料理の悩み

手作りアイスに賞味期限はあるの?【保存期間は1~2週間が目安】

当サイトにはプロモーション広告が含まれております。

お家で作ったアイスの賞味期限っていつ頃?どのくらい日持ちするのかなぁ?

手作りアイス、いっぺんにたくさん作ったら余っちゃったなんて経験ありませんか?

そんな時、気になるのが賞味期限!

材料に卵や牛乳、フルーツなどを使っていると、傷んだりしないかと心配になりますよね。

その気持ち、わかります。

家で手作りしたアイスは、1~2週間を目安に食べきるようにしましょう!

ですが、いくら期限内でも正しく保存できていなければ口溶けや風味が変わって、おいしさが損なわれてしまうかもしれません。

こちらの記事では、

について解説しています。

カチカチにならないアイスの作り方も紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

きっと最後の一口までおいしくお召し上がりいただけますよ。

手作りアイスに賞味期限はあるの?

アイスは冷凍保存の食品なので、傷みの原因となる細菌やカビが増殖しにくいと考えられています。

そのため、市販のアイスには賞味期限が記載されていません。

ですが、ご家庭で手作りしたアイスだと長期間の保存はちょっと心配。

では、どれくらいの期間で食べきればよいのでしょうか?

まずは、

  • 手作りアイスの賞味期限は1~2週間
  • 傷んでいるアイスの特徴
  • 食べかけアイスの保存は要注意!

について見ていきましょう。

手作りアイスの賞味期限は1~2週間

手作りアイスには保存料などの添加物が入っていないため、1~2週間を目安に食べきりましょう。

ただ、加熱していない乳製品や卵を使っているアイスクリームは別です。

このような材料は傷みやすく、作り方や保存状態によってはカビや菌が繁殖することもありますので、基本的に日持ちはしないと思ってください。

手作りアイスは、日にちの経過とともに口どけや食感が損なわれていきます。

なるべく早めに食べきるようにしてくださいね。

傷んでいるアイスの特徴

保存期間が長くなると、アイスのおいしさは徐々に損なわれ、劣化していきます。

  • 変色している
  • 食べたときにザラザラとした感触がある
  • 分離している
  • 大量の霜がついている
  • 臭いがおかしい
  • 味がおかしい

このような状態になっていたら、食べない方が良いでしょう。

食べる前に、臭いや見た目をチェックしてみてください。



食べかけアイスの保存は要注意!

子どもが食べ残したアイス、捨てるのはもったいないからもう一回冷凍しても大丈夫かな?

ちょっとまって!気持ちはわかりますが、食べかけのアイスをもう一度保存することはあまりおすすめできません。

理由は、2つあります。

  1. アイスに雑菌がついて傷みの原因になる
  2. 食感が変わってしまう

①アイスに雑菌がついて傷みの原因になる

アイスを食べる時に使うスプーンには唾液がついています。

唾液には口の中の細菌がたくさん含まれているので、それがアイスに付着することに・・・。

そうなれば、アイスの衛生状態は悪くなってしまいます。

②食感が変わってしまう

アイスは、食べている間にだんだんと溶けてきます。

溶けたアイスを再凍結すると、氷の粒が大きくなりシャリシャリの食感に変わってしまうんです。

そうなると、次に食べる時には風味やなめらかさが失われてしまうことに・・・。

それでは、せっかくの手作りアイスが台無しですね。

バニラアイスが余ってしまったときは、フレンチトーストにするのがおすすめ!溶けたアイスをパンに浸してフライパンで焼くだけなので、手軽においしく作れますよ!



手作りアイスはどうしてカチカチになるの?

頑張って手作りしたアイス、楽しみにしてたのに冷凍庫から出したらカッチカチ!これってなんとかならないの?

せっかく作ったアイスがカチカチやシャリシャリになってしまったら悲しいですよね。

しかも、正直あまりおいしくない…。

なぜ、手作りアイスはカチカチになってしまうのでしょうか?

