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目安として「卵は1日3個まで」っていうのはわかったけど、卵を食べ過ぎると体にどんな悪い影響が出てくるかも気になりますよね。
今回は、そんな卵に関して悩んでいるあなたに向けて
- 卵を1日3個まで食べても大丈夫な理由
- 大人は卵を1日何個まで食べてもよいか
- 毎日食べてほしい卵の素晴らしい栄養と効果
- 栄養を効率よく摂取するための理想的な卵の食べ方
- 栄養を効率よく摂取できる一緒に食べたい食材
をお伝えしますね。
卵は1日3個まで食べて大丈夫?
結論:健康な人は1日2~3個までならOK。
ひと昔前までは、「卵は1日1個まで」と言われていていたのになぜ変わったかというと、理由が2つあります。
・卵でコレステロール値はあがらない
・卵は高たんぱく質で低カロリー
卵でコレステロール値はあがらない
卵はコレステロールが高いから、一日1個まで!と以前は言われていましたが、
コレステロールの量は体内で調節できるとされており、食べた卵の数は関係ない
ということがわかったのです。
2015年版の“日本人の食事摂取基準”で、コレステロールの摂取上限値を撤廃。
今年度から施行される2020年度版にも、コレステロールの摂取上限値の記載はありません。
コレステロールの摂取上限値がないとはいえ、厚生労働省「日本人の食事摂取基準」にはこのように記載があります。
しかしながら、これは許容されるコレステロール摂取量に上限が存在しないことを保証するものではないことに強く注意するべきである
つまり、卵の摂取量に上限を決めるわけじゃないけれど、たくさん摂ってもOKというわけではない、ということです。
なので、結論としては卵は個数に制限はないんですが、目安として1日2~3個食べることをおススメします。
卵は高たんぱく質で低カロリー
卵のサイズ(S・M・L)ごとのカロリー
サイズ | カロリー(㎉) | タンパク質(g) | 糖質(g) |
S | 60 | 4.9 | 0.1 |
M | 79 | 6.4 | 0.2 |
L | 91 | 7.4 | 0.2 |
※重量はS:40g、M:52g、L:60g(それぞれ殻を除いた正味量)
卵(Sサイズ)の1日の必要摂取カロリーとの比較
Sサイズ | カロリー(㎉) | タンパク質(g) | 糖質(g) |
卵2個 | 120 | 9.8 | 0.2 |
卵3個 | 180 | 14.7 | 0.3 |
成人男性摂取基準 | 2100~2650 | 50 | 330 |
成人女性摂取基準 | 1650~2000 | 50 | 270 |
卵(Sサイズ)を1日に3個食べた場合、摂取基準の約30%のたんぱく質を摂取することが可能
卵(Mサイズ)の1日の必要摂取カロリーとの比較
Mサイズ | カロリー(㎉) | タンパク質(g) | 糖質(g) |
卵2個 | 158 | 12.8 | 0.4 |
卵3個 | 237 | 19.2 | 0.6 |
成人男性摂取基準 | 2100~2650 | 50 | 330 |
成人女性摂取基準 | 1650~2000 | 50 | 270 |
卵(Mサイズ)を1日に3個食べた場合、摂取基準の約40%のたんぱく質を摂取することが可能
卵(Lサイズ)の1日の必要摂取カロリーとの比較
Lサイズ | カロリー(㎉) | タンパク質(g) | 糖質(g) |
卵2個 | 182 | 14.8 | 0.4 |
卵3個 | 273 | 22.2 | 0.6 |
成人男性摂取基準 | 2100~2650 | 50 | 330 |
成人女性摂取基準 | 1650~2000 | 50 | 270 |
卵(Lサイズ)を1日に3個食べた場合、摂取基準の約45%のたんぱく質を摂取することが可能
どのサイズの卵であっても、1日3個までであれば食べてもカロリーや糖質を押さえて、必要なたんぱく質を摂ることができますね。
大人は1日何個まで食べても良いのか?
結論からいうと、「卵を1日〇個までなら食べても大丈夫」とははっきり言えません。
理由は、人によって健康状態、生活習慣や運動レベルが違うため一概には決められないからです。
ただし、卵を1日3個まで食べることを理想としているので、その2倍以上、つまり6個以上になると食べ過ぎとみなしてよさそうですね。
卵を食べ過ぎると体にどのような悪影響がある?
