいますよね。
また、食べてすぐではなく、食べてから2~3時間後にアレルギーなどの症状が出てくるかもしれません。午後ではなく午前中に食べれば、午後から病院の診察を受けることができます。
初めて食べる食べ物を同時に与えない
初めて食べるものを何種類も食べた場合、万が一アレルギー反応があったら、どの食べ物によってアレルギーを発症したのかわからなくなります。
柿以外に初めて食べさせるものは、同じ日に与えないようにして、何を食べてもよくて、何を食べてはいけないのか、はっきりわかりやすくしましょう。
離乳食におすすめ おいしい柿の選び方
せっかく小さい子にあげる柿ですから、甘くて柔らかい柿を選んで買いたいですよね。渋い柿を食べさせてしまえば、きっとお子さんも顔をしかめてしまうはず。
そこで、おいしい柿の見分け方を調べてみました。
- 濃いオレンジ色をしている
- 形がきれいに整っている
- 実が重たいもの
- ヘタが実にくっついている
- ヘタが緑色
ヘタ付近までしっかりとオレンジ色に変わっているものが、完熟した柿。
成長過程でバランスを崩してしまうと、ヘタと実の間に隙間ができます。こうなると、食味が落ちるのだとか。ぜひチェックしたいですね。
柿のおすすめ離乳食レシピ7選
柿をそのまま食べさせるのもおいしくていいですが、少し手を加えて、おいしいおやつにしてあげたいですよね。
柿は加熱して、残りを小分け容器に入れて冷凍保存すると、少しだけ料理に使いたい時にも便利ですよ。
柿の離乳食レシピを7つ、ご紹介します。
(画像をクリックするとクックパッドに移動します)
柿入りパン粥
ほんのり甘い柿入りパン粥 離乳食中期 by ねこにゃんたろう
離乳食によく作られるパン粥。柿を入れると、離乳食が進まない子でもおいしく食べてくれるそうですよ!
柿の白和え
大人も楽しめる白和えに。上品で、離乳食からお年寄りの食事までOK。
柿のプリン
柿に含まれる”ペクチン”という成分のおかげで、ゼラチンなしでプリンを作ることができます。
混ぜて冷蔵庫で冷やすだけなので、ぜひ柿がある時期に作ってみてはどうでしょうか?
柿の蒸しパン
蒸しパンで手づかみおやつに。大人用に砂糖とシナモンを入れると、おいしそうですよね。
柿のヨーグルト和え
柿は甘いので、ヨーグルトと混ぜてもおいしいですね!ヨーグルトが好きならパクパク食べてくれそうです。
柿のクリームチーズ和え
柿とクリームチーズの組み合わせ。パイのフィリングみたいで、おいしそうです。
餃子の皮で柿とチーズの手づかみおやつ
離乳食後期パクパク柿とチーズのおやつ覚書 by ⭐らきやん⭐
餃子の皮で包んで、揚げて、できあがり。やっぱり柿とチーズの組み合わせはおいしいみたいですね!
柿の成分は?体を冷やすって本当?
「柿は体を冷やすから食べ過ぎはダメ」という話を聞いたこともあるはず。体を冷やすというのは、本当なのでしょうか?
「柿は体を冷やす」と言われるのはカリウムが原因
柿にはカリウムが含まれていて、摂りすぎると体温をうまく保てず、冷えてしまいます。
また、柿には水分が多いので、水分も体を冷やす原因と考えられています。体に良いものでも、適量を心がけて、摂りすぎにならないよう注意しましょう。
離乳食期の小さい子は、1回につき30g以下にしてあげてくださいね。
柿の栄養素
柿に多く含まれる主な栄養素はこちら。
- ビタミンC
- カリウム
- βカロテン
- ペクチン(食物繊維)
- マンガン
- タンニン(ポリフェノール)
体に良さそうな成分が入っていますね。なんと、柿1個で1日に必要なビタミンCをほとんど摂れてしまうのだとか。
この中で、柿に多く含まれ、摂りすぎにならないよう注意すべきなのは、以下の3つの成分です。
カリウム ・ ペクチン ・ タンニン
カリウムはナトリウムを排出させる働きがありますが、ナトリウムを排出しすぎると、体温を保つ働きが弱まり、体の冷えの原因になります。
ペクチンとは水溶性食物繊維の一種で、摂りすぎると下痢、または便秘の原因に。適量であれば、コレステロール値を下げたり、血糖値の上昇を抑えてくれます。
タンニンとは、柿の渋みのことで、なんと新型コロナウイルスを不活性化させるという効果があるのだとか。
しかし、鉄分の吸収を阻害してしまい、貧血の原因となるので摂りすぎはNGです。
まとめ 柿は7ヶ月からすりおろして食べさせて
- 柿は離乳食中期(7ヶ月~)からOK。最初はすりおろして一口だけ
- 離乳食期は1回につき15~30gまで
- 干し柿の固いところは1歳から、柔らかい部分は9ヶ月から
- 加熱は電子レンジで20~30秒
柿が大好き!という方は多いですよね。離乳食期のおやつを作って、ぜひ大人もいっしょに楽しんでみてはどうでしょうか?