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結論から言うと、揚げ物油の再利用の回数は酸化が進んでいなければを3〜4回は使用できます。しかし、料理内容や使用期間、保存方法などによっても変わってきます。
使用後の適切な処理と保存方法を実践することによって、揚げ物油を長持ちさせることが可能ですよ!
この記事では
- 揚げ物油の再利用は何回することができるのか
- 油を長持ちさせるためのポイント
- 揚げ物油を上手に使い切る方法
上記について調べました。
上手に使えばくり返し長く、無駄なく揚げ物油を使い切ることができます。
この記事を読んで、揚げ物油の無駄をなくすコツをぜひマスターしていってくださいね(*^^*)
揚げ物油は何回使えるの?
3〜4回が目安
揚げ油の再利用の回数は3〜4回が目安です。揚げる食材や量によっても変わりますがが、天ぷら系であればあまり油は汚れません。しかし、カレー風味の衣やから揚げなどは、匂いが強いうえに衣の粉で油が汚れます。
しかし、1回しか使っていない場合でも酸化が進んでいる場合は、再利用するのをやめましょう。
酸化とは?
油は劣化してくると、いやな臭いが出てきたり、色が濃くなったり、粘度が増したりして品質が低下します。 これを油の酸化といい、「光、高温、空気、水分、金属」などと接触する事で促進されます。
油の酸化の原因
油が酸化する要因は大きく分けて、4つあります。
- 空気に触れる
- 光にあたる
- 高温になる
- 食材から出る水分や焦げと接する
酸化が進んだ油を使うとどうなる?
- 食材の食感が悪くなってしまったり、素材の風味損なわれる。
- 酸化した油には※過酸化脂質となり 大量に摂取すると腸を傷つけて 下痢を引き起こし、食中毒を引き起こす原因となる。
- 多量に摂取した場合は、健康を損ねる可能性も
しかし、1回しか使っていない場合でも酸化が進んでいる場合は、再利用するのをやめましょう。
油の状態によって見極める
油の様子を観察して、再利用するか捨ててしまうかを判断しましょう。見極めのポイントでチェックしましょう。
油が酸化しているかの見極めポイント
- 使用前に比べ色が濃い
- 粘りがある
- イヤなニオイがする
- 加熱すると泡が消えにくくなる
- 180℃前後になると煙が出る
酸化した油は使わない
再利用しないっていう意見もあります。でも、7割近い人が再利用していますね。少ない量で使用して1回で捨てるって方もいらっしゃいますね。
- 「捨てないで再利用する」63.5%
- 「1回使用したら捨てる」27.5%
- 「決まっていない(時と場合による)」9%
ウーマンエキサイトあんふぁん揚げ油、1回で捨てる?再利用する?多かった答えは?
油は再利用しないほうがいい、サラダ油が酸化するとどうなるか調べてみてください
僕は少量で揚げて全部ペーパーに吸わせて捨てますよ
— リュウジ@料理のおにいさんバズレシピ (@ore825) February 19, 2021
揚げ物油の再利用するための4のポイント
揚げ物油を再利用するためにポイントとなる、保存方法と使用期限を知っておきましょう。
油をきれいな状態で保存することができればくり返して料理に使うことができます。繰り返し使えば、捨てる回数や購入回数減るので手間も減り節約にもなりますね。
①オイルポットでろ過して保存する
オイルポットは揚げ物で使った油などを良い状態で保管することができる、おすすめの方法です。
- オイルポットで油をろ過して余分なものを取り除いておきましょう。
- ろ過に適しているのは、30分程度冷まし50℃程度、ろ過スピードは少し遅くなりますが、適度な油の粘度になるため、ろ過性能を十分に発揮できるます。
油がまだ熱いうちにオイルポットのふたをしてしまうと、ふたの裏に蒸気がたまり油に水が入るので、ある程度冷めてから蓋をしましょう。
②保管場所と使用期限
保管場所
専用のオイルポットに入れた後は、台所の下の開きの中など、日の当たらない所、常温で保存しておきましょう。 冷蔵庫に入れるといいという意見もありますが、油が冷えると白く固まってしまったりして、次に使う時に使いにくいです。
使用期限
ろ過した使用済みの揚げ油を綺麗な状態で保存はできますが、だからといって何ヶ月もそのまま保存できるわけではありません。 2〜3週間程度を目安にしてください。
③オイルポットの種類とポイント
オイルポットは用途に合うものを選ぶことで経済的&衛生的に油を活用できますよ。
ポイントはろ過のタイプ、素材、容量と形状、注ぎ口の4つです。
種類 | ポイント |
---|---|
ろ過タイプ |
|
素材 |
|
容量、形状 |
|
注ぎ口 |
|
おすすめのオイルポットを紹介しますね。
油の処理を手間に感じていた人に、ぜひ試してほしい商品 |
使いやすく、初めての人にもおすすめの商品 |
高いろ過性能と使いやすさも兼ね備えている商品 |
高い機能性とデザイン性を兼ねた商品 |
オイルポットと揚げ物用の鍋を兼ねている鍋型の商品 |
④オイルポットがない場合
あまり揚げ物をしないし、少量の油なのでわざわざオイルポット購入するのもって方もいらっしゃいますよね。代用品と処理の手順をご紹介します。
代用品
蓋の出来て空気に触れる面積が少ないのでおすすめです。
おすすめオイルポットの代用品(保存容器)
