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洋食を作るときに、幅広く使えて便利なブイヨンやコンソメ。
お店に並んでいるとどちらを買っていいの?ブイヨンとコンソメって何が違うの?と疑問もわいてきます。
家にコンソメはあるけど、レシピの材料にはブイヨンって書いてある・・・。コンソメで代用できるのかな?と悩むことがありますよね。
私も主婦になってまもない頃、コンソメスープを作ろうと思いコンソメを買いに行き、誤ってブイヨンを買ってしまったことがありキッチンの前でおろおろしたことがあります。
パッケージも見た目もそっくりのブイヨンとコンソメ。
お互いの性質や素材を知ることで、お店でどちらを買おうか悩んだり、買い忘れていても慌てずに料理を完成させることが出来るようになりますよ。
今回はブイヨンとコンソメは代用できるのか?その違いを、少し掘り下げながらお伝えしていきます。
【この記事で分かること】
- ブイヨンとコンソメはお互いに代用できるのか?
- ブイヨンとコンソメの違い
- 顆粒タイプと固形タイプどう使い分ければいい?
- ブイヨンやコンソメの代用品
ブイヨンとコンソメはお互いに代用できます!
ブイヨンとコンソメお互いに代用できる理由
現在大手メーカーから発売されている『ブイヨン』と『コンソメ』に大きな違いはなく、お互いに代用して問題ない”といえます。
なぜなら、原材料の内容や、味の濃さにおおよそ違いがないからです。
実際に両方を使用してみても味の濃さや色の付き具合などに違いはなく、両方の原材料には醤油や乾燥醤油が使用され 味付けもされています。
素材の違い
注意したいのはコンソメに使用されている素材です。
ビーフ(牛)、チキン(鶏)、野菜、魚介などの素材が異なる商品が売られています。
ビーフはコクがあり、野菜はあっさり、チキンは万能といったように仕上がりも変わってきます。
各社の特徴をしたの表にまとめてみました。
ビーフ | チキン | 野菜 | |
味の特徴 | コクと旨みが濃厚 | まろやかなコク | 素材本来の素朴な味 |
向いている料理 | 煮込み料理 | 幅広く使える | 野菜スープなど |
スーパーなどでよく見かける商品はビーフかチキンベースのものが多いためどんな料理にも幅広く使用できそうです。
本場のブイヨンとコンソメ
本来、ブイヨンとはフランス料理で使われる、「だし」を指します。 だしは料理のベースとして使用しますが、コンソメはブイヨンにさらに具材を加えて煮出し、丁寧に丁寧にあくを取り除き、更に味を整え澄んだ琥珀色に完成されたものを指します。
和食料理で例えるならば、かつお節を煮出した『だし汁』と、そのだし汁に味噌を溶いて作った『味噌汁』くらいの差があります。
『えっ?それだと、代用できないんじゃないの?』と思われるかもしれません。
でも大丈夫です。
実際に私が現在使っているマギー社のブイヨンは、4gを1つ、マグカップに入れてお湯で溶かせばとてもおいしいコンソメスープになります。一切調味料を加える必要はありません。
ブイヨン=だし汁?いやいや、これをただのだし汁とは言えないおいしさです。
結論として現在日本で発売されている代表的な『ブイヨン』と『コンソメ』はおおよそ違いがないのでお互い代用しても問題ありません。
ただし、素材によって味のテイストが変わってくるので注意が必要です。
ブイヨン・コンソメの違いを比較
本当の意味でのブイヨンは「だし汁」で、コンソメはブイヨンを使用した「完成されたスープ」です。
では、ブイヨンとコンソメはどのように作られ完成していくのでしょう。 料理の奥深い世界を少しのぞいてみましょう。
ブイヨンとは
ブイヨン(仏: Bouillon)は、主にフランス料理において主にスープのベースとして用いられる肉と香味野菜からとる出汁。牛、鶏、魚などの動物質を野菜などとともに長時間煮込んで作る
引用:Wikipedia
ブイヨンを作るには、牛肉や鶏肉等の動物質と、ニンジン、セロリ、玉ねぎなどの季節の野菜をローリエ、タイムなどのハーブなどと一緒にじっくり煮込んだものです。
とる素材によって名称も変わってきます。
- 鶏からとったブイヨン・ド・ヴォライユ
- 牛骨からとったブイヨン・ド・ブフ
- 野菜からとったブイヨン・ド・レギューム
- 魚介からとったフュメ・ド・ポワゾン
それぞれに違った使い方がありますが、私たちの身近にある固形のブイヨンは、鶏か牛が多く売られています。
こちらは野菜ブイヨン。野菜の優しい味わいに加え無添加なので小さいお子様のいる家庭にもおすすめです。
魚介からとるフュメ・ド・ポワゾンは素材がばらばらになりやすく澄んだブイヨンを作るのは難度が高いです。少し珍しい商品なのであまりスーパーなどでは見かけませんが、パエリアなどの魚介料理にしようすると味が決まります。
コンソメとは
日本では、洋食のスープやポテトチップスの味付けとしての認知度が高いですよね。
しかし、コンソメとは元来フランス料理の中でも至極の一品と評されるほどで、コンソメスープがフランス料理の中で最高の料理という人も少なくないフランス料理の一品です。
完成したスープは、澄み切った琥珀(こはく)色でなくてはならず、濁りは一切許されないともいわれています。
コンソメはブイヨンに、肉や野菜、卵白を加えて煮込みます。この卵白を加えるというのがポイントで、煮込んでいる途中で卵白があくを取り込んで浮きあがってくるという手法です。
さらに、表面を真っ黒に焦がした玉ねぎを一緒に煮込むことで、あの深い琥珀(こはく)色が完成します。
かなりの手間暇をかけた究極のスープが、コンソメスープなのです。
ブイヨンとコンソメの比較
ブイヨンはフランス料理で使用する「だし汁」であり、コンソメはブイヨンを使って作ったスープであることがわかりました。
コンソメは、「コンソメスープ」と名称があるように完成された料理なのですね。
調味料のように使用されることが多いためブイヨンと混同してしまいがちですが、ブイヨンとコンソメは似て非なるものなのでした。
固形タイプと顆粒(かりゅう)タイプどう使い分ければいい?
