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早起きして、子どものサッカーの試合を見に行くと、やっぱりベンチ。
わかってはいたけど、やっぱりがっかりしますよね。せめて、後半で交代で出場できるかもと期待していると、2、3分、ボールにも触れず、ただ、ウロウロしているだけ。
上手なチームメイトは生き生きとしている。
なかなか上達しない我が子に、焦りとイライラでいっぱいで、子どもに辛くあたってしまうことありますよね。
私もしょっちゅうでした。2人の子が小学生でサッカーをしていましたが、周りの子と比べたり、ミスを責めたり、焦りやイライラでいっぱいでした。
しかし、実はこのような接し方は、残念ながら逆効果なのです。
サッカーが下手な子の親には、共通して以下のような特徴があります。
- 褒めない(ほめれない)
- ダメ出しばかりする(認めない)
- 間違った情報(余計)を与える
- 一緒に努力しない
- 子どもファーストでなく、自分(親)ファースト
もし、あなたがこの5つの特徴に1つでも当てはまっているなら、子どもに対する接し方を見つめ直し、考え方を変える必要があります。
この記事で分かること
⚽サッカーが下手な子の親の特徴
⚽サッカーが上手な子の親の特徴
⚽なかなか上手にならない、試合に出られない子の親の心得
⚽サッカーを続けるかやめるか【判断のポイント】
親御さんの立場から子どもにしてあげられる事、そして、心得をご紹介いたします。
少しでも参考にして、親御さんの心が楽になってくださったら、嬉しいです。
サッカーが下手な子の親の特徴
必ずがないので、「自分は違う」と思う方もいられるでしょう。
自分はどうかなあと、振り返って頂けたらと思います。
では、問題とは何でしょう。5つの特徴が考えられます。
1 褒めない(ほめれない)
子どもは褒めてもらわないとやる気が出ないことの方が多いです。
褒めるところなんてないから褒めないのかもしれませんが、昨日より今日、出来るようになっているところは必ずあります。
2 ダメ出しばかりする(認めない)
だめな部分ばかりにスポットをあてられ、積極性ややる気を失わさせています。
3 間違った情報(余計)を与える
チームの指導者の意見、見解と相違がある意見を子どもに与えていることが多いです。
子どもは何が正しいのかわからなくなります。
4 一緒に努力しない
親が口ばかりで努力していないことです。子どもも努力しなくてもいいと思いがちです。
5 子どもファーストでなく、自分(親)ファースト
親の都合で行動したり、叱ったり、指摘しているため、子どもが親を支持していません。
心あたりはありませんか?
私は大いにありありです。低学年の頃はできないところばかり気になり、ダメ出しばかり、褒めることもできませんでした。どうしても、親の見栄や、周りの目が気になり、プレーするのは子ども自身って事を見失っていました。
じゃあ、上手な子の親はどんな親なんでしょうか?