  • 手作りアイスがカチカチになる理由
  • カチカチにならないアイスの作り方

こちらについて詳しく見ていきましょう。

手作りアイスがカチカチになる理由

市販のアイスと手作りアイスには、大きな違いが3つあります。

  1. 市販のアイスには添加物が入っている
  2. アイスに含まれる空気の量
  3. 凍結時間に差がある

①市販のアイスには添加物が入っている

市販のアイスと手作りアイスとでまず感じるのは、口どけと柔らかさの違いではないでしょうか。

これには安定剤や乳化剤などの添加物が大きく関係しています。

【市販のアイスに含まれる添加物】

  • 安定剤・・・アイスクリームの組織をなめらかにして良い状態をキープしてくれる
  • 乳化剤・・・水分と油分を均一にする
  • 香料・・・風味を引き立たせ、より深い味わいになる
  • 着色料・・・彩色で見た目のおいしさを引き立てる役割がある

このように、市販のアイスには複数の添加物が入っているので、カチカチにならずなめらかでおいしいアイスに仕上がるのです。

②アイスに含まれる空気の量

市販のアイスは、業務用のフリーザーで撹拌しながら冷やします。

その時に空気を一緒に混ぜ込むのでソフトな仕上がりに!

そのため、完全に凍った状態でも柔らかさを保つことができます。

空気の混入割合が低いとしっかりとコクのある味に。逆に高いとふわっと軽い口当たりになるんですよ。

③凍結時間に差がある

市販のアイスは急速冷凍していますが、ご家庭では普通の冷凍庫で凍らせるため、どうしても時間がかかりますよね。

凍結に時間がかかると氷の結晶が大きくなるので、シャリシャリとした食感になりやすいんです。

また凍結時間が長いと、その分カチカチになってしまいます。



カチカチにならないアイスの作り方

手作りアイスがカチカチにならないよう、作る時のコツをお教えします。

おすすめは以下の5つ。

  1. 砂糖の代わりにハチミツや水あめを使う
  2. 寒天やゼラチンを混ぜる
  3. ホイップクリームを加える
  4. 材料を加熱する
  5. 急速にまんべんなく冷やし固める

①砂糖の代わりにハチミツや水あめを使う

アイスの材料として使う砂糖は、凍らせると分離しやすくなります。

砂糖をハチミツや水あめに代えると乳化剤のような役割を果たし、食感をなめらかにしてくれます。

ハチミツは湯せんなどで温めてから使うと混ぜやすくなります。ハチミツを使うことで上品な甘さに仕上がりますよ。

ただし、入れすぎは禁物!

粘度が高いので、量が多いと逆に硬くなってしまいます。

ハチミツを使う場合、1歳未満の赤ちゃんには与えないでください。食べると乳児ボツリヌス症にかかる危険があります。

②寒天やゼラチンを混ぜる

寒天やゼラチンは、安定剤のような役割をしてくれます。

3~4人分の材料に混ぜる場合、寒天なら2g、粉ゼラチンなら5gくらいが適量。

入れすぎると食感が変わってしまうので注意してくださいね。

③ホイップクリームを加える

しっかりと泡立てた生クリームを加えることで空気が混ざり、ふわっとした口当たりになります。

空気がたくさん含まれているので、凍らせても硬くなりにくいのが特徴です。

コクが増すのでおいしさもUP

④材料を加熱する

アイスの材料は加熱して煮詰めると、ねっとり感が増してカチカチに凍りにくくなります。

また、加熱することで氷のつぶの成長が抑えられ、なめらかなアイスに!

卵黄と砂糖はあらかじめ混ぜ合わせておきましょう。これは、たんぱく質の凝固をゆるやかにするためです。また、温かい牛乳や生クリームは少量ずつ加え、よく混ぜながら弱火で温めてください。

⑤急速にまんべんなく冷やし固める

加熱して混ぜ合わせた材料は、急速にまんべんなく冷やし固めます。

急速に冷やすことで、雑菌の繁殖を防ぐことができます。

また、まんべんなく冷やすとなめらかなアイスに仕上がるんですよ。

冷やし方

※ステンレスのボウルを大小2つ用意する

  1. 小ボウルにアイスクリーム液、大ボウルに氷を敷き詰める
  2. 大ボウルに小ボウルを浸し、ヘラで混ぜながら冷ます
  3. 大ボウルの氷を入れ替え、そこに塩をたっぷり振りかける
  4. ③の大ボウルに小ボウルを重ね、すき間にも氷と塩を詰める
  5. 泡立て器でかき混ぜながら、30分~1時間ほど冷やす(初めは数分おきにかき混ぜ、固まってきたらこまめに全体を混ぜ合わせる)

