妊娠中にコーヒーを飲んでたら問題あり？カフェインの摂りすぎはママや胎児にも危険！

妊娠前は、コーヒーが好きで毎日飲んでいたけど、妊娠中はコーヒーを控えるように言われて・・・。
妊娠前のようにガバガバ飲んではいけないのはわかるけど、どのくらいの量であれば、お腹の赤ちゃんに影響がないのか？心配になりますよね。

そこで調べた結果、

妊娠中は、コーヒーを1日1～2杯程度であれば飲んでも問題ありません。

理由は、コーヒーに含まれるカフェインは代謝・排出されるから。

とはいえ、個人差があるので心配でしたら妊婦検診の時などに相談してみましょう。

妊娠中は、コーヒー以外の全てカフェインを摂りすぎないよう注意しないと、ママだけでなく赤ちゃんにも悪い影響が出る可能性があるんです！

そうならないためにも、妊婦さんのコーヒー以外のカフェインの摂取目安も必ずチェックしてみてくださいね。

この記事では、

についてまとめています。

カフェインは少量であればリラックス効果もあるので、妊娠中でも安全にコーヒーを楽しみましょう♪

妊娠中にコーヒーを飲んでたら、赤ちゃんに悪い影響がある？

妊娠中は、コーヒーを一日に1～2杯なら飲んでも影響が無い

妊娠中でも、1日1～2杯のコーヒーであれば飲んで問題ありません。

妊娠中・授乳中はコーヒーは控えた方が良いといわれますが、大量に摂取するから影響がでるのであって少量たしなむ程度では影響が少ないからです。

妊娠中のコーヒー（カフェイン）摂取の目安

世界保健機関（WHO）	1日3～4杯まで
アメリカ	かかりつけ医に相談することが推奨されている
カナダ	1日当たり300 mg（200㎖のカップ約2.5杯）
ヨーロッパ	1日当たり200mg（200㎖もカップ約1.7杯）

日本では特に具体的な数値はありませんが、世界的にみても妊娠中は通常時よりも低く設定されているようです。

普段からコーヒーを好んで飲んでいる人にとって、「控えた方が良い！」と言われ、飲むことを我慢してしまうのはストレスになります。

妊娠中はストレスも大敵なので、リラックスするためにコーヒーを楽しむ時間を作ってみてみてくださいね。

妊娠中に甘いカフェオレを飲むときは糖分の摂りすぎに注意！

妊娠中でも、甘いカフェオレを飲んでもOK！

カフェオレは、コーヒーを牛乳で割ったものなので同じ量の通常のコーヒーと比べカフェインは少なくなりやすいからです。

ですが、牛乳と一緒にたっぷりと糖分が含まれる商品が多くあり、糖分の摂りすぎは妊娠糖尿病などに注意が必要です。

妊婦さんだけでなく赤ちゃんにもリスクがあるので、妊娠中の糖分の摂りすぎには気をつけたいですね。

妊娠中にコーヒーを飲んでたママさんの口コミ

卒乳したからカフェイン飲めるってツイート見て、おいら、毎日２〜３杯コーヒー飲んでる…なんなら妊娠中も産科医に許可取ってコーヒー２杯まで飲んでた…。カフェインそんなにダメだったんか？と今になって思うなど。

— 花 (@shaki_H27) May 19, 2021

妊娠中、カフェインレスのコーヒーとか紅茶が私の口には合わなくて、
結局一日2杯までと決めてカフェインありの飲んでたなぁ
今も授乳してるけど、気にせず飲んじゃってるなぁ
だからカフェインレスのコーヒー紅茶、あとルイボスティーが余りまくってる🤷‍♀️

— くるり☺︎9m (@kururi9696kuru) June 18, 2022

など、妊娠中でもコーヒーを飲んでた妊婦さんは多く見られました。

もちろん、「飲むのを我慢している」という口コミもありましたが、我慢してストレスを感じるよりも、大丈夫な範囲で楽しんじゃいましょう！

好きだとなかなかやめられないよね！コーヒーって入れてる時の香りと飲んだ時のほっとする瞬間で二度癒されるのよね☕💭💕
妊娠中ノンカフェインのにしてまでコーヒー飲んでたなぁ。

— てんとう虫にんじん🐞🥕かおりーぬⓉ3y6m♂ (@kao_nda_801) January 9, 2022

妊娠中飲んでたノンカフェインコーヒーやっと飲み終わった😇

流行りに乗っかってタルゴナコーヒー作ったけど苦くて飲めず☕️

ミルク10:コーヒー1で飲んだ🤣

なぜ苦手なコーヒーを妊娠中だけは飲めたんだろう🤔 pic.twitter.com/BSI09nzSUL

— ゆき☺︎ 2y+2m (@2y0m64286914) May 12, 2020

他にも、妊娠中だけコーヒーを飲むことができたなどの口コミも見られました。

妊娠中に1日のカフェインを摂りすぎるとどうなる？

妊娠中に限らずカフェインは短時間に大量に摂取すると中毒症状を引き起こすことがあります。

妊婦さんのカフェインの1日の摂取目安

妊娠中のカフェイン摂取の目安は、1日200～300mgです。

カフェインが含まれる食品はコーヒーだけではないので、合計した摂取量に気をつけましょう。

《カフェインが含まれる飲み物》

	カフェイン量	1日に飲める杯数（200㎖のコップ使用）
コーヒー	インスタント　80mg／1杯2ℊ使用	1杯2ℊ使用で約1.2～1.8杯
	ドリップ　60mg／100㎖	約1.7～2.5杯
紅茶	30mg／100㎖	約3.3～5杯
煎茶・ほうじ茶・ウーロン茶	20mg／100㎖	約5～7.5杯
玄米茶	10mg／100㎖	約10～15杯

