食べ物の悩み

スパムは体に悪い?危険性やデメリット&安全な食べ方!

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「スパムは体に悪い?」
「体に影響は?」
「安全な食べ方は?」

という疑問を、実際に起こるかもしれない危険性やデメリットと共に、詳しくご紹介します。

知っている人も多いかと思いますが沖縄料理にはかかせないスパム!!

調理方法によって、あらゆるおいしい料理ができるため私も大好きな商品の1つです。

そこで、マイナスなイメージを持つだけでなく体に悪い原因があるからこそ、しっかりとその商品を知ることでおいしく安全に食べられるようになったら嬉しいですよね?

もちろん、おいしく安全に食べられる方法もご紹介しますので、ご参考にしていただけたら嬉しいです。

では、さっそく見ていきましょう!!

スパムは体に悪いの?

まず、先に結論を言ってしまうとスパムは「体に悪い」です。

しかし、体に悪いから食べないということではなく「何が悪いのか」と知ることが大事だと思います。

理由をご紹介しますので、1つずつ見ていきましょう。

塩分量が高い

スパムはベーコンやソーセージと同じ食肉加工品であり、比べてみると含まれている塩分量が他の商品より多いのです。

では、実際にスパムに含まれている塩分量と、厚生労働省の発表している塩分の摂取基準を参考に見ていきたいと思います。

商品名 塩分量(100gあたり)
スパム 2.2g
ベーコン 2g
ソーセージ 1.9g

商品別に見てみると、スパムは少し塩分量が多いですね!

さらに、厚生労働省が公開している情報で、男女別での1日の塩分摂取量が書かれている記事があります。

厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」(2020年版)では、1日あたり18歳以上男性は7.5グラム未満・女性は6.5グラム未満が目標値とされています。

引用元:Yahoo!JAPAN ニュース  

この記事をもとに、例えば多くても男性が1日で7.5g塩分を摂取できるとしましょう。

そして。一般的に売られている通常サイズのスパムの容量が340gになります。

ということは、100gあたりスパムは2.2gを含んでいますので

1缶あたり/約7.5g

あれっ!?

1缶まるごと食べてしまうだけで、1日の塩分摂取量になってしまいますね・・・

塩分を摂りすぎると高血圧になるので食べる量には十分に気をつけましょう!



脂質が高い

よくダイエットしている人には、カロリーを気にしながら食事を摂ることも多いのではないでしょうか?

カロリー だけで言えば、スパム1缶(340g)で1000kcal以上あります。

同じぐらいのカロリーで例えると、カツカレーを食べるのと同じぐらいです。

「たった1缶で、こんなにっ!!」

ちょっと、驚きですよね・・・

しかし、問題はカロリーが高いことではなく、「なぜスパムはカロリーが高いのか?」ということなのです。

成分表示だけ見てみると、主にエネルギーとなるのは

スパム(100gあたり)

  • タンパク質 12g
  • 脂質    29g
  • 炭水化物  2g

これだけみると、炭水化物が少ないので

「糖質制限ダイエットに向いているじゃん!」

などと思うかもしれません。

単に、糖質を制限したい人には向いているかもしれませんが、ダイエットに向いているかというとそうでもありません。

なぜかというと

脂質が高いからです!!

そして、この脂質がカロリーの高い原因となっています。

では、なぜ脂質が高いといけないのか?

人間の体は、代謝するエネルギーとしてタンパク質・脂質・炭水化物を必要としますが、脂質も炭水化物と同様で摂りすぎると、脂肪として蓄積され太ります。

また、コレステロール値の上昇や高血圧、動脈硬化になる可能性もあります。

なので、脂質量の高いスパムを食べるときに注意するべきなのは

塩分の摂りすぎと同じく、過剰摂取にならないように食べる量に気をつけましょう!

また、気になる人は下茹ですることで脂分を少しでも落としてから食べるのもいいかもしれませんね!