ブイヨンやコンソメには固形タイプと顆粒タイプがあります。それぞれどう使えばいいの
悩むことがありますよね。
固形タイプと顆粒タイプの最大の違いは形状ですが、次のような使い方があります。
固形タイプ | 顆粒(かりゅう)タイプ | |
料理方法 | 煮込み料理 | 炒め物、下味 |
料理例 | カレー、シチュー、スープなど | 野菜炒め、オムレツなど |
顆粒タイプ
サッと素材になじむので、炒め物や料理の下味に使うのに向いています。
使いたい分量だけ出せるのも便利です。ささっと振りかけるだけで味が決まる優れものですね。
固形タイプに比べて油分が出てきやすく、夏場や、室温が高い時はべとついて塊になってしまうことがあるので冷蔵庫で保管することをおすすめします。
固形タイプ
じっくりと溶けて素材と一体感を増すことから、ミネストローネやロールキャベツなどの、煮込み料理に向いています。
コンソメ味の料理はもちろん、隠し味にも使えます。
固形ブイヨン・コンソメおすすめ隠し味
- カレー、シチューの野菜を煮込むタイミング
- 煮込みハンバーグを煮込むタイミング
また1個が4~5gに個包装されているため扱いやすく、野菜や水と一緒にポンッと入れれば簡単に完成してくれ、忙しい時にもとても助かりますね。
引用: 白菜とベーコンのコンソメスープ by tricotraye
ブイヨンとコンソメの代用品
ブイヨンとコンソメはお互いに代用できることはお伝えしましたが、この二つ以外の代用品と簡単なコンソメスープとブイヨンの作り方をご紹介します。
ブイヨンの代用品は鶏がらスープ
ブイヨンの原材料と似た商品が、「鶏がらスープ」です。
鶏がらスープというと、中華料理に使用されるイメージですが原材料を見てみると
鶏がらスープ食塩、デキストリン、チキンエキス、鶏油、野菜エキス、こしょう、たん白加水分解物、酵母エキス、調味料(アミノ酸等)、pH調整剤、乳化剤
ブイヨン食塩、砂糖、デキストリン、牛脂、でん粉、粉末しょうゆ、シーズニングパウダー、配合調味料、たまねぎ、酵母エキス、にんにく、調味料
1gあたりの食塩相当量は鶏がらスープは0.48g、ブイヨンは0.575g、入っている油分も鶏油と牛脂と鶏がらスープのほうがあっさりしています。
代用する場合には調味料などで調整するのをおすすめします。
※個人的には、ウェイパーはおすすめしません。ウェイパーはそれだけで中華味が決まってしまう、中華料理に最適な商品であり、代用した場合は中華寄りな味になってしまいます。
簡単手作りブイヨン
とても手軽なコンソメキューブですが、日々使用するのに、添加物が気になりますよね。
少し手間暇はかかりますが、自宅で素材から作るコンソメスープは、今までのコンソメスープの概念を吹き飛ばす美味しさです。
たくさんの素材を使って、じっくり煮出したコンソメスープはとって贅沢な味わいになること間違いありません。
時間と心に余裕のできたときにはぜひ作ってみてください。
こちらは、簡単な野菜スープのようなブイヨンの作り方です。
まとめ
今回はブイヨンとコンソメは代用できるのか?またその違いについてお伝えしてまいりました。
・ブイヨンとコンソメはお互いに代用できる
・ブイヨンとコンソメの違いは、だし汁と完成したスープ
ブイヨンやコンソメは、牛骨や鶏肉、野菜などをたっぷり贅沢に使用した手間暇のかかる料理ですが、日本では手軽に楽しめるように、固形キューブや顆粒で売られています。
日本でメジャーに売られているブイヨンとコンソメは代用しても、問題ありませんので
色々な素材を使ったブイヨンやコンソメでいろいろ試してみるのもいいですね。