サッカーが上手な子の親の特徴
上手なチームメイトの親はなにか特別な事をしているか気になりますよね。
パパがサッカー経験者だったり、年の離れたお兄ちゃんがいたり、Jリーグの下部組織のサッカースクールに通っている子もいます。
我が家も気になり、いろいろな人に聞いたり、ほうぼうから情報を集めたりしました。
子どもが小学校卒業するまで、スタメンでサッカーを続けられたの親には共通点がありました。
上手な子の親は子どもをリスペクトし、自立を促している。
簡単に言うと
「口も手も出さない。でも、目は離さない。」
細かく説明しますと4つのことがありました。
①子どもに期待をかけすぎない
あまり大きな期待をかけすぎると、子どもを潰してしまう可能性もあります。
子どもの勘違いさせないように、言動には気を配っています。
今の姿より、将来の姿を見ています。
②子どもと良い距離感
子ども扱いせず、一人の人間として尊重しています。
チャレンジさせ、結果がどうであれ状況を判断し、自ら行動させている。
親は子どもの失敗は見たくないものです。どうしても先回りして失敗の要素を取り除きたなりますが、ぐっと見守っています。
本当に大変な子どもには処理出来ないときだけ、手をさしのべます。
③子どもに責任を取らせる
失敗したら、子どもに責任を取らせます。
忘れ物しても、親は取りに行ったりしません。
それで、試合に出られなくても自分の責任です。失敗から学ばせます。
そうやって訓練していれば、自分のプレーに責任を取り、人のせいにしない子になります。
④自分の子どもだけではなくチーム全体を応援することができる。
チーム全体が上手くなり、協力して勝利を目指すことを理解しています。
子どもも理解し、チームメイトのミスに文句を言ったりはしません。
チームメイトを励ましたり、カバーできる子に育ちます。
上手な子親と下手な子の親の違いが理解できましたでしょう
親は子どもの一番のサポーターでありたいですね。
低学年の頃から天才的に上手い子、努力して高学年どんどん上手くなった子、友達と楽しくサッカーができれば試合に出られなくてもいい子、いろんな子に出会いました。
下の娘は最後のタイプでした。チームメイトと同じように練習しても、上達も遅く、感も悪く、試合にもろくすっぽ出られませんでした。
なので、我が子が出ていない試合を見に行っても、わかってはいますがつまらないのが正直なところです。
試合に出られない、上達しない子どもの親御さんのモヤモヤした気持ちを、少しでも楽になれる心得をあげてみました。
参考にしていただければ、嬉しいです。
なかなか上手になれない、試合に出られない子の親の心得
★可能性を信じる
子どもの可能性は無限大です。本気で信じてあげよう。
★期待する
過度な期待は禁物ですが、期待に答えようとします。
「あなたなら大丈夫。期待しているよ。」と、声をかけてあげて下さい。
★受け入れる
スポーツをやっていれば、結果が出ないときも当然、仕方がないことです。
レギュラーにならないことも、すべてを受け入れてあげましょう。
★他人と比べない
上手なチームメイトの子などと比べない。
「あの子は出来るのに」とかは厳禁です。
★子どもの前で不満を言わない
子供の前では、後ろ向きなことは言わないようにしましょう。
自分以外に問題があると思う前に、まず、本人の問題に目を向かせましょう。
★チームを変える選択
どうしても、子どもに合わないチームなら思い切って移籍しましょう。
チーム移籍は親も子どもの相当な体力がいります。
子どもに寄り添い、今のチームで楽しいか、楽しくないかを見極め、今後を考えてあげましょう。
根性論、負けたことを選手の責任にしたり、トレーニングが古い、勝利至上主義で練習試合でもサブの選手は出さない、などこちらも上げるときりがありません。
傷が深くなる前に、見切りをつけましょう。
子どもにあったサッカーチームを一緒に探してみましょう。
★24時間ルール
試合の反省は24時間過ぎてから話し合いましょう。
試合が終わったすぐは、感情的になっています。言いたいのはわかりますが、明日にしましょう。冷静になり、落ち着いて話しましょう。
我が家はこのルールを知るまでは、試合後の夕食が反省会でした。
夫婦喧嘩になり、パパが指導者講習会に参加をし、守るようにしました。
プレーをするのは子ども自身で、私たち親ではないのです。
サッカーを続けるかやめるか【判断のポイント】
親も子どもどうしたらいいのか、迷いますよね。
続けるか、やめるかの判断のポイントとメリットについて考えてみましょう。
では、チームメイトと同じように練習しているのに、差が出てきてしまうのはどうしてでしょうか?