添加物が多い

スパムのような加工品には、添加物が多く含まれています。

添加物が多く含まれているのは、スパムだけではなく食肉加工品であるウインナー・ハム・ベーコンも同じです。

ここでは、スパムに含まれている添加物の中で危険性があるものを、まず知っていただけたらと思います。

  • 加工デンプン

:天然のデンプンに化学薬品を混ぜて造られた添加物

→天然デンプンに含まれるタンパク質に化学物質がくっつくと、合成タンパク質が生まれアレルギーになる可能性がある。

  • 亜硝酸ナトリウム

:食品の色・見た目をよくしたり、細菌が増えるのを抑える役割

→魚肉・魚卵・食肉などに含まれるアミンに反応することで、発がん性物質に変化します。

さらに、スパムには減塩タイプの商品がありますよね?

塩分を抑えたい人は、好んで買っているのではないでしょうか。

しかし、減塩タイプのスパムには通常の商品より多くの添加物が入っているのです!

上の添加物に加えて

  • 塩化カリウム

:塩の代用品としての添加物

→高カリウム血症を引き起こす可能性がある。

  • アスコルビン酸ナトリウム

:ビタミンCとして使用され、糖分・石油物質・着色料・香料などで合成された添加物

→安息香酸ナトリウムとくっつくと毒に変化する。

  • リン酸ナトリウム

:色・見た目をよくするためや、味をよくする役割

→リンの摂りすぎによって、カルシウムや鉄分を吸収づらくする可能性がある。

減塩タイプには添加物が多いですよね?

これらの添加物は、スパムの高い塩分をカットするために使用されています。

もちろん、安全の範囲内で商品は造られているため、すぐに健康に影響が出るものではありません。

ただ、知識として健康を考えるためにも知っておいて損はないですし、確実に体にいいものではないので加工品ばかりを食べている人に少しでも参考になればいいと思います。

「スパムの食べすぎはよくないな〜」

と感じたのではないでしょうか?

でも、知ることが大事です!

おいしく・安全に食べるためには、「そもそもスパムとはどんな商品なのか」ということを知る必要があると思いませんか?

次でご紹介させていただきます♪



スパムってそもそもどんな商品?

「おいしいけど、何の肉なんだろう?」

なんて思ったことはないでしょうか。

私自身も昔そんなふうに考えたことはありますが、「おいしいから、いいや」なんて調べてみようとしませんでした・・・

まずは、スパムとは何で造られていて、どんな商品であるのか知っていきましょう!

スパムは加工食品

スパムは豚肉・砂糖・塩・じゃがいもデンプンなどを原材料として、わかりやすく言うとソーセージの中身を腸詰めではなく、缶詰めにした「ランチョンミート」という加工食品です。

確かにスパムは缶から出してみると、ソーセージを切ったときの断面と同じような印象がありました。

もともと製造し始めた国はアメリカですが、日本では沖縄から全国に広がり始めた商品です。

また、賞味期限は3年と長く保存食にも適した商品となってます。

災害時などに非常食として配給されていたりしますよね?

スパムが加工品であっても、保存がきくのはいいポイントですね!

生で食べられるの?

「これって、絶対加熱して食べる商品だ!」

と昔の私はずっと思い込んでいました・・・

なんとなく、生で食べるには抵抗感をもっていたりしませんか?

しかし、スパムは加熱処理されているので、缶を開けてそのまま食べられる商品なのです!

生で食べる方法としては

  • サンドイッチ
  • サラダ
  • スパムおにぎり

がオススメ!

スパムは脂質や塩分が高いので、さらに味を加えるのはあまりオススメしません。

さらに、こんな意見もあります。

「生のままだと臭いが気になる」

「脂肪分がゼラチン状に固まっているのが苦手」

生で食べられるものの、苦手だと感じる人もいるようです。

ただ、1度は試してみてもいいかもしれません。

私も実際に生で食べたことはないので、今度は挑戦してみようと思います。



体に影響はないの?

加工食品は、食べることでもたらす影響が1番恐いですよね?

スパムを1番消費しているのは、日本において沖縄がダントツで1位です!

「長い間食べることで、実際に体に影響は出ていないのか?」

そんな疑問を、沖縄での歴史と今の現状を共にご紹介します。

いつから広がったの?

食の欧米化が先駆けて進んだ沖縄!

では、それはいつからなのか?

