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ティファールなどの電気ケトルで水道水を沸騰させても不純物が除去できないって聞いたことありませんか?
不純物が除去できないって聞くと、赤ちゃんの口に入れても大丈夫なのかと心配になってしまいますよね。
結論から言うと、
ティファールの電気ケトルを使ってミルクを作ることは可能ですが、ミルク用のお湯を作るのであれば別な方法を使った方がよいでしょう。
その理由は大きく分けて2つあります。
この記事では、
- ティファールなどの電気ケトルがミルク作りに適さない2つの理由
- 電気ケトルでミルクを作る際の注意点
- ミルク用のお湯を沸かすのにおすすめの方法
についてお伝えします。
なるべく、手間をかけずに安全なミルクを作れる方法を解説するので、ぜひ最後まで読んでいってください♪
粉ミルクを作るときに水道水をティファールで沸かして大丈夫?おすすめしない2つの理由!
理由①有害物質の除去ができない
水道水には作る過程で生じるトリハロメタンという発がん性物質や消毒のための塩素が微量ですが含まれており、これらを除去するため10分以上沸騰させる必要があります。
これらの有害物質は沸騰後5分ほどで一時的に濃度が上昇する性質があるともいわれています。
そのため沸騰するとすぐ保温もしくは電源がオフになってしまう電気ケトルでは十分にこの有害物質を除去できない可能性が高いされているのです。
理由②適温のお湯を用意できない
ミルクに使うお湯の適温は70~90度とされています。
お湯がぬるすぎるとミルクに含まれている可能性のある細菌類の殺菌ができず、反対に熱すぎてもミルクに含まれる栄養素を壊してしまうためです。
電気ケトルの多くは100度まで沸騰してしまうため、沸かしたお湯をすぐに使うことはできません。
有害物質は問題ないという意見もある
発がん性物質と聞くと少し怖い気もしますが実はこんな意見もあるのです。
東京都水道局によると、現代はかなり塩素も極限まで少なくなり、ほとんどの人が塩素を感じないと。
塩素は細菌を繁殖させないために必要でオゾンなどでは家庭まで持続しないので塩素が有効なのよね。だから塩素が入ってるわけですがその濃度は生涯わたって飲んでも健康被害がないようになってるのです— 母子栄養協会*離乳食・幼児食* (@boshieiyou) August 15, 2020
ですから現代の日本の水道水は、そのまま赤ちゃんも飲むことができます。でもどうしても塩素などが心配という場合には10分以上加熱して冷ますと安心です。水道水はいつから?と心配しすぎず臨機応変で良いと言えるでしょう。
— 母子栄養協会*離乳食・幼児食* (@boshieiyou) August 15, 2020
たしかに私たちもふだん当たり前に水道水を使っていますが特別健康被害があるわけではないですよね。
このような意見もあることからあまり神経質にならずに水道水を使う家庭も多いようです。
ミルク作りにはあまりおすすめできない電気ケトルですが、どうしても電気ケトルで作る場合には以下の注意点に気をつけてください。
粉ミルクの調乳に電気ケトルを使う際の2つの注意点
注意点①10分以上沸騰させる
先に書いたように電気ケトルであっても10分以上沸騰させることができれば有害物質の除去は可能です。
沸騰後も数回に分けて沸騰を繰り返し10分以上かけてから調乳に使いましょう。
注意点②沸騰させたお湯はその日のうちに使い切る
沸騰させることでトリハロメタンと同時に殺菌に必要な塩素まで除去してしまうためお湯は保存がききません。
保温機能がついていないケトルの場合はその場で使い切り、保温機能がついている場合も1日以上保存しないようにしましょう。
再沸騰させることができないケトルを使っていたり、どうしても心配な方は赤ちゃんの体に負担がかからないよう、ミネラル分の少ない軟水のミネラルウォーターや調乳用の水を使用するといいかもしれません。
電気ケトルを使った粉ミルクの安全な作り方
湯冷ましを準備する
- 電気ケトルで水道水を10分以上騰させる
- 沸騰したお湯を湯冷まし用の容器に入れ冷蔵庫で保存しておく
- 湯冷ましは1日ごとに作り直す!
- 湯冷ましだけミネラルウォーターや調乳用の水を使ってもOK
ミルクを作る
- ケトルに水道水を入れ、沸騰を繰り返し10分以上沸騰する
- 哺乳瓶にミルクを入れておく
- 沸騰したお湯を作りたい量の3分の2程度入れる
- 湯冷ましを足してできあがり!
毎回10分以上待っていられないよ!という方はミネラルウォーターや調乳用の水を使うと沸騰してすぐに調乳することができます。
粉ミルク用をお湯を用意するのに便利なおすすめアイテム2選
おすすめ①電気ポット
メリットとしては
- カルキ抜き機能がついているものが多い
- 容量が多く保温ができるので1日に何度もお湯を作らなくてよい
- 温度調整機能がついているため適温のお湯を用意できる
などがあります。
保温や温度調整機能は電気ケトルと同じですがカルキ抜きができることや作り置きがしやすいというメリットは大きいですね。
ただし電気ポットを使う場合には
- 保温機能を使用した場合、電気ケトルよりも電気代は高くなる。
- 内部を洗いにくい構造のため定期的にクエン酸や酢での洗浄を行う。
という注意点もあります。
おすすめ②ウォーターサーバー
メリットとしては、
- 電気ケトルよりも時短になる
- トリハロメタンや塩素などの有害物質の心配がない
- 離乳食でも使うことが出来る
などがあります。
デメリットとしては、
- コストが割高になる
- 設置に場所をとる
などが挙げられます。
あまり頻回にミルクを作らなかったり、おうちのスペースに余裕がないという家庭には不向きかもしれませんが、完ミで育児をしている方や割高でも安全に配慮したいという方にはおすすめです!
まとめ
水道水を電気ケトルで沸かして使うときは
- 10分以上の沸騰で有害物質の除去を行う
- 70~90度のお湯にする
- 沸かしたお湯は保存がきかない
という点に注意する必要があります。
有害物質は人体に影響があるほどの量ではないとされていますがどうしても心配な方は
- ミネラルウォーターや調乳用の水を使う
- カルキ抜き機能のある電気ポットを導入する
- ウォーターサーバーを導入する
などの方法をとるのがおすすめです。
ミルク作りの方法で迷っているかたはぜひ参考にしてみてください。
ご家庭に合った安全で簡単な方法を見つけて楽しく育児ができますように。