子育ての悩み

赤ちゃんにネギトロは何歳から?アレルギーや食べさせるときの注意点を伝授!

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「赤ちゃんにネギトロをいつから食べさせていいのか分からない… 」
「回転寿司で納豆巻や玉子の他にも食べさせてあげたいな…」

幼稚園くらいの年齢になると気にせずいろんなものが食べられるようになりますが、問題は赤ちゃんですよね。

私も友人と友人の赤ちゃんの3人で回転ずしに行った時には気を使ったものです。

その時は友人が事前に調べて食べ始めていたもの、まだ早いものをしっかり分かっていたので安心して回転寿司を楽しむことが出来ました。

中でもネギトロは赤ちゃんでも食べさせやすそうですがどうなのでしょうか?

正解は「3歳までは食べさせてはいけない」です。

その理由をこれから説明していきます。

またアレルギーや食べさせるコツもお伝えしていきますね!

赤ちゃんにネギトロは何歳から?

A.目安は3歳から

基本的にネギトロやお刺身などの生ものは離乳食が完了していても食べさせてはいけません。

ネギトロくらいならお刺身に比べてほとんど噛まずに食べられるので問題ないように思えます。

以下が赤ちゃんにネギトロ(生もの)を与えてはいけない理由がです。

赤ちゃんにネギトロ(生もの)を与えてはいけない3つの理由

食中毒になる可能性がある

赤ちゃんは抵抗力が弱い為、軽度の食中毒でも重症化しやすい。

赤ちゃんがネギトロを食べるとヒスタミン中毒という食中毒を引き起こす可能性があります。

症状は大人と同じで嘔吐や下痢、発熱などの症状が出ます。

赤ちゃんの体内水分量は約80%のため脱水症状になる可能性が高く、食中毒が原因の嘔吐が始まると何を口にしても吐き出してしまい症状が治まるまで食事ができないことが殆ど。

症状が発症した場合は早急に医師の治療が必要になります。

引用 赤ちゃんの食中毒

咀嚼できずのどに詰まる可能性がある

完了期でも歯茎で潰せる硬さがいい為、お刺身などでも潰せない場合があり、咀嚼が不十分の場合、最悪食品をのどに詰まらせて窒息死する可能性がある。

引用 子供の食べ物による窒息事故

塩分を取りすぎてしまう

1~2歳の塩分摂取の1日の目標量は3~3.5g

ネギトロ1食分で約71.2mg。

お醤油などの調味料を使うことを考えると取りすぎになる。

引用元一般社団法人 母子栄養協会

母子栄養協会のHPでは、体力がついてきた2~3歳くらい、もしくはかみ合わせが完成する3歳頃から少しの量から始めることを推奨しています。

ただ、3歳からと決めなくても離乳食が完了した1歳半くらいから新鮮なものなら少量与えてもいいでしょうとの意見もあります。

その際は表面をあぶればなおいいでしょう。

こればかりは親の責任となってきます。

慎重なご家庭だと5歳くらいまで食べさせていないというところもあるようです。

一人目の子だと親のタイミングでスタート出来ますが、上のお子さんがいるとなかなか思い通りにはいかないもの…

「これ、おいしくないんだよ~」と嘘を駆使しつつごまかすしかありません…

ちなみにご家庭でネギトロを加熱して食べさせることは問題ないのでご家庭でせがまれた際はお試しあれ!



ネギトロでアレルギーは起こるの?

離乳食中期ごろからネギトロの元であるマグロを加熱して食べさせているご家庭も多いので「アレルギーの心配はない!」と思っているママさん、パパさんも多いと思います。

結論を言うとマグロ自体にはアレルギー反応はありません。

ただ、注意をしたい点を以下にまとめました。

ネギトロを与える際の2つの注意点

ヒスタミン中毒

マグロ、サバ、イワシ、ブリ、サンマ等の赤身魚は、不適切な保管や処理が原因でヒスタミンというアミノ酸を生成することがあります。

このヒスタミンを摂取すると食中毒を引き起こすことがあるんです。

先ほども赤ちゃんの食中毒について書きましたが、赤ちゃんにとっての食中毒は重症化しやすく早くお医者さんに処置をしてもらわないと死ぬ場合があります。

さらに、ヒスタミンは加熱処理をしても滅菌が不可能なんです。

つまりネギトロを加熱して食べてたとしても、下痢や嘔吐を伴う食中毒を引き起こしてしまうことがあります

もし加熱処理を行う際は新鮮なものを使うこと!!

