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小さい赤ちゃんの首がぐにゃって曲がっていると、息がしにくくないのか、きつくないのか心配になりますよね。
結論から言うと、赤ちゃんの首が曲がったり、埋まってしまって苦しそうに見えるときは、チャイルドシートの角度が間違っているかもしれません。
正しい角度は、45度。
首がすわっていない赤ちゃんが息をしやすいのが、この角度と言われているから。
またタオルを使って頭の周りの隙間をうめることでも対策できちゃいます!
他にも新生児期から使えるネックピローについても後ほど紹介しますね。
この記事では、
- 新生児をチャイルドシートに乗せたら首が苦しそうな時の2つの対処法
- 新生児をチャイルドシートに乗せたときの首カックン防止するには?
- 新生児の首のカックンはどんな危険やデメリットがある?
などについてお話しします。
大事な我が子の安全のためにも最後まで読んでみてくださいね。
新生児をチャイルドシートに乗せたら首が苦しそう【2つの対処法】
チャイルドシートの角度は45度にしよう
チャイルドシートを取り付ける時の正しい角度は地面に対して45度と言われています。
この角度は、赤ちゃんの頭が前屈みにならず、気道の確保ができる角度なんですね。
なので、首がしっかりと座るまではこの角度を守るようにしましょう。
また、乳児期のチャイルドシートは万が一の時、衝撃を分散するために後ろ向きに取り付けることになっています。
もし赤ちゃんの首が苦しそうだと感じたら、チャイルドシートの角度が45度になっているか確認してみてくださいね。
タオルを使って頭の周りの隙間を埋めよう
チャイルドシートの角度が合っているのに苦しそうな時はどうしたらいいか悩んでしまいますよね。
でも大丈夫!少しの工夫で解決することができます。
まずはバスタオルやフェイスタオルなど、赤ちゃんの大きさとチャイルドシートの余白に合わせてタオルを用意しましょう。
次に、赤ちゃんの頭の周りに丸めたタオルを挟みます。
赤ちゃんの体が真っ直ぐに支えられるように、赤ちゃんの頭の両端に置いてあげましょう。
タオルは自由自在に形が変えられるので、赤ちゃんが苦しくないように調整してあげてくださいね!
もし体の方にも余白があり、赤ちゃんの姿勢が不自然になってしまう時は体の方も少しタオルを入れてあげたらいいかもしれません。
また、タオルは簡単に調整できて自由な形に変えられる分、入れ方によっては走っているうちにずれてしまうかもしれません。
その時は赤ちゃんに合わせて調節し直してあげてくださいね!
新生児をチャイルドシートに乗せたときの首カックン防止するには?
新生児から使えるネックピロー
赤ちゃんの首を守るアイテムとしておすすめなのがネックピロー。
ベビー用品店に行くと、新生児期から使えるタイプのネックピローが売っています。
お買い物に行く時間がない、という方もいるかもしれませんが、ネットショップでもたくさんの種類があり、購入することができるので安心してくださいね。
チャイルドシート用のネックピローはH型やU字型、I字型など大きく分けて3種類あります。
H型ネックピロー
新生児期から使えるのは、頭を包んで安定させてくれるH型が多いです。
小さな新生児の頭から首を包み込んでくれるので、チャイルドシートに余白があっても安定しやすくなっています。
<メリット>
チャイルドシートの隙間を埋めてくれるため、赤ちゃんの頭をしっかりと固定してくれること
<デメリット>
赤ちゃんが成長してチャイルドシートの余白がなくなるときつくなってしまうこともあるため、対象年齢が1歳までなど短めのものも多い
商品によっては新生児期を過ぎても頭の幅を変えて使えるものや、お昼寝枕として使えるものもあるので、目的に合わせて選ぶのもいいですね。
U字型ネックピロー
赤ちゃんの首をしっかりと固定してくれるタイプです。
海外旅行など長時間の移動の際に大人も使うことがあるため、一番使っているところをイメージしやすいかもしれないですね。
<メリット>
比較的種類が多く、デザインや素材、サイズなども豊富にある
<デメリット>
対象年齢が1歳以上のものなど、購入前にしっかり確認しないと新生児に使えない可能性がある
U字型を購入する時は新生児に使えるかどうか確認をし、好きなデザインや素材なども楽しんで選べるといいですね
I字型ネックピロー
こちらはシートベルトに装着して使用します。
子どもがシートにもたれて眠る時に頭を支えてくれるものです。比較的大きくなった子ども向けのものが多いですが、新生児期から使えるタイプもあります。
<メリット>
装着が簡単で、固定されているため手間なく使うことができる。
密着感がないため、蒸れるのを嫌がる子にも使いやすい
幼児期になっても使いやすい
<デメリット>
新生児期から使えるものは非常に少ない
底上げクッションを取り外す
首カックンを防止する際にもうひとつ試してほしいことが、チャイルドシート用の底上げクッションを取り外すことです。
新生児期の赤ちゃんは非常に小さいもの。
年齢に合わせたチャイルドシートに乗せても、深さが合わないなど思いがけず調節が必要になることもあります。
底上げクッションとは、チャイルドシートのサイズを新生児に合わせるため、シートの底に取り付けることで簡単にサイズ感を合わせられるものです。
しかしこのクッションによって姿勢が保てずに首カックンが起きている可能性もあります。
使用している方は、一度取り外してみてください。
どうしても調整が必要な場合は、タオルなどで調節して首カックンしないか様子を見てみてくださいね。
新生児の首のカックンはどんな危険やデメリットがある?