サッカーが下手な原因
運動神経が悪かったり、成長のスピードが遅かったりと遺伝的要素もありますが、
これは練習内容などにより、ある程度の改善が可能となります。
それ以外の原因を考えて見ましょう。
チームの中の序列感
比べる相手がいることにより、上手、下手と感じます。
「AチームBチーム」「トップやサテライト」などでクラス分けされると、なんとなく
順番が出来てしまい、下手な子が選ばれていってしまいます。
股関節が硬い
サッカーは360度のスポーツですので、股関節の柔らかいことで可動域が上がり多くの
シチュエーションで足が出ます。
どことなくぎこちなく感じることにより下手に見えてしまう。
精神的に弱い
低学年の子には特に多いですが、集中力が続かない
声が出ない、予測が出来ない
恥ずかしいとか、大きな声が出せないとか理由がありますが、サッカーは選手が判断して、プレーを選択するスポーツです。
次何が起こるか、何をすればいいのかを意思表示することにより、連携プレーが生まれるわけです。
練習不足
これが最大の理由かもしれません。
それぞれのご家庭の事情はあると思いますが、環境を考えて見てはどうでしょう。
我が家の長男もチームの入った頃は一番下手でした。
チームメイトにバカにされ悔しくて何度も涙を流していました。それを見ていたパパが
一緒に練習に参加したり、朝練、平日のサッカースクールにも通いました。
本人も放課後は、ほぼ毎日サッカーをしていました。それが6年近く続きました。
おかげで、市の選抜チームにも選ばれましたし、高学年ではずっとスタメンになれました。
サッカー経験のないサッカーの技術や戦術は教えることは出来ませんでしたが、練習するシチュエーションを作る努力をしてきました。
本人のやる気や性格にもよりますが、「サッカーが好き」「上手くなりたい」と思うのであれば、練習もしますし努力もします。
そこまで出来ないし、時間も取れないとおっしゃる方もいらっしゃると思います。
練習出来る環境、やる気になる方法を子どもと一緒に考えて見てはどうでしょうか。
常にボールに触れられるように、我が家ではダイニングテーブルを撤去し、部屋の中には柔らかめのボールを転がしておきました。
この方法は、親のストレスや騒音がデメリットですので、参考までです。
続けるメリット
続けていくメリットはサッカーが上手い下手に関係なく、子どもが楽しめていることです。
友達と会える、練習が終わったら遊ぶでもいいんです。
我が家の長男は小1からずっとサッカーを続けています。今も情熱は変わっていません。
1、2年生の頃は平等で試合に出してくれていたので、練習試合などには出られましたが、公式戦になると出られないこともありました。
3、4年生ではスタメンチームになれなかったりと、上手くいかないことも多々ありました。
5、6年生になってやっと周りも認めてもらえるような選手になることが出来ました。
どうしても、小学生の頃は足が早い子や体の大きい子が重宝されがちです。
我が家の長男は背もそれほど大きくもありませんし、足も早い方ではありませんでした。
あきらめず、ずっと練習に励んできました。
辛いとき、悔しいときもあったと思いますが、いつも仲間と楽しそうでした。
小学生時代のチームメイトの中にも色々な子がいました。
長男ように上手くなりたい子、なかなか上達出来ない子、試合に出られなくてもいい子。
6年間で多少の入れ替わりはありましたが、保護者や指導者の協力で、みんな笑顔で卒団していきました。
サッカーが上手い下手は関係なく、どんな子もやり遂げたという、自信になりました。
入った頃はどうなるか、面倒見きれないと思った子も、しっかりした子になっていました。
続けていくメリットはサッカーが上手くなることもありますが、継続する力を知ることです。
長男は中学でなかなかスタメン入ることが出来ませんが、あきらめず今出来ることを
自分で考え継続しています。
そして、親や先生以外の大人との交流の場が増えるので、礼儀などの人間関係を自然と身につきます。
長男は思春期ですが、挨拶はきちんとできます。
子どもがなかなか上手くならなくても、楽しそうに過ごしているなら、メリットはあります。
やめるメリット
