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新しい家族が増えて幸せいっぱい!…のはずが、ついイライラしてしまったり些細なことで夫婦喧嘩になってしまうことありますよね。
などなど、終わりが見えない産後クライシスに「一体いつまで我慢すればいいんだ!」と頭を抱えている人も少なくないのではないでしょうか。
その厄介な産後クライシスですが、大体産後2~3年頃まで続くことが多いと言われています。
夫婦間の対話がきちんと行われていないと、産後クライシスは4~5年程度続いてしまったり、最悪離婚といった結末を迎えてしまうことも!
原因や対策をきちんと確認して、夫婦で力を合わせ取り組むことが大切です。
この記事では
- 産後クライシスがひどい時期はいつまで?
- 産後クライシスになりやすい人の特徴
- 産後クライシスになってしまう原因
- 産後クライシスを乗り越える4つのコツ
について解説していきます。
原因や解決策を知ることは、問題解消への一歩に繋がります!
産後クライシス、夫婦で力を合わせて乗り切りましょう。
産後クライシスがひどい時期はいつまで?
産後2~3年頃まで続くことが多い
産後クライシスは一体いつまで続くのかと気になる人も多いと思いますが、実際は人によってさまざま。
直ぐに治まる人もいれば、長期間にわたって悩まされる人もいます。
ただ、実際に産後クライシスを経験したママの話によると、大体産後2~3年程度続いたという声が多いようです。
このように、私生活にまで支障をきたす厄介な産後クライシス。
その最大の原因は「パートナーとの関係性」であることがほとんど!
夫婦仲が上手くいっていないと、産後クライシスに陥りやすい傾向にあるんです。
こんな人は要注意!
放っておくと、産後クライシスはますますひどくなる可能性があります。
最も離婚率が高い時期は産後2年間
厚生労働省の調査によると、末の子どもが0~2歳のときに離婚をした世帯は、母子世帯全体の4割近くを占め、最も多くなっています。
【母子世帯になった時の末子の年齢階級別状況】
末子の年齢 | 0~2歳 | 3~5歳 | 6~8歳 | 9~11歳 |
離婚率(生別のみ) | 38.1% | 21.0% | 12.9% | 9.2% |
※参考:厚生労働省「令和3年度 全国ひとり親世帯等調査結果報告」
子どもが幼い時期はあれこれ手がかかることが多く、育児の不安やストレスも感じやすいもの。
そんな時にパートナーの協力が得られないと、イライラや不満が溜まってしまうのは当然ですよね。
夫婦間のコミュニケーションがとれていないと不満はどんどん大きくなり、最悪の場合離婚という結果に・・・。
産後クライシスになりやすい人の特徴
産後クライシスは、主にこのような人がなりやすい傾向にあります。
- 真面目で几帳面な性格の人
- 周囲に相談できる人や環境がない
- パートナーが育児や家事に消極的
①真面目で几帳面な性格の人
完璧主義や真面目な性格の人は、産後クライシスになりやすい傾向にあります。
赤ちゃんが産まれるとやることが一気に増え、それをすべて一人で頑張ろうとするのでキャパオーバーになってしまいます。
そしてできなかったことで自分を責め、自己嫌悪に陥ることも・・・。
②周囲に相談できる人や環境がない
誰でもはじめての育児は悩みや不安がつきもの。
そんな時に頼りになるのが、
- 両親や姉妹などの親族
- ママ友
- 職場の先輩や同僚
など、身近ですぐに相談できる人の存在です。
不安になったとき、気軽に尋ねられる人がいれば安心ですよね。
ですが誰にも相談できない場合、自分一人であれこれ調べた結果余計に不安になり、考えすぎて悪循環を招く恐れも・・・。
こうなるとどんどん孤立していき、なかなか抜け出せなくなってしまいます。
③パートナーが育児や家事に消極的
近年、男性の育休取得が徐々に増え、家事・育児への関わり方も大きく変化してきました。
ですが、このようなことはありませんか?
一つでも心当たりがある人は要注意!
