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「猫にまたたび与え続けたら、中毒になるの?」
またたびで狂ったようにはしゃいでいる猫の姿を見ると、ついつい「……うちの猫大丈夫かな?」と不安に思う飼い主さんもいらっしゃることでしょう。
我が家の猫も、またたびの袋の音をカサカサさせるとすっ飛んできます。
性格が変わったようになるので「これ、与え過ぎたらやばいことになりそうだな」と不安に思ったこともあります。
この「またたび」は、人間のお酒やタバコのように中毒症状までいたるのでしょうか?
いえいえ!またたびで猫が中毒になるというのはただの噂で、科学的にはなんの根拠もありません!
この記事では、またたびの危険性と正しい与え方について解説していきます。
正しく与えればストレス解消、食欲増進、しつけへのご褒美として喜んでくれるなど、メリットがたくさんうまれますよ♪
またたびで猫が中毒になる危険性
先述したように、またたびで猫が中毒になる危険性は科学的には何一つ証明されていません。
少量のまたたびは科学的に「安全なもの」として認められており、猫が中毒になる危険性は現時点では無いと言って良いでしょう。
ただし、またたびの実を丸呑みし、うっかり飼い主さんの目の届かないところで誤飲事故が引き起こされてしまう可能性はあります。
留守の時しっかり猫の目と手の届かない場所に置くことはもちろん、不安に思う方はまたたび粉やまたたび液を猫ちゃんに与えるようにしてみてくださいね。
それでもあれだけ興奮するんだから害がありそうなものだけど、と不安に思う方はこちらの文章をご覧になってみてください。
調査チームが1973年以降に公表されたまたたびに関する英語圏の調査報告をしらみつぶしに調べてみたところ、またたびが猫に害を与えるという証拠は何一つ見つからなかったそうです。
調査チームが2010年にまとめた研究論文(全文)が気になる方はこちらから
長い年月をかけて「またたび中毒説」が私たちの周りには定着しつつありますが、実は科学的な根拠は何一つないのが事実なのです。
「またたび中毒」の都市伝説が生まれたのは何故?
この「またたび中毒」の都市伝説は、ある人間が目にした光景がそのまま逸話として広まっていったと言われています。それがこちらの文章。
「大阪動物園で大型のネコ科動物にまたたび与えたところ、実験者の姿を見るやいなや、食事すら中断して檻の前に近づきまたたびの匂いを欲しがるようになった。脳に対する何らかのダメージがあるかもしれない」
この内容はドイツの動物学者パウル・ライハウゼンが、1973年のシンポジウムで報告として述べたものです。
内容が「脳に対する何らかのダメージ」というようにかなり曖昧な上、語尾が「かもしれない」と濁されています。確実な証拠が何もないのがはっきりとわかります。
この観察を行った人間を責めたいわけではありませんが、この話が本当に「またたびは中毒になる!だから猫に与えるのは危険だ!」といったこの都市伝説を生みだしたなら、ちょっと厄介な話ですね。
またたびの正しい与え方
ここでは、またたびの正しい与え方についてご紹介いたします!要点をまとめると
- 与えていい年齢→生後6ヶ月~1歳から
- 与える量→初めは少し嗅がせる程度から(0.3g程度)
- 与える頻度→しつけのご褒美/遊びの刺激等(目安:週に1.2回)
- 与え方→直接舐めさせる/匂いを嗅がせる
気になっていた項目は見つかりましたか?それでは1つずつ詳しく見ていきましょう♪
与えていい年齢
またたびを与え始めてもいい年齢は6ヶ月~1歳の間です。
それより幼い子猫にまたたびを与えると脳がまだ発達しきっておらず、そのせいでパニックを起こしてしまう可能性があります。
なので体が成熟しきった6ヶ月~1歳が目安に与えてみましょう!
ちなみに11歳以上のシニア猫にもまたたびを使っていいの?と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれません。
ご安心ください!シニア猫にもまたたびを与えて大丈夫です!
