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「コーラが体に悪いのはなんで?」
「骨を溶かすって本当なの?」
独特の味と、炭酸のさわやかさがすごく美味しいコーラですが、体に良いイメージはないですよね。いったいなぜコーラは体に悪いのでしょうか。
結論から言うと、コーラが体に悪い理由は砂糖です。コーラには大量の砂糖が含まれているので、体に悪いと言われる1番の理由が砂糖なんです。
砂糖を摂りすぎると、糖尿病、老化、疲れやすいなどの症状が出てしまうので、摂る量には注意が必要です。
コーラは骨を溶かす、なんて言われたりもしますよね。私も、親から「骨が溶けるから飲んじゃダメ」と注意されていました。
人生でコーラを飲んだことあんまりないんだけど、昔からママに『コーラ飲むと骨溶けるからあかん』って言われてたから全然飲まんだだけやけど今でも飲まないのが普通すぎて全然飲まんけどコーラ美味しい?????
— にった ももか (@nittachan_03) October 19, 2020
コーラは実際に骨を溶かしてしまう飲み物なんでしょうか?
↑記事を書いていたら飲みたくなって、近くの自販機で買ってきました。久しぶりに飲むととってもおいしい。
また、発がん性があるという噂の成分も含まれているので、要注意です。
今回は、
- コーラに含まれる体に悪い成分
- コーラで何の病気のリスクが高まるか
- 本当にコーラで骨は溶けるのか?
を調べてみました。
コーラが体に悪い理由はこの成分!
砂糖の量が多いことが1番の問題なのですが、それ以外にも、体に悪影響をおよぼす成分が含まれています。
- リン酸(酸味料として)
- カラメル(着色料として)
- カフェイン
- 人工甘味料(ゼロカロリーコーラ)
成分をひとつずつ紹介します。
糖類
コーラやサイダーなどの炭酸飲料などは、ものすごい量の砂糖が含まれていることで有名です。
コーラ500mlで考えると、56.5gも砂糖が入っている計算に!
大量の砂糖が入っているので、コーラが体に悪いと言われる一番の理由が砂糖です。
リン酸(酸味料)
「コーラは骨を溶かす」と言われる原因が、このリン酸です。
リン酸は、コーラに酸味料として含まれています。500mlコーラ中、約83mg含まれています。
リン酸は、体内でリン酸カルシウムになるため、カルシウム不足になると考えられています。これが、骨を溶かしてしまうと言われる理由です。
このリン酸は、さまざまな食品に含まれています。
リン自体は体に悪いものではなく、骨や歯を形成するのに必要ですし、遺伝情報に関わるDNA、RNAの構成要素となります。摂りすぎがダメということだそうです。
カラメル(着色料)
実はカラメル色素に発がん性があるかもしれません。
カラメル色素には4種類あると言われています。
この4種類のうち、アンモニウム化合物を加えてつくられたカラメルⅢ、Ⅳは、製造過程で発がん性の物質ができてしまうと言われているのです。
- カラメルⅠ:糖類を加熱
- カラメルⅡ:糖類に亜硫酸を加えて加熱
- カラメルⅢ:糖類にアンモニウム化合物を加えて加熱
- カラメルⅣ:糖類に亜硫酸とアンモニウム化合物を加えて加熱
その発がん性物質とは、4-メチルイミダゾール(4-MI)。
マウスの実験で、4-MIによって肺腫瘍の発生率が上がったということもあり、毒性があると指摘されています。
アメリカでは4-MIの発がん性を認め、コーラに含まれるカラメルについて、規制がなされました。しかし、日本では対策がされていません。
茶色い食べ物・飲み物はカラメル色素で着色されていることが多いようです。
- 醤油
- 佃煮
- 焼き肉のタレ
- カレールー
- うなぎ蒲焼き
カフェイン
コーラにカフェインが含まれていることを知っていましたか?
コーラ500mlに対して、50mgのカフェインが含まれているようです。
コーラを飲む日に、コーヒーや緑茶など、カフェインの多いものを飲みすぎないようにしましょう。
人工甘味料(ゼロカロリーコーラ)
カロリーや糖分を気にする方は、ゼロカロリーコーラが好きかもしれませんね。
しかし、普通のコーラに含まれる糖分よりも、体への悪影響の大きい人工甘味料が使われています。
人工甘味料によってかえって太ってしまうという噂もあるので、健康を害する人工甘味料をなるべく摂らないようにしたいですね。
ゼロカロリーの原料である人工甘味料が太る原因になる場合があります。
①インスリンの過剰分泌
人工甘味料を摂取すると、体内では血糖値が急激に上がります。
上がった血糖値を下げるためにインスリンが分泌されるのですが、このインスリンが肥満の原因と言われています。— ちくわいそべ (@chikuisougo) October 16, 2020
その他の成分には何がある?