乳幼児揺さぶられ症候群
赤ちゃんの首がすわるのは、生まれてから大体3〜4ヶ月頃と言われています。
また、首がすわっても赤ちゃんの筋肉は大人に比べてまだまだ強いものではありません。
そんな赤ちゃんに車の揺れなど強い衝撃が加わったらどのようになってしまうでしょうか。
結論からお伝えすると、乳幼児揺さぶられ症候群になってしまうかも・・・
乳幼児揺さぶられ症候群とは、乳幼児期の赤ちゃんに対して気をつけなければいけない行動の一つで、強く揺さぶられたときに起こる重症の頭部損傷のこと。
まだ弱い首の筋肉では頭部を支えきれず、脳が頭蓋骨に叩きつけられてしまい脳内出血を起こしてしまうのです。
通常は悪意を持って揺さぶったり、赤ちゃんと遊ぶつもりで強く揺らしてしまった時に起こります。
しかし、合わないチャイルドシートに乗せている赤ちゃんにも起こりうる可能性があるのですから怖いですよね。乳幼児期のなかでも特に新生児期から6ヶ月頃までが危険といわれており、注意が必要です。
赤ちゃんの眠りの妨げ
新生児の首カックンは、大事な眠りの妨げにも影響しちゃうんです。
睡眠中に様々な機能が発達しているといわれる赤ちゃん。
赤ちゃん自身の睡眠サイクルによる眠りの長さには個人差はあります。
とはいえ、ママとしては、我が子が眠たいときはぐっすり落ちついて眠ってほしいって思いますよね。
また、運転中に赤ちゃんが泣いていると赤ちゃんが心配で運転に集中できず、事故につながる可能性もあります。
そのような危険を避けるためにも、赤ちゃんにの首カックンは防ぎたいですね。
赤ちゃんを抱っこしても大丈夫?
新生児期から使えるネックピローや解決策があるとはいえ、乳幼児揺さぶり症候群のことなどを聞くとチャイルドシートに座らせるのも不安になってしまうかもしれません。
生まれたばかりの赤ちゃんは抱っこして乗った方が安全なのでは・・・?と思うかもしれません。
抱っこして車に乗ることは可能なのでしょうか?
現在の日本では、6歳未満の子どもが車に乗る際、チャイルドシートの着用が義務付けられています。当然新生児期の赤ちゃんも対象です。
また、チャイルドシートを使用せずに車に乗り、赤ちゃんが亡くなってしまうという悲しい事故も実際に起こっています。
この事故では、抱っこされていた赤ちゃんは事故の衝撃で親の体に挟まれて死傷、一方で親は赤ちゃんがクッションになり軽傷で済んだそうです。
抱っこで自家用車に乗るのは法律違反になるだけではなく、大事な我が子の命も奪いかねません。必ずチャイルドシートを着用するようにしてくださいね。
まとめ
赤ちゃんの首が曲がったり、埋まってしまって苦しそうに見えるときは、チャイルドシートの角度が間違っているかもしれません。解決するためには、
- チャイルドシートの正しい角度は45度
- タオルを使って頭の周りの隙間を埋める
この2つを試してみてください。また、首カックンが気になる時には
- ネックピローの使用
- チャイルドシートの底上げクッションを取り外す
という方法があります。
チャイルドシートを正しく使うことで、乳幼児揺さぶられ症候群や赤ちゃん眠りを妨げてしまうことから赤ちゃんを守ることができます。
今回ご紹介した内容はどれも簡単にできることなので、ぜひ確認してくださいね!
まだまだ小さい赤ちゃんとのカーライフが、安心してよりよいものになりますように。