ただ一般的にシニア猫は、若い猫よりもまたたびへの反応がにぶくなると言われています。それに比例して量を与えすぎないことだけ気をつけてくださいね。
与える量
初めはまたたびの「粉末」を少し嗅がせる程度から(0.3g程度)始めてみましょう。
またたびは 【強い】粉→液→実→枝【弱い】 という順の強度とされています。
猫が幼くて不安な方は、枝から始めてみると刺激も弱くて安心ですね♪
【使用量目安】※一回の使用量
【粉末】…0.3g程度(耳かき1杯分くらい)
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【液体】…スプレーにいれて1.2回プッシュ
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【実】…包丁やナイフで削って少量ずつ
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【枝】…市販品のものを1本程度
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与える頻度
与える頻度は、1週間に1.2回を目安にしてみましょう。
体に害があるわけではありませんが、あまり定期的にあげると効果が薄くなってしまう猫ちゃんがいます。
猫ちゃんにはしゃいでもらうためにも、それを眺めて楽しむ我々飼い主としても1週間に1,2回ぐらいが望ましいと思われます。
また、以下のような場面で使うと効果的です!
- 「膝の上に乗ってほしい」時や「ブラッシングをしたい」時に
- 歯磨き、爪切り、シャンプーなど猫が嫌いなイベントの後に
- 食欲増進剤としてご飯の上に
- お出かけのときキャリーケースへの誘導剤代わりに
- 遊びの刺激に
与える方法
またたびを与える方法は2つあります。
- 直接舐めさせる
- 匂いを嗅がせる
それでは、2つの方法のそれぞれの特徴をご紹介いたします!
①直接舐めさせる
これは刺激が強く効果が分かりやすいのですが、またたびを飲み込んだら快感がすぐに薄くなってしまうので効果時間は短いというデメリットがあります。
ちなみに「美味しいいい」と思って舐めているのではなく、前歯の裏にある器官にまたたびが刷り込まれていてそれを楽しんでいると言われています。
いかにも美味しそうに舐めるので勘違いしちゃいますよね!(ちなみに人間がまたたびを舐めても害は無いので気になる方はお試しください)
②匂いを嗅がせる
こちらは刺激が比較的弱いので効果が薄く、けれどその反面効果時間は長いというメリットがあります。
またたびを舐めさせると猫によっては体質的に合わない子もいますが、匂いだけなら安心です。
おもちゃなどに刷り込んで使ってみて下さいね♪
またたびが効かない猫について
ここまでまたたびの話をしてきましたが、中にはまたたびが効かない猫もいます。「効かない」というと、リアクションが薄いのではなく、全くまたたびに興味を示さない猫のことをさします。
おおよそ猫全体の2割ほどを占めている「またたびの効かない猫」
これは病気でもしつけの問題でも何でもなく、ただ生まれつきのものなので安心してくださいね。
またたびが効かない猫でも、他のものなら効く場合があります。購入することを考えるとイヌハッカ(キャットニップ)が比較的手に入りやすいでしょう。
またたびが効かないにゃんこでも試してみたい!と思う方は購入を検討するのもありかもしれません!
↓↓猫もうっとり♪おすすめのキャットニップの種はこちら↓↓
記事内容まとめ
ここまで読んでくださった方、おつかれさまです♪
記事の内容をまとめると以下のようになります!
- またたびを与え続けると猫が中毒になる?→中毒の心配はない
- 与えていい年齢は?→生後6ヶ月~1歳から
- 与える量はどのくらい?→初めは少し嗅がせる程度から(粉で0.3g程度)
- 与える頻度はどのくらい?→目安:週に1.2回(しつけのご褒美等)
- 与える方法はどんなのがある?→直接舐めさせる/匂いを嗅がせる
- またたびが効かない猫もいるの?→全体の2割はまたたびが効かない猫。キャットニップが効くかも?
またたびにメロメロになる猫は見ていて癒されますよね。正しい与え方を守れば猫ちゃんも飼い主さんも素敵なひと時を過ごせるでしょう♪
それでは!最後までご覧くださりありがとうございました。