反対にやめるメリットは、時間に余裕ができることです。
どうしても、「やめる」イコール「逃げる」イメージってありますね。
チームの指導方針、方向性の違いに違和感を感じているなら、
思い切って辞めることにより、他のやりたいことや道が見つかったりします。
下の娘も兄の影響もあり、幼稚園の年長からサッカーチームに入団しました。
娘は共に過ごしてきたチームメイトをとても大切に思ってました。
男の子ばかりでしたが、いつも楽しそうに練習に参加していました。
学年が上がるにつれ、なかなか上達できない子が1人2人と去って行きました。
長男の学年と指導方針が違い、上手い子ばかりが出場機会を与えられるようになっていました。
勝利至上主義となり練習試合でさえ出られなくなっていました。
そして、上手い子ばかり出続けるので、けが人も頻繁に出るようになりました。
たまに出場しても、負けると娘は自分が出たから負けたんだと思うようになり、すっかり自信を無くし、サッカーが楽しくなくなっていました。
娘の居場所はなくなり、小5なる前に退団しました。
大切に思っていたチームメイトとの別れ、辞めることへの罪悪感、娘は深く傷ついてしまいました。
しかし、辞めることにより時間ができて、今までやりたかったことを自由にやらせてあげることにしました。
おかげで今は、夢中になることが見つかり、食事を摂るのも忘れるほど集中しています。
やめて、中学受験にチャレンジし難関校に受かった子もいますし、他のスポーツに目覚めた子もいました。
挫折から立ち直る、マイナスのエネルギーをプラスに変えることへのチャンスです。
どうしても、チームに所属していると家族との時間は減少してしまいます。
我が家にとって、やめたメリットは娘に時間ができたことです。
お子さんがやめたいと言い出したときは、落ち着いてゆっくり聞いてあげましょう
まとめ
サッカーが下手の子と上手な子の親と特徴の違い
『サッカーが下手な子の親の特徴』
- 褒めない(ほめれない)
- ダメ出しばかりする(認めない)
- 間違った情報を(余計)を与える
- 一緒に努力しない
- 子どもファーストではなく親ファースト
『サッカーが上手な親の特徴』
子どもをリスペクトし、自立を促している
「口も手も出さない、でも目は離さない」
- 子どもに期待をかけすぎない
- 子どもと良い距離感
- 子どもに責任を取らせる
- 自分の子どもだけではなくチームを応援できる
違いを比べてみて、親御さんが出来ることは ⇓ ⇓ ⇓
なかなか上手なになれない、試合に出られない子の親の6つの心得
- 可能性を信じる(子どもは無限大)
- 期待する(あなたなら大丈夫。きっと出来る)
- 受け入れる(結果が全てではない)
- 他人と比べない(特にチームメイト)
- 子どもの前で不満を言わない(まず、問題は自分自身)
- チームを変える選択(子どもの方向性)
- 24時間ルール(反省会は一日過ぎてから)
サッカーを続けるべきか、やめるべきかの判断のポイントとメリット
サッカーが下手な原因
運動神経の良し悪し、遺伝的要素は練習内容などで改善可能
これ以外の原因は
- チームの中での序列感→下手な子が選ばれてしまう
- 股関節が硬い→どことなくぎこちなく見える
- 精神的に弱い→集中力が足りない
- 声が出せない、予測が出来ない→連携プレーに繋がらない
- 練習不足→これが最大の理由
子どもと一緒に練習環境、取り組み方を考えてみましょう。
続けるメリット
- 子どもが上手い下手に関係なくサッカーを楽しんでいる
- 最後までやり遂げたという自身
- 継続する力
- 礼儀や人間関係を学ぶ機会が多い
やめるメリット
- マイナスエネルギーをプラスのエレルギーに変えるチャンス
- 時間に余裕ができ、他にやりたいことがみつかる。
絶対これが正しいという答えはありません。
反対意見の方もきっといらっしゃると思います。
どんな時も、感情的にならず長期的に見守ってあげて下さい。
一緒に努力し、共に成長していきましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
池上 正さんの著書
「サッカーで子どもの力を引き出す 大人のおきて10」
を一部参考にさせていただきました。