卵を極端に食べ過ぎた場合、4つの悪影響があることがわかっています。
- カロリーオーバーで体重が増える
- 体臭がきつくなる
- 下痢や腹痛を起こす
- ニキビなどの肌荒れを起こす
カロリーオーバーで体重が増える
サイズ別の卵のカロリーを確認したい方はこちら。
(例)Mサイズの卵6個474kcal=ご飯茶わん1杯のカロリーの2.8倍
※ご飯茶わん1杯(約150g)は約240kcal
また、卵を使った料理には、調理する過程でたくさん油を使うためカロリーが高くなります。
(例)オムレツ(具材:ひき肉+玉ねぎ)卵1個分:262kcal、卵2個分:353kcal、卵3個分:444kcal
(例)チャーハン(ご飯250g+野菜+ハム+卵1個):708kcal
どの食事でもいえることですが、食べ過ぎによるカロリーオーバーしたとしても、太らないようにするためには、運動やスポーツなどで消費カロリーを増やすことが必要です。
つまり筋トレなどの運動を毎日している人が、卵を1日5個食べても体重増加はあまり気にしなくてよいと言えますね。
体臭がきつくなる
なぜそんなことが起こってしまうのか?というと
①ゆで卵を作る過程で硫化水素を白身に閉じ込めてしまう。
②体に入った硫化水素は、消化吸収の過程で有機物と混ざり臭いガスが発生。
③体内に溜まったガスは、オナラや口臭・体臭という形で身体の外へと排出。
④その結果、体臭がきつくなる!!
特に普段から便秘ぎみなど腸内環境が悪い人は臭いがキツくなる傾向があります。
ゆで卵を食べるときは、ヨーグルトなどの発酵食品や食物繊維を多く含むバナナなどを一緒に食べるようにすると、腸内環境が整い臭いが軽減されますよ。
下痢や腹痛を起こす
胃腸が悪い時、加熱した卵は消化にも優しく栄養価も高いのでよいのですが、生の卵は逆に症状を悪化させてしまうことが。
温度管理が悪かったり、殻を割ってから放置した卵はサルモネラ菌の繁殖によって食中毒を引き起こす危険性もあります。
消化の悪い生卵や、サルモネラ菌による食中毒以外にも、卵アレルギーによる下痢や腹痛も考えられます。
特に、消化器官が未発達な子供の場合は、卵を食べ過ぎると下痢や腹痛を引き起こす原因となり得るので注意が必要です。
ニキビなどの肌荒れを起こす
卵に含まれるコレステロールは、男性ホルモンの原料となります。
男性ホルモンは皮脂分泌を活発にさせる作用があるため、卵を一度に食べ過ぎたり、コレステロールや脂質が高い食材を一緒に摂取したりといった場合、男性ホルモンが一時的に増加する可能性があります。
つまり、卵のコレステロールが原因で皮脂分泌を活発にする男性ホルモン増加してしまい、ニキビの原因になる可能性があるんです。
美容効果やアンチエイジング効果のある成分も多く含む卵ですが、やはり食べ過ぎてしまうと肌荒れなどの悪影響を引き起こしてしまいます。
毎日食べてほしい卵の素晴らしい栄養と効果
卵を過剰に食べ過ぎてはいけませんが、毎日2~3個の卵を食べることをおススメします。卵にはこんなにすごい栄養効果があるんです。
これを知れば、あなたはきっと毎日卵を食べたくなりますよ。
認知症を予防する
卵の卵黄に含まれるコリンは、脳や細胞膜の修復・構成を促進するので、認知症を予防することができる
卵のすごいところは、このコリンが全ての食品の中で一番多く含んでいて、吸収しやすい特徴を持っています。
全国の100歳以上の長寿者のうち1500人を対象として、食生活を調査した結果、「ボケ知らずで心身ともに元気なお年寄り」は毎日欠かさず卵を食べていることがわかりました。
引用元:日本卵業協会
認知症を予防したい方はぜひ卵を積極的に摂取しましょう。
学習能力が向上する
卵の卵黄に含まれるコリンは、脳での記憶や学習に深い関わりをもつ神経伝達物質の原料なので、記憶力がアップする
コリンは、認知症予防だけではなく脳細胞同士のコミュニケーションを高め、脳を活性化させるので記憶力アップにも期待できるんです。
生活習慣病を予防
- コリンは血管を拡張させて血圧を低下させるために、高血圧の予防効果がある