他には、炭酸、香料が原料として表示されています。
炭酸とは二酸化炭素のことであり、特に体への害などは考えられません。
香料については何が使われているのかはっきりしないので、なんともいえないですね。こちらにも体に悪いものが含まれるかもしれません。
コーラが体にもたらす悪影響
コーラはその砂糖の多さによって、糖尿病や老化、眠気やだるさなどを引き起こしてしまいます。
糖尿病
コーラにはたくさんの砂糖が使われていますので、糖尿病にかかるリスクが上がってしまいます。
糖尿病とは、過食や運動不足、遺伝などの原因で、血糖値を下げる働きのあるインスリンの働きが弱くなってしまう病気です。
インスリンが正常に働かず、血糖の濃度(血糖値)が高いままだと、血管が傷つくので心臓病などにかかりやすくなります。
バランスの良い食事内容と、適度な運動を心がけましょう。
くわしい糖尿病の原因や症状はこちら↓
老化
砂糖とリン酸によって、老化が進むのだとか。
糖質は、体内でタンパク質などと結合し、細胞を劣化させてしまいます。これを糖化といいます。
また、リン酸によって、血管の老化が進んでしまうのです。
リン酸は、体内でカルシウムやタンパク質と結合して、CPPという物質ができてきます。
このCPPというものは、血管にこびりついてしまい、血管を硬くもろくしてしまうと言われているのです。
眠気・だるさ
砂糖を摂ると眠たい、だるいなどの症状が出るときがあるのを知っていましたか?
糖分を摂ると、血糖値が上がるので、膵臓から分泌されるインスリンが血糖値を下げます。
血糖値が急激に下がってしまった場合、脳が栄養不足だと思ってしまいます。これによって眠い、疲れるなど症状が出てしまうのです。
カフェイン依存症
カフェイン依存症になると、頭痛、気分の落ち込み、眠気などの症状に見舞われます。
コーラ500ml中、カフェインは50mg含まれています。
これは特別多い訳ではなく、コーヒーのほうが6倍ほどカフェインが含まれていると言われています(コーヒーの抽出方法によって変わります)。
しかし、コーラ以外にもコーヒー、紅茶、エナジードリンクなどの、カフェイン量の多いものを飲んでいることも多いでしょう。
ある程度の摂取カフェイン量を計算し、今日は摂りすぎていないかな、と注意しておくといいでしょう。
「コーラは骨を溶かす」のウソ・ホント
骨を溶かすという噂はかなり有名ですが、実際に骨を溶かすのかというと、そういう訳でもないようです。
実は、コーラよりも骨密度を下げてしまう可能性がある食品は、たくさんあるのです。
コーラで摂れるリン酸の量は大したことがありません。
リン酸はリン酸カルシウムになるので、体内のカルシウムが排出されてしまうそうです。なので「骨が溶ける」という話に繋がってしまうのでしょう。
以下のリンク先では、骨の健康に関する専門家が「炭酸飲料が骨密度に与える影響はほとんどない」と断言しています。
コーラより、ハムやソーセージ、チーズや練り製品に含まれているリン酸のほうが、圧倒的に量が多いです。
リンが不足することはほとんどありませんが、摂りすぎによる健康被害が心配されています。
リン酸はさまざまな用途があります。食品の見た目や食感を保つために使われるようです。
- ハムやソーセージの結着剤
- チーズの乳化剤
- pH調整剤
- 酸味料
- パンの膨張剤
- 中華麺のかんすい
加工食品には、無機リンが多く含まれています。
加工食品に多い無機リンは有機リンよりも吸収率が高いです。そのため摂りすぎてしまいがちになってしまうのです。
有機リンとは、未加工の普通の食材に含まれているもので、肉・魚や豆類に多いです。
加工食品が体に良くない理由も、なんとなくわかってきますよね。
コーラが体に悪い影響を与えない適量は?
糖分の量に注目
計算によると、コーラは一日に221mlしか飲めません。
世界保健機関(WHO)は、一日に摂る砂糖の量を25gまでにするのが適切だとしています。
これによると、コーラは500mlで砂糖は56.5g含まれていますから、500mlのPETボトルの半分も飲めないということになります。
一日に食べる食事に含まれる砂糖も含めて25gですので、これを守ろうとするとなかなかコーラなんて飲めませんね。
コーラを飲む際は、家族や友人と分けて飲むなど、飲みすぎない工夫が必要ですね。
糖分以外の成分の量は?
リン酸、カラメル色素、カフェインの量ですが、これらはおそらく大した量ではないでしょう。
砂糖以外はどれも、「体に害をおよぼす」とは言い切れない量しか入っていないからです。摂り過ぎになる成分は砂糖のみです。
ただ、カラメル色素などは発がん性があるにもかかわらず、日本では対策がなされていないというのは心配ですね。規制してほしいものです。
香料については謎に包まれていて、何がどれくらい入っているかはさっぱりわかりません。
まとめ コーラの成分で注意するべきなのは砂糖!
- コーラ500ml中、糖分は56.5g入っている
- 砂糖の1日の摂取目安は25g→コーラ221ml分
- 砂糖は糖尿病、老化の原因になる
- リン酸で骨密度が下がるかもしれない
- リン酸に注意したいなら、コーラよりハムやチーズ
いかがでしたか?
コーラはとってもおいしいので、体に悪いと思っていてもついつい飲んでしまいそうです。
飲んでいるだけではわからない砂糖の量などをふまえて、摂りすぎにならないように注意していきましょう!