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順調に離乳食も進んできて、ある程度いろいろなメニューが食べられるようになってきたら、そろそろ大人のものから取り分けて作りたいな~と思いますよね。
しかし、いざやってみようとして気づきます。
“大人の料理のなかには結構な確率でにんにくが入っている”
ということに…!!
ギョーザや麻婆豆腐、ミートソースやペペロンチーノ、焼肉…など、にんにくが入っている料理を食べると元気が出るし、何よりとってもおいしいですよね。
子供が小さいうちはにんにくを入れないという手もなくはないけれど、にんにくが入っていない料理は少し物足りない気もするし、できれば入れたいところ。
そんなとき、「でも赤ちゃんには…?にんにくには独特なにおいもあるし、あきらかに刺激も強そうだけど、何歳から食べていいのかな?」と疑問に思いますよね。
結論から言いますと、
にんにくは9~11か月から食べることができます。
ただ、はじめから大人と同じように食べさせていいわけではありません。
今回は「にんにくって何歳から食べられるの?」という疑問にお答えしながら、にんにくの食べさせ方、注意点などをお伝えしていきます。
にんにくは何歳から食べさせていいの?
にんにくは生後9~11か月の離乳食後期から食べることができます。
市販されている対象年齢が1歳~と案内されている赤ちゃん用のレトルトカレーにもにんにくは入っています。
ただし、にんにくは生薬として漢方薬で使われるほど薬効が強く、胃腸への刺激も強いため、胃腸の機能が成熟する5歳くらいまでは、子どもへの与え方には注意が必要です。
また、大人にとってにんにくは元気が出る、栄養満点のスタミナ食材ですので、ぜひ子供にも食べさせたい!と考える方もいるかもしれませんが、どちらかというとにんにくは大人が好む食べ物です。
どうしてもにんにくを入れなければならないメニューでなければ離乳食の段階で無理に与える必要はないでしょう。
にんにくの食べさせ方と注意点
前述したように、赤ちゃんは離乳食期からにんにくを食べることができます。
しかし、実際に与える前に知っておきたいポイントがいくつかありますので、ここからは赤ちゃんのにんにくの食べさせ方と注意点について詳しくお伝えしていきます。
にんにくの食べさせ方
必ず加熱をする
離乳食の基本は加熱であり、それはにんにくの場合も同様です。
詳細は後述しますが、加熱をすることで食材を軟らかくして赤ちゃんの未熟な胃腸でも消化しやすくするとともに、アレルギーの原因になる物質アレルゲンの作用を弱め症状を軽くする効果があります。
また、生のにんにくは辛味があるので、まだ味覚が敏感な乳幼児には基本的にNGです。
少量にとどめましょう
にんにくは少量でもしっかり香りを感じられるほど、香り成分の強い野菜です。
くわえて、赤ちゃんの嗅覚は母乳やお母さんのにおいをかぎ分けて無事に母乳を口にして生き延びられるように生まれたてのころから大人と同等、もしくは大人以上に優れているといわれています。
そのため、赤ちゃんににんにくを与えるときは肉や魚の臭み消しや料理の風味つけ程度、ごく少量にしてください。
量については次の表を参考に。
乳幼児(0~6歳) | 子供(6~12歳) | 大人 | |
生 | × | 0.5片 | 1片 |
加熱 | 0.5~0.75片 | 1~1.5片 | 2~3片 |
また、にんにくは薄皮を剥き、みじん切りやすりおろした状態で与えるようにしてください。
ビタミンB1の食品と一緒に摂るとさらに栄養価UP
前述した通り、にんにくは食べ過ぎさえしなければ、栄養価がとても高いスタミナ食材。
その栄養をより効率よく取り入れるために、豚肉・レバー・玄米・大豆食品などビタミンB1と一緒に摂るのがおすすめです。
にんにくに含まれる”アリシン”という成分がビタミンB1の吸収効率や体内の保持を高めてくれるので、にんにくの滋養強壮・疲労回復効果をよりいっそう引き出すことができます。
注意するポイント
胃腸への負担