- コリンはコレステロールや中性脂肪の量を適切に保つ働きがあるため、高コレステロール血症や動脈硬化症、脂肪肝などの予防や改善する
コリン、すごいですよね。
気になる生活習慣病予防にも、まず卵を食べる習慣を。
美肌を保ってくれる
卵には美肌に導く成分がたっぷり含まれている
女性は特に必見ですよ。
卵に含まれている成分と美肌効果
- ビタミンA:肌の状態をよりよく保ち美肌をサポート
- ビタミンB2:肌のターンオーバーをサポートし、肌トラブルから守る
- ビタミンD:肌のトラブルから守る
- ビタミンE:くすみをケアする
- ビタミンB12:肌の血色を整える
- 葉酸:肌トラブルをケアする
- ビオチン:肌や爪、髪の状態をケアする
- 必須アミノ酸(メチオニン):活性酸素の発生を抑える働きが期待できエイジングケアに活用
目の老化を防ぐ
卵に含まれるルテインは、紫外線から目を保護する役割を果たし、疲れ目や白内障を改善する効果がある
ルテインが不足すると目の組織に悪い影響を与えて視力が衰えてしまいます。
毎日2~3個の卵を食べ続けて目の老化を防ぎましょう。
ダイエットに効果的
- 卵は腹持ちがよく、お腹がすいたときにシグナルを出すホルモンの働きを抑制することができる
- 卵に含まれる「オメガ3脂肪酸」には脂肪燃焼効果がある
- 卵の※GI値は30でパンのGI値95の約3分の1
※GI値とは食品の摂取後の血糖値の上昇を比較した値
アメリカのセントルイス大学の研究グループの実験の結果「低カロリーの朝食に卵を2個つけると体重が2倍の速さで落とせる」ということがわかったのです。
骨・肌・爪の強化
- 骨や歯を強く保つビタミンDが豊富含まれている
- 髪や肌、爪などにツヤや潤いを与えてくれるビオチンが豊富含まれている
- 乾燥肌、口内炎、抜け毛、爪の変形を予防する鉄分はほうれん草の2倍
- 白髪予防効果とつやのある丈夫な爪を作るカルシウムは牛乳より豊富
卵には骨・肌・爪を強化するにに必要な栄養素が豊富に含まれていることがわかりますね。
肝臓を守る
卵にはアルコールを分解するのに必要な物質、必須アミノ酸のメチオニンが豊富→二日酔い防止になる
メチオニンは二日酔いの薬にも入っているので、効果はお墨付き。
たまご100グラムには、このメチオニンが約400mgも含まれており、これは他の食品に比べてずば抜けて多い数値なんです。
胎児の成長に必要
卵に含まれる葉酸は、胎児が育つための赤血球や血管の生成を助け、子どもの知的障害などのリスクを軽減する
胎児や新生児がコリンを摂取することで、高齢になったときに記憶障害の程度が軽くなることも判明
コリンを妊娠期の母親がたっぷり摂取すると胎児は母親に比べて血中のコリン濃度が7倍に上昇するんです。
そして授乳期の母親がコリンを摂取すると母乳に多量のコリンが含まれます。
疲れ知らずの体になる
- 20種類のアミノ酸を含む卵は疲労回復や筋肉を強化する効果がある
- 卵に含まれるリゾチームは風邪の細菌を溶かす働きをする
卵には人間の体内ではつくれない8種類の必須アミノ酸すべてがバランス良く含まれており、消化吸収も抜群。
成長期のお子様には特に欠かせないタンパク質の王様です。
そして卵白には、細菌を殺す酵素のリゾチームが多く含まれています。
このリゾチームは風邪薬や目薬などの一般医薬品に使用されているんです。
「風邪をひいたらたまご酒」というのは理にかなったものと言えますね。
栄養を効率よく摂取するための理想的な卵の食べ方
卵の素晴らしい栄養と効果を知ったところで、次はその栄養を効率よく摂取するための卵の食べ方を紹介しますね。
卵白と卵黄を一緒に合わせて食べる方が栄養バランスはよい
卵黄:ビタミンB群、ビタミンA・Dなどを豊富に含む
卵白:実はタンパク質の量とカリウムは、卵黄よりも豊富。
卵黄と卵白を分けずに一緒に食べるようにするのが栄養面からすると理想的な食べ方ですね。
「生卵」「半熟卵」「ゆで卵」の加熱時間と栄養素の吸収の違いについて
それでは、生卵、半熟卵、ゆで卵の加熱時間では栄養の吸収に違いがあるのかをお話ししますね。