参照元：厚生労働省

ピュアココア	10mg／1杯5ℊ使用（ミルクココアは微量しか含まれない）
エナジードリンク	モンスターエナジー　40mg／100㎖
	レッドブル　32mg／100㎖
	リポビタンD　50mg／100㎖
	オロナミンC　19mg／120㎖
ペプシコーラ	約10mg／100㎖

1日の合計で、目安を大幅に超えてカフェインを摂りすぎないように気をつけたいですね。

貧血がひどくなり、赤ちゃんに十分な酸素を送れなくなる

コーヒーに含まれるカフェインは鉄分の吸収を妨げるので、大量に摂取すると貧血になりやすくなります。

貧血が進むと、赤ちゃんに十分な酸素が送れなくなり、その結果、発育不足や早産といった影響を及ぼす危険があるんです。

ただでさえ妊娠中は貧血になりやすいので、コーヒーに限らずカフェインは摂りすぎないように注意しましょう。

日本人女性の約10人に1人、月経のある女性なら5人に1人は貧血であると言われています。

ですので、特に妊婦さんはカフェインの摂取量に気をつけて、鉄分をしっかり摂りましょう。

食後のコーヒーは食事で摂った鉄分の吸収を阻害されないように、30分くらい経ってから飲むことをおすすめします。

頭痛がする

妊娠中に起こりやすい頭痛をカフェインの摂りすぎで悪化させているのかもしれません。

妊娠中に多い頭痛の特徴	カフェインの摂りすぎで起こる頭痛
妊娠初期に多い偏頭痛 ホルモンバランスの変化により、血管が急激に広がることで起こる	カフェインが体内から排出されると、血管が締め付けられていた状態から元の状態に広がることで起こる
妊娠中期・後期に多い緊張性頭痛 姿勢が悪くなったり・運動不足から、筋肉が緊張して血流が悪くなることで起こる	血管を収縮させて血流が悪くなることで起こる

比較してみるととてもよく似ています。

このことから、妊娠中特有の頭痛がカフェインの摂りすぎで、さらに起こりやすくなる可能性が考えられます。

普段から頭痛持ち妊婦さんは、飲み物をカフェインレス・ノンカフェインに変えたり、辛いときは病院で頭痛薬を処方してもらうなどしてはいかがでしょう。

動悸がする

カフェインを摂りすぎると、心臓が異常なほどドキドキして、興奮状態となってしまいます。

カフェインは神経を落ち着かせる働きを邪魔して、心拍数を増加させてしまうからなんです。

カフェインは、神経を鎮静させる作用を持つアデノシンという物質と化学構造が似ており、アデノシンが本来結合する場所（アデノシン受容体）にとりついてアデノシンの働きを阻害することにより神経を興奮させます。

引用元：農林水産省

心拍数だけでなく血圧・体温も上昇させ体が興奮状態になるので、疲労や眠気を感じにくくなり、仕事がはかどるなど良い点もあります。

ですが、摂りすぎると必要以上に興奮してしまい、不快な動悸につながります。

カフェイン摂取によって動悸がする場合は、水を飲んで安静にしてください。

神経の興奮を抑えるために、体を休めて深呼吸したり冷たい水を飲むことが効果的です。

頻尿がひどくなる

妊娠中は頻尿になりやすいので、利尿作用のあるカフェインの摂りすぎで余計にひどくなる可能性があります。

腎臓で老廃物や毒素をろ過して取り除かれた血液は、その99％が再吸収され、残りの1%が老廃物と一緒に尿として排出されます。

カフェインはこの再吸収の働きを妨げ、まだ使われるはずだった水分の行き場をなくし、それが尿になり排出されます。

単純に作られる尿が増えるのでトイレに行く回数が多くなります。

ですので、出かける予定があるときやトイレに行けない時間があると分かっている場合は注意してくださいね。

お腹の赤ちゃんの発育が遅くなる可能性も

どれくらいカフェインを摂りすぎたら赤ちゃんに影響するのか明確には分かっていません。

カフェインの血管を収縮させる作用により血流が悪くので、赤ちゃんに運ばれる酸素や栄養分が減ります。

その結果として、低体重児や低酸素状態になり発育が遅くなる可能性があります。

妊娠中のカフェイン摂取量と生まれた子供の体調変化などがどう関連しているのか？を調べた研究はまだ少ないのが実情。

そのため

• 妊婦のカフェイン摂取量が赤ちゃんに悪影響が及ぼす可能性はあり
• しかし、はっきりとした原因などはまだわかっていない

妊婦がカフェインを摂りすぎるから影響が出るのであって、コーヒー1～2杯程度で心配することはありません。

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まとめ【妊娠中のコーヒーは1日2杯までなら問題なし！】

カフェインに対しての耐性は個人差があるので、心配な方は控えた方がいいですし、飲みたい方は１日1～2杯なら飲んで大丈夫ですよ。

なにかと心配事が増える妊娠中ですが、カフェインにはリラックス効果もあるので、コーヒーでホッと一息つきませんか？