塩を振りかけることで、-10~-20℃まで温度が下がり、かき混ぜながら冷やすことができます。



手作りアイスを保存する時の注意点

せっかくの手作りアイス、最後までおいしく食べきりたいですよね。

そこで、保存するときの注意点を4つご紹介します。

  1. 期限内に食べきれる量を作る
  2. なるべく空気に触れさせないようにする
  3. 冷凍庫の開閉を少なくする
  4. においの強いものは近くに置かない

ぜひ、参考にしてみてください。

①期限内に食べきれる量を作る

一度にたくさん作るのはNG!

保存期間が長くなり、風味や食感が変わってしまいます。

一人分の目安は、80~100ml。

作るときは、多くても2回で食べきれる量にしておきましょう。

1回分ずつの小分けにして冷凍しておくと良いですね。

②なるべく空気に触れさせないようにする

空気に触れて乾燥したアイスは、風味が悪くなってしまいます。

なので、保存する際は極力空気に触れないようにしましょう。

アイスクリーム

  1. 容器に入れる
  2. アイスクリーム液を平らにして、表面をラップで覆う
  3. しっかりとふたをする

ジェラート

  1. チャック付の冷凍保存袋に入れる
  2. 中の空気をしっかりと抜く

棒つきシャーベット

  1. 1本ずつラップで覆う
  2. さらにチャック付の冷凍保存袋に入れる
  3. 中の空気をしっかりと抜く

③冷凍庫の開閉を少なくする

家庭用冷蔵庫の冷凍室は-18℃が適温といわれていますが、頻繁に開け閉めすると冷気が逃げて温度が上がってしまいます。

冷凍室の温度変化によって霜が降り、見た目や食感が変わってしまうので気をつけましょう。

冷凍室にすき間ができないように冷凍食品等を詰めておくと、温度が上がりにくくなりますよ。

④においの強いものは近くに置かない

アイスクリームはにおいを吸収しやすいので、強いにおいのものは近くに置かないようにしましょう。

保存容器や保存袋を活用して、においが移らないように気をつけてください。



超簡単!手作りアイスのおすすめレシピ

簡単で作りやすいアイスクリームのレシピを3つご紹介します。

材料はたったの2つだけ!濃厚牛乳アイス

【材料】

  • 牛乳(成分無調整)・・・1L
  • はちみつ・・・大さじ4

※はちみつが無ければ、砂糖(80g)で代用可

材料が少ないので、作りやすいですね。

牛乳を煮詰めるのに少し時間がかかりますが、頑張ればその分濃厚なアイスクリームが出来上がりますよ。

甘さはお好みで調節してください。

とってもミルキー!卵白アイスクリーム

【材料】

  • 卵白・・・2個分
  • 生クリーム・・・150cc
  • 砂糖・・・35g

メレンゲとホイップした生クリームを使っているので、柔らかくクリーミーな味わいです。

丸ごとキウイのシャーベット

【材料】

  • キウイ・・・3個
  • 砂糖・・・大さじ3
  • レモン汁・・・大さじ1

こちらのシャーベットはジップ袋で簡単に作ることができますよ。



【まとめ】手作りアイスは2週間以内に食べきろう!

家で手作りしたアイスの賞味期限は、1~2週間が目安

保存状態が悪いとおいしさが損なわれ、傷みの原因にもなります。

変色していたり、臭いがおかしいと感じた時は、食べるのを控えましょう。

カチカチやシャリシャリになりやすい手作りアイスですが、作り方を工夫することでなめらかで柔らかく仕上げることができます。

  • 砂糖の代わりにハチミツや水あめを使う
  • 寒天や粉ゼラチンを混ぜる
  • ホイップクリームを加える
  • 材料を加熱して煮詰める
  • 急速にまんべんなく冷やし固める

ぜひお試しください。

また、保存する際に大事なことは次の4つです。

  • 作りすぎない
  • 空気に触れないようにする
  • 冷凍庫の開閉を少なくする
  • においの強いものは近くに置かない

手作りアイス、楽しくおいしく作って最後まで安心してお召し上がりくださいね。