食べている期間を知るには重要な食の歴史です。

沖縄の伝統的な食は野菜や芋でしたが、1960年代に「肉の加工品」が海外から大量に流入してきました。その結果、肉類などを多く摂取する食の欧米化が日本で先駆けて進んだのです。

引用元:J−CAST ニュース  

欧米の食文化が広がったのは、第二次世界大戦後のようですね。

その後、食生活が変わった沖縄が今に至るまでどう変化していったのか?

さらに、知っていただきたいのです!

寿命が縮む可能性もある

現在、沖縄では摂取カロリーに占める脂肪の割合が3割ぐらいで多すぎであり、肥満の人は全国平均では3人に1人ですが、沖縄では2人に1人になっている。

引用元: J−CAST ニュース 

かつては、男女ともに長寿は沖縄が1位でしたが、今となって女性は長寿の上位であるものの、男性は昔と比べると見る影もありません。

脂質を摂りすぎ、肥満が増えることで寿命を短くしているのです・・・

しかし、これは沖縄だけに言えることではありません。

食の欧米化は、今や全国に広がっていますよね?

それぞれの家庭で、摂取する栄養は注意しなければならい問題なのです!!



スパムの美味しく安全な食べ方

では、具体的にスパムを安全においしく食べるにはどうすればいいのか?

これが、1番知りたい情報ですよね!

量や食べ方・安全な商品をご紹介しますので、是非参考にしてください〜

安全な量は?

人が1日に摂取するエネルギーは年齢や身体活動レベルによって違います。

身体活動レベルは3つに分かれていて、自身があてはまるレベルと年齢を合わせることで1日に食べられる基準がわかるようになります。

引用元:農林水産省

では、摂取可能なエネルギーをどんな人でも2000kcalまで問題ないとすると

  • 1日3食
  • 3品以上

という食べ方で、スパムの1日の摂取可能な量を考えてみると3分の1程度の量

つまり、約110g!!

ぐらいが適正だと思います。

スパムは塩分や脂質が高いため、他のおかずやご飯も一緒に食べるとしたら安全を考慮した量は、これぐらいが限界となるのです。

心配な人は、4等分(1切れ85g)にして少しずつ食べてもいいですね〜



オススメの食べ方は?

スパムを食べるには、まず野菜と一緒に食べることをオススメします!

スパムは、人のエネルギーになる食材としてはかなり優秀ですが、その他の栄養バランスが摂れません・・・

でも、たくさんの食材を使うのは下処理が面倒だったり、お金もかかったりしますよね?

まずは1品でかまいません!

例えば

  • ポークたまご+ほうれん草
  • スパム+ピーマン+たまごのチャンプルー

など、何か野菜を足すなら栄養価が高い、濃い色の野菜を入れてあげてください。

また、スパムを食べる際には一緒に食べる炭水化物の量をいつもより少し減らしてあげることでバランスがよくなりますよ!

ご飯 150g→100g

パン 2枚→1枚

やっぱり、脂質と炭水化物の組み合わせは太りますからね・・・

また、ご飯のおともに味噌汁を飲む人も多いかと思いますが、味噌汁も塩分を多めに含んでいるので、スパムを食べる際はお茶などで我慢するほうが塩分の摂りすぎ防止にもなります。

無添加の商品もある!

加工商品には、結局多くの添加物が含まれていますが、スパムだって「全て体に悪いものだけか?」と言われると

もちろん、そうではありません!

無添加であり、安心して食べることもできる商品もあるのです。

国内産にこだわっていて、クセも少ない商品です。

私も食べたことがありますが、とても食べやすい商品だと思います!

子供がいるご家庭でも、量に気をつければ安心して食べられますね〜

日常の食生活において大事なのは、いつも口にする商品がどんな商品か知ること、またどのくらい食べても大丈夫なのかを知ることです。

ただ、体に悪い商品を遠ざけるのではなく、知識を広げて健康的に食事を楽しみましょう!



スパムの注意しなければならいポイント

  • 塩分量が高い
  • 脂質が高い
  • 添加物が多い

これに注意した上で、食べられる量をしっかりと知ることが大事です。

無添加の商品もあるので、うまく活用して健康的に・おいしく食べましょう♪

ご覧いただきありがとうございました!