- 急須やティーポット
- 耐熱性ガラス容器(ハニーディスペンサーおすすめ)
- 牛乳パック
- 保管している時に水や虫が入ることのないよう密閉してください。
- ビンの表面にはアルミホイルを巻くなどして光を遮断するようにしましょう。
- ペットボトルは熱でプラスチック容器の変形や変質で油に成分が溶け出す可能性もあるため、おすすめできません。
- 耐熱性ではないビンを使用すると油の熱に耐えきれず、割れてしまう可能性があります。
用意するもの
- 網目の細かい網じゃくし
- 油濾し紙(コーヒーフィルター、キッチンペーパー等でも可)
- 濾し器(コーヒードリッパー、ザル)
- 油の保存容器(上記で紹介した代用品のようなもの)
手順
- 揚げ物が終わったら、油が熱いうちに網じゃくしで揚げカスをしっかりすくい取っておく
- 保存容器にこし器をセットする
- 濾し器の上に油濾し紙やキッチンペーパーをセットし、熱(50℃前後が最適)が残っている状態の油を注いで油をこす。小さい揚げカスも取り除ける
- 油が完全に冷めたら蓋をして冷蔵庫、シンク、コンロ下収納部分のような冷暗所で保存。
- 油こし専用ではないペーパーでは、紙に吸収される油の量が多くてムダになる場合があり、ペーパーの重なりをはがし、薄い1枚にして使用するなどの工夫が必要。
- 揚げカスを1か所に集めて保管していると、発火する場合がありますので注意
- 油が熱いまま蓋をすると水蒸気によって油に水が混入のする可能性があり
油を上手に使い切る方法
揚げ物油は使い方次第で劣化を遅らせることができます。 油を使う料理の順番を考えて1、2週間の献立を考えて見るのもいいですね。
揚げ物の調理の順番
料理によっては一回使っただけでドロドロになってしまうものもあります。 できるだけ使い回すためには、汚れにくい料理→汚れやすい料理の順番に使っていく、油が汚れにくい順番を紹介します。
順番
- 野菜の素揚げ(下味、衣なし)、フライドポテトやナスの素揚げ
- 野菜の天ぷら、揚出し豆腐
- 魚介類の天ぷら
- フライ、コロッケ、カツ
- 味付きの揚げ物(から揚げ、カレー揚げ等)
- 炒め物
さし油
揚げ物油は、揚げ物の際、そのつど新しい油を「さし油」しながら使うと多少長持ちします。まず、オイルポットの油を注ぎ入れ、足りない分量を新しい油で補充すると良いでしょう。
比較的酸化しにくい油を使う
比較的熱に強く酸化しにくい油と特徴を一覧にしましたので、参考にして下さいね。
キャノーラ油 | 品種改良された菜種の一種であるキャノーラが原料の油。 加熱に強く、さらっとしていて軽いので、揚げ物全般向き。 |
---|---|
太白ごま油 | 香ばしい香りがあり、天ぷらに向き。料理の風味づけにも使われるほど、香り高いのが特徴。 |
こめ油 |
ぬかが原料の油。 油切れが良く、揚げ物がカラッと揚がる。クセがないので、食材の味を損なうことがありません。 天ぷらに使うのがおすすめ |
べに花油 | べに花の種子から抽出される油で、サフラワー油という名前でも売られている。 熱に強くあっさりしているので、揚げ上がりが軽いのが特徴。揚げ物全般に可能。 |
オリーブオイル | オリーブの果実から作られる油です。 揚げ物には、優しい風味のピュアオリーブオイルを使いましょう。素揚げやフリッターに向いています。 比較的低い温度で煙が出るため揚げ物の際に注意 |
油の処理方法
油は汚れや時間経過で劣化するので、状態を確認しながら使用しましょう。 嫌な臭いがする、粘り気がある、煙や泡立ちが気になる油は使用せずに廃棄しましょう。
資源ごみとして回収してくれる自治体も多くあり、まずはお住まいの自治体での回収方法を確認しましょう。
簡単な方法を2つ紹介します
①新聞紙や布にしみ込ませる
手順
- 空になった牛乳パック、ビニール袋などに新聞紙や捨ててもよい布を詰める
- 冷めた状態の油と水(自然発火を防ぐため)を流す
- しっかり封をして燃えるごみとして処分
②市販の凝固剤を使う
もっとも手軽に処分できる方法です。
使い方は凝固剤によって多少異なるものの、基本的には油が熱いうちに凝固剤を入れて溶かします。油が冷めると凝固剤によって油が固まるので、フライ返しですくいとり、ポリ袋などに移して燃えるゴミとして捨てましょう。
100円ショップなどでも購入できますよ。
まとめ
揚げ物油の再利用の再利用回数は3〜4回が目安です。しかし、1回しか使用していなくても下記のような油の状態は使用をやめましょう。
酸化による油の酸化の見極めのポイント
- 使用前に比べ色が濃い
- 粘りがある
- イヤなニオイがする
- 加熱すると泡が消えにくくなる
- 180℃前後になると煙が出る
揚げ物油の上手な再利用の方法
- 揚げかすを取り除きオイルポットでこして置きましょう
- 常温、日の当たらない場所で保管しましょう。
- 1回しか使用していなくても2〜3週間を目安に使い切りましょう。
- 揚げ物の調理の順番を汚れにくい料理(天ぷら)→汚れやすい料理(唐揚げ)で調理しましょう
- 揚げ物油が足りなくなってきたら、足りない分をさし油もおすすめです。
- 酸化に強い油を使用してみましょう。
家庭での揚げ物を美味しく仕上げるには、劣化していない油を使うことがポイントですね。酸化を防ぎ、上手に再利用して無駄をなく油を使い切りましょうね。
最後まで読んで頂きありがとうございます。