生卵
- 加熱に弱いビタミンの中でとくにビタミンB群の栄養を多く摂ることができる
- コリンも加熱することで減少するので、生で食べるほうがおすすめ
コリンの効果について忘れちゃった方は、こちらをクリック。
調理例:卵かけごはん・すき焼きの時のつけダレ・どんぶりなどのトッピング
「最近なんだか元気が出ない」そんな日は、生の状態で卵を味わうことで、効果的にビタミンを摂取でき元気をチャージすることができますよ。
半熟卵
【どの栄養素を最も吸収できるのか】というより、もっとも体に負担をかけずに、たまごの豊富な栄養素をまんべんなく吸収できるのが特徴
半熟卵とひと口にいっても、加熱時間や好みによってトロトロ具合が変わってきますが、最も体への吸収がよい半熟卵は温泉卵くらい柔らかい状態のもの。
半熟卵と固ゆでした卵では、消化吸収にかかる時間が1時間も違うと言われています。
「栄養を体に優しく、すばやく摂りたいな」というときは半熟たまごを意識して摂取してくださいね。
ゆで卵
育毛効果が高いビオチンを摂取する場合はゆで卵が最も適している
実は生卵に含まれるアビジンという成分には、ビオチンの吸収を阻害する働きがあります。
卵の栄養を効率的に摂取できる一緒に食べたい食材
卵はビタミンCと食物繊維以外の栄養素が含まれているスーパーフードですが、さらに効率的に摂取できる一緒に食べたい食材を紹介しますね。
足りない栄養素を補いたい方は野菜をプラスする
卵に野菜を追加することで、免疫力アップにつながる
詳しく説明すると、
消化も良く良質なタンパク質を含む卵と食物繊維豊富な野菜を補うことで便秘を予防
お腹を健康に保つ 腸を活性化 免疫力アップ卵+野菜の料理(例)
- ゆで卵と野菜サラダ
- 野菜炒めの卵とじ
- 卵スープ(玉ねぎ、ニンジン、シイタケなど)
食物繊維の豊富なニンジン、ゴボウ、かぼちゃ、ブロッコリーなどと卵を一緒に食べると腸の活性化に効果的なのでおススメですよ。
筋肉を作る効果が高めたい方はビタミンB6と炭水化物を一緒に摂る
- 卵にビタミンB6の食材をプラスすると筋肉を作る効果がアップ
- 筋トレして筋肉量を増やすためには、良質なたんぱく質を含む卵+炭水化物も必要
卵+ビタミンB6
ビタミンB6は、アミノ酸の再合成を手助けするので丈夫なからだづくりには必要な栄養なんです。
(ビタミンB6を多く含む食材)かつお・まぐろ(赤身)・鮭・鶏ささみ・バナナ・玄米ご飯など
卵+ビタミンB6の食材の料理(例)
- 海鮮丼+温泉卵
- 鶏ささみのピカタ
- 卵かけ玄米ご飯
- ホットケーキミックスで作るバナナケーキ(卵使用)
卵+炭水化物
たんぱく質をしっかり摂っていても、ごはんなどの糖質が不足していると、たんぱく質を分解してエネルギーに変換しようとするため、筋トレしても筋肉量を増やせません。
筋肉をつけたい方は、卵+炭水化物を意識してみてくださいね。
卵+炭水化物の料理(例)
- お好み焼き
- やきそば+目玉焼き
- カレー+卵
まとめ
今回お話ししたことを簡単にまとめると
卵を1日3個まで食べても大丈夫な理由
・卵でコレステロール値はあがらない
・卵は高たんぱく質で低カロリー
卵を食べ過ぎると体にどのような悪影響がある?
- カロリーオーバーで体重が増える
- 体臭がきつくなる
- 下痢や腹痛を起こす
- ニキビなどの肌荒れを起こす
毎日食べてほしい卵の素晴らしい栄養と効果
- 認知症を予防する
- 学習能力が向上する
- 生活習慣病を予防する
- 美肌を保ってくれる
- 目の老化を防ぐ
- ダイエットに効果
- 骨・肌・爪の強化
- 肝臓を守る
- 胎児の成長に必要
- 疲れ知らずの体になる
栄養を効率よく摂取するための理想的な卵の食べ方
- 卵白と卵黄を一緒に合わせて食べる方が栄養バランスはよい
- 元気になりたい人は、生卵を食べよう
- 髪や肌が気になる人は、ゆで卵を食べよう
卵の栄養を効率的に摂取できる一緒に食べたい食材
- 卵に野菜を追加することで、免疫力アップにつながる
- 筋肉を作る効果が高めたい方はビタミンB6と炭水化物を一緒に摂る