知らず知らずのうちにパートナーをイライラさせているかも。
ちなみに、厚生労働省の調査によると、夫の休日の家事・育児時間が長いほど次の子どもが産まれる割合が高くなる傾向にあることがわかっています。
協力して育児や家事をすることで夫婦間の愛情は回復します。
夫婦で一緒に子育てしていると実感することが大切です。
産後クライシスになってしまう原因
一口に産後クライシスといってもその原因はさまざまで、いろいろな事が積み重なり引き起こされます。
主な要因として、
- 産後のライフスタイルの変化
- ホルモンバランスの影響
- 夫婦の考え方の違いやコミュニケーション不足
- 育児への不安感
などがあげられます。
それでは、一つ一つ見ていきましょう。
①産後のライフスタイルの変化
子どもが産まれると、これまで夫婦2人だけだった生活は一変し、すべて子ども中心となります。
特に女性にとって、この変化はかなり大きいものです。
- 3時間ごとの授乳やおむつ替えって大変!
- 自分の自由な時間がほしい!
- 近所のスーパーへ買い物に行くのだって一苦労!
- いつも睡眠不足!
- 食事すらゆっくり食べられない!
常に24時間体制で赤ちゃんのお世話をし、ママはヘトヘトです。
なのに、パパは仕事や用事で一人で出かけたり、夜中子どもが泣いても気付かず寝ていたり・・・ママからすれば、正直今までと変わらない生活を送っているようにしか見えません。
こんな状態では、「自分ばかりに子育ての負担がかかっている!」と感じるのは当然ですよね。
ただ、パパも同じように戸惑いを感じている場合もあります。
- 自分のできることは率先してやっているのに妻はいつもイライラ!
- 急に落ち込む妻にどう対応していいのかわからない
夫婦間の変化を受け止めようと頑張ってはいるものの、なかなかうまく対応できず、最近ではパパのうつ病も問題になっています。
男性の場合は相談する場や交流の場が少ないため、一人で悩んでしまうこともあるようです。
②ホルモンバランスの影響
女性ホルモンは妊娠中に増加し、赤ちゃんを産むと急激に減少します。
そのことにより、心と体への負担は大きくなり、さまざまな変化が現れます。
代表的なものとしては、
- 肌が荒れる
- 抜け毛が増える
- 「産後うつ」を発症する
といったことが挙げられます。
特に「産後うつ」には注意が必要!
ちょっとした事にイライラしたり、急に悲しくなって涙が出たりと気持ちのコントロールができなくなります。
③夫婦の考え方の違いやコミュニケーション不足
女性はお腹で赤ちゃんが成長していくにつれ、少しずつママになる準備をしていきますよね。
けれど、一方で男性は自分自身の体には変化がないため、「親になる」ということをなかなか実感しづらい傾向に。
人によっては、赤ちゃんが生後6ヶ月頃になるまで実感できないこともあるそうです。
お互いにだんだんと不満が積み重なることで、心のすれ違いから夫婦仲の悪化につながってしまうこともあります。
子どもが産まれてからセックスレスに悩む夫婦も少なくありません。
授乳中は乳汁分泌ホルモンがたくさん出ているため、女性側の性的意欲はかなり低下します。
出産後にセックスの頻度が減る夫婦の割合は、なんと約8割!
心と体のすれ違いからだんだんと二人の間に距離ができ、最悪の場合離婚や浮気に走ってしまうケースもあります。
④育児への不安感
初めての育児には不安がつきもの!経験や失敗を積み重ねながら、子供と一緒に親も成長していくのが理想的です。
子供が一つ一つ出来ることが増えていくように、親も一つ一つ悩みや心配事を乗り越えていきます。
とはいえ、育児ってなかなか思い通りにはいかないですよね。
- 赤ちゃんが全然寝てくれない
- せっかく離乳食を作ったのに食べてくれない
- なぜか一日中泣いてばかり
などなど、時にはイライラしたり悲観的になってしまうことも珍しくありません。
そして、過度のストレスや疲労は「育児ノイローゼ」を引き起こす原因にもなります。
これは決して特別なことではなく、誰もがなりうるものです。
産後クライシスを乗り越える4つのコツ
産後クライシスはどうすれば乗り越えることができるのでしょうか。
解決策は主にこの4つ!