にんにくは大人でも体調や体質によって消化不良や腹痛を引き起こすことがあるぐらい刺激の強い食材です。
ほんの少量から食べさせるのはもちろんですが、食後の機嫌や便の状態に異状が見られる場合は食べさせるのを中止して様子を見てあげてください。
アレルギー
新しい食材に挑戦するときはアレルギーのことも気になりますよね。
ではにんにくはどうなのかというと、消費者庁が発表したアレルギーに関する情報でも、アレルギーが起こりやすいとされる27品目には含まれていません。
ですので、過度に心配する必要はなさそうですが、どんな食材も絶対にアレルギー反応が出ないとはいえません。
にんにくを食べたあとに以下の症状があらわれたら、アレルギーの可能性があります。
- 口の周りが赤くなる
- 口の中や喉が腫れる
- 体が赤くなったりじんましんが出たりする
- 鼻水や咳
- おう吐
- 下痢
このような症状が見られたら、たとえ症状が軽くても、かかりつけの小児科に相談するようにしてください。
また、アレルギーであった場合は市販の離乳食後期用のレトルトにもにんにくが含まれている場合があるので、原材料名を必ずチェックするようにしてください。
塩分の摂りすぎ
にんにくは大人が好む食材とお伝えしましたが、なかにはにんにくが大好きな子もいるようです。
そんなときに注意したいのが、塩分の摂りすぎ。
にんにくの醤油漬けやみそ漬け、キムチなど、にんにくが効いている食べ物は少量でも味が濃く、子供には塩分の過剰摂取になりやすいです。
おつまみ系の食べ物は子供のうちはなるべく食べさせないようにするのが賢明ですが、もしもう大好き大好きでで…という子がいたら、ほんの少しだけ小皿に取り分けたり、パックのまま食卓に出さない、など工夫してみてくださいね。
にんにくを使った離乳食レシピ
ここまでで、ポイントさえ理解していればにんにくは離乳食後期から取り入れてOKということがわかりましたね。
それではいよいよ、にんにくを使った離乳食レシピをご紹介していきます。
大人と取り分けながら作れる簡単レシピを集めてみましたのでぜひ参考にしてくださいね♪
ギョーザ
にんにくが欠かせない料理といえば、餃子ですよね!
赤ちゃんの一口サイズに作れば、離乳食後期からの手づかみ食べにも最適ですよ。
レシピではにんにくがかなり控えられているので、大人はタレに”追いにんにく”することで大満足できる味に。
麻婆豆腐
こちらも中華の定番、麻婆豆腐。
にんにくと豚肉や豆腐のビタミンB1食材と組み合わせて、まさに栄養満点の最強レシピです。
ちなみに、レシピにあるしょうがもにんにくと同様に1歳ころから少量であれば取り入れることができます。
離乳食・幼児食も取り分けできる麻婆豆腐 by sister_g
キーマカレー
カレーににんにくを入れることで味が一気に引き締まります。
カレーは子供が大好きですし、特にキーマカレーは具を細かく刻んで入れるので、離乳食後半になりちょっぴり野菜の好き嫌いが出てきた…という子にもおすすめ。
トマト煮
野菜はイマイチ進まないけど、トマトならパクパク食べる!という子も多いのではないでしょうか?
まとめて作り置きしておくと、ごはんやパンのおかずはもちろん、トマトソースとしてパスタに絡めたり、オムレツにかけたり、アレンジがいろいろできてとっても便利です。
レシピでは玉ねぎとパプリカのみですが、少しお肉をプラスしてもボリュームが出ておいしそうです♪
パプリカのトマト煮 取り分け離乳食完了期 by せいたママ620
まとめ
今回の記事をまとめると、
- 赤ちゃんににんにくは生後9~11か月ごろからOK
- 与えるときは必ず加熱をし、少量にとどめること
- 胃腸に負担をかけたり、アレルギー発症の可能性があることに注意しよう
- にんにくを使った離乳食レシピにもチャレンジしよう
いかがでしたか?
今回お伝えしたポイントを頭に入れつつ、上手に日々の料理ににんにくを取り入れることで、離乳食準備の手間が省けることはもちろん、赤ちゃんもパパやママと同じメニューを食べられる!ということにきっと喜んでくれるはず。
ぜひチャレンジしてみてください♪