また、ヒスタミンが含まれた食品は口に入れたとき唇や舌先に刺激があります。

購入して日が経っている、何らかの異変に気が付いたときは食べずに処分してください。

もったいない精神は捨てましょう!!

油脂に含まれるアレルギー成分もチェックする

ネギトロはまろやかさや日持ち、味付けのためにマグロ以外の油脂を使っていることがあります。

各メーカーによっても違いますが、動物性油脂や植物性油脂が使われています。

動物性油脂 乳、卵、豚肉など
植物性油脂 大豆

注意:酸化防止剤、PH調整でも大豆由来が使われていることがある

引用元 マルコ水産株式会社

赤ちゃんのアレルギー症状

唇・舌・のどなどのかゆみ、じんましん、嘔吐、下痢、鼻炎、せき、ゼーゼーする呼吸音、結膜炎など、体のさまざまな部位に症状が現れます。

重症の場合、気道がむくんで呼吸困難になったり、血圧が低下してショック状態(アナフィラキシーショック)になり、命に危険が及ぶこともあります。

マグロが平気でも意外な形でアレルギー食品が使われているなんて驚きです!

私も今まで知りませんでした。

しかし、各メーカーによって何を使っているかはバラバラです。

購入の際は大丈夫と過信せず、食品表示をしっかり見ましょう!!

ネギトロは鮮度と油脂の種類に注意が必要なことをお忘れなく!!



赤ちゃんにネギトロを食べさせるコツ

鮮度と油脂に気を付けたらいざ実食です!

ただ、どのように食べさせたらいいかいまいち分からないですよね?

ネギトロを食べさせる際には以下の2つコツを意識してみてください。

  • そぼろ状にして食べさせる
  • お団子状にして食べさせる

それぞれ詳しく解説します。

食べさせ方のコツ2点

そぼろ状にして食べさせる

そぼろなので応用がたくさん出来るのもうれしいですね(^_-)-☆

しかも赤ちゃんだけではなく、お魚嫌いのお子様もこれなら食べてくれるかも♪

残った分はお弁当にも使えます。

お団子状にして食べさせる

つくねが嫌いな子は少ないのではないでしょうか。

アレンジもしやすく簡単に作ることが出来るのもポイントです。

お野菜をたくさん入れて具だくさん汁にするのもいいかも♪

ネギトロではありませんが応用は可能です。

お豆腐も入っているのでふわふわした食感が楽しめます。

これなら初めてのマグロデビューも安心できるのでは?

小話:ネギトロの由来って知ってる?

え?ネギとトロって意味でしょ?と思ったそこのあなた!

残念ながら不正解です。

ネギトロに使われる部位はマグロを下ろした際にでる骨の隙間に残った赤身の部分や筋の多い部分、皮の裏などの脂身です。

身を骨の周りから削り取ることを『ねぎ取る』と呼んでいました。

それが変化して『ネギトロ』になったのです。

ですので、ネギが入ってようがなかろうがネギトロはネギトロ

間違ってもネギが入ってないから違うと思っちゃだめですよ(笑)

よく似たもので「マグロのたたき」がありますよね。

違いとしては使用される部位の違い。

マグロのたたきは柵の部分を細かく刻みそれをたたいたものとされています。

また、カツオのたたきと同様に、柵部分を火で炙ったものを、通常通りに捌いたものをたたきとして扱う飲食店もあります。

基本的には同じマグロではありますが、使用される部位によって使い分けていると理解すればいいでしょう。

まとめ 

ネギトロは何歳から
→3歳から

ネギトロを食べさせる場合の注意点
→賞味期限を厳守する
→加熱処理をする
→塩分に注意する(しょうゆをつけすぎない)

離乳食初期、中期、後期はもちろん生のものを与えてはいけないと保護者の方々は知っています。

しかし、完了期や完了してしまうと「食べさせてあげたい!」「欲しがっている」と思うと与えたくなるものです。

でもまだ加熱で我慢しましょう。

そぼろ状にしたり、お団子状にすれば食べさせやすく喜んで食べてくれるはず!

確かに周りから「もううちの子お刺身食べたんだ♫」と聞くと焦ったり、安心したりして食べさせたくはなりますが、食べさせて万が一何かあれば食べさせたことへの後悔が襲ってきます。

家庭でルールを決めて食べさせてみるのもいいかもしれません。

赤ちゃんの体力と消化機能がちゃんとしてないうちに与えてしまうと赤ちゃんがつらい目にあってしまいます。

焦らず赤ちゃんのペースに合わせてゆっくりネギトロをはじめ生ものを進めていきませんか?