- 夫婦で「会話」でなく「対話」が出来る関係を作る
- ママが一人になれる時間を作る
- 支援制度を利用する
- 症状がひどい場合は病院の受診を検討する
それぞれ詳しく解説するので、チェックしてみてください。
①夫婦で「会話」でなく「対話」が出来る関係を作る
産後クライシスはあなた一人の問題ではありません。
夫婦で一緒に乗り越えるべき問題です!
まずは、パートナーに産後クライシスとは何かということを理解してもらいましょう。
2人で問題を共有し話し合うこと=対話することが解決への第一歩です。
自分の足りなかった部分や相手にどうしてほしいのかなど、腹を割っていろいろと話すことで気付くことがあります。
相手を思いやり、理解しようとお互い努力することを心掛けましょう。
②ママが一人になれる時間を作る
子育て中は常に子どもと一緒なので、ママはなかなか自分の時間を確保することができません。
産後、ママが出来なくなったことや行きたいところをSNSなどで調べてみると、このようなものがあがりました。
- ゆっくり買い物
- 美容院
- 喫茶店でお茶
- ライブに行く
- 映画やコンサート鑑賞
- カラオケ
少しの間ゆっくりしたいと思っても、子どものペースに合わせないといけないので疲れてしまうのは当たり前。
パパや身近な人に協力してもらい、たまにはお出かけしたり、しっかり睡眠をとるなど、気分転換することが大切です。
一人になれる時間を作って、ほどよく息抜きするようにしましょう!
③支援制度を利用する
産後クライシスの対策として、行政の支援制度を活用するのもおすすめです。
近年「産後ケア」の取り組みに力を入れている自治体が増えています。
【自治体による主な取り組み】
- 母子の健康管理や生活面のアドバイス
- 沐浴や授乳などの育児指導
- 赤ちゃんの成長や発達に関する相談
- デイサービスやショートステイの利用
自治体によってサービスの内容や自己負担額等に違いはありますが、まずは電話で問い合わせてみるようにしましょう。
ちなみに、東京23区で産前・産後ケアが比較的充実しているのは世田谷区!
【世田谷区の取り組み】
- ヘルパーを6時間まで無料で利用できるチケットの交付
- ショートステイやデイケアを格安料金で利用可能
- せたがや子育て利用券の配布(マタニティヨガ・ビクスから子どもの一時保育、読み聞かせやリトミック講座など)
充実した産前・産後ケアで、ママをしっかりとサポートしてくれます。
自分が住む地域にはどういったサポートがあるのか、ホームページなどでぜひチェックしてみてくださいね。
④症状がひどい場合は病院の受診を検討する
症状が悪化していると感じる場合は、迷わず心療内科を受診してください。
そんな大げさな…と思う人もいるかもしれませんが、産後クライシスは心の病です。
「まだ頑張れるかも」と先延ばしにせず、迷ったらすぐに受診しましょう。
病院に行くのはハードルが高いという場合は、オンラインでカウンセリングを受けるのもアリ!
こんな方におすすめです。
自宅に居ながらパソコンやスマホで気軽にカウンセリングが受けられるので、赤ちゃんが一緒でも外出の手間もなく相談しやすいですね。
例えば、オンラインカウンセリングを行う「うららか相談室」では4つのカウンセリング方法(ビデオ、電話、メール、対面)が用意されています。
5000円程度で利用できるので、気になる人はチェックしてみてくださいね。
まとめ
産後クライシスは、産後2~3年頃まで続くことが多く、その間の離婚率が最も高くなっています。
- 真面目で几帳面な性格
- 周囲に相談できる人や環境がない
- パートナーが育児や家事に消極的
- 産後のライフスタイルの変化
- ホルモンバランスの影響
- 夫婦の考え方の違いやコミュニケーション不足
- 育児への不安感
- 夫婦で問題を共有し「対話」が出来る関係を作る
- ママが一人になれる時間を作る
- 行政の支援制度を利用する
- 症状がひどい場合は心療内科を受診する
産後クライシスはどの夫婦にも起こりうる身近な問題です。
お互いを尊重し合える関係づくりを意識し、未来に向かってより良い家庭を築いていってくださいね。