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神社にお参りしてはいけない日はあるの?お参りにおすすめな一粒万倍日や天赦日などをご紹介!

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お宮参りや七五三、厄除けなどの日取りを決めたり、

受験や安産祈願で神社にお参りに行くときに
「神社にお参りしてはいけない日ってあるのかな?」
と疑問に思ったことありませんか?

カレンダーには普通に大安とか仏滅とか書いてありますし、「何となく仏滅は縁起が悪そう…」というイメージがありますね。

神社が通勤通学コースやお散歩コースにあって、お参りすることが習慣になっている人以外は、神社に行く機会も年に数回あるかどうか。

多くの人は“お参りに行きたいな=(大小関わらず)何かお願い事をしたいタイミング”ですので、もしお参りしてはいけない日があるとしたら、その日はなるべく避けたいと思いますよね。

結論から言いますと、神社にお参りしてはいけない日はありません

自分の心が赴くときに行くことがよい、とされています。

ただ、お参りに向いている日というわけではありませんが、1年を通して縁起の良い日というのはあります

この記事では神社にお参りしてはいけない日ってあるの?という疑問にお答えしながら、縁起の良い日の考え方や2021年の開運日についてご紹介していきます。

神社にお参りしてはいけない日はあるの?

何となく暦の上での”仏滅“や薄暗い”雨の日“はお参りには適さないような気がしますよね。

実際はどうなのか、お伝えしていきます。

六曜は関係ない

大安や仏滅といった日取りのことを六曜といいますが、普段はさほど信心深くない人でも、結婚式や葬式の日取りを決めるのに気にする方が多いと思います。

中には、日常生活にも六曜を取り入れている方もいます。

しかし、神社にお参りするときに六曜は関係ありません

どうしてかというと、六曜は中国発祥の占いで中世に日本に入ってきたものである一方、神道は奈良時代には日本にあった全く別系統のものだからです。

神社本庁や多くの神社も、六曜に関係なくお参りくださいという立場をとっていますので、「自分がお参りに行きたいな」
と心が赴いたときにお参りに行くのがよいと思います。

ただ、信仰心は人それぞれ。
「仏滅にお参りするのはなんだか気が引ける…」
「今日は仏滅なんだよな…よくないかな…」
と思いながらお参りしては、余計な気持ちが入ってしまい、叶う願いも叶いません。

それならば自分としてはスッキリと晴れ晴れした気持ちで行ける大安の日に行った方がよいでしょう。



雨の日は考え方による


雨の日については2通りの考え方があります。

雨の日のお参りはよい説

「雨降って地固まる」とよく言われるように、雨が悪いものを流してくれるという考え方があります。

このことから、雨をポジティブにとらえ、お祓い(おはらい)や、浄化の効果があるという意味合いであえて雨の日にゆっくりお参りするという人もいるそうです。

雨の日ですと人も少なく、静かな気持ちでお参りできるという点でもよいですよね。

雨の日のお参りは良くない説

陰陽五行説によると、”晴れの日=陽の気、雨の日=陰の気”とされています。

どちらがいい悪いということではありませんが、一般的に太陽から得られる気は文字通り「陽」とされています。ポジティブなエネルギーを吸収できるのが陽の気、逆に雨が降っている日というのは陰の気という考え方からいくと、雨の日はあまり良い気が流れていないという事になります。

また、予定していた日に雨が降るというのは神様から歓迎されていないという考え方をされる方や、神社は神聖な場所なので、土砂降りの中に行くと神様に失礼にあたるという考え方もあるそうです。

どちらの考え方をとるかは、その人その時次第。

雨でも晴れでも「神社にお参りに行こう」と思ったその時がその人にとってベストなタイミングと考えるのがよいでしょう。



忌中・喪中だけはNG

家族が亡くなってしばらくの期間は神社のお参りはNGといわれています。

それぞれどのような期間かは以下の通り。

忌中:故人が亡くなってから四十九日が明けるまでの期間
喪中:故人の一周忌が明けるまでの期間

どちらも故人の死に対して喪に服している期間であるとともに、外に対しては身を慎み、おめでたい行事には参加しないものとされていますが、喪中は忌中より期間が長く、他家のおめでたい席への参加や旅行はOKです。

神社によって考え方も様々ですが、

ご祈祷は忌中・喪中ともにNG
参拝については忌中はNGでも、喪中の参拝は認めている

というスタンスをとっている神社が多いようです。

もちろん全てではありませんので事前に問い合わせしてみるのが一番確実かもしれません。



神社のお参りに良い日とは?

前述でもお伝えしましたが、神社にお参りしてはいけない日はありません。

しかし、暦のうえで縁起の良い日というのはあり、ここで何か行動を起こすと効果があるといわれています。

その行動のひとつとしてお参りがあるとしたら、この縁起が良いといわれる日にお参りをすることで、物事がよりよい方向に向いていくような気がしますね。

ここでのポイントは、あくまでこの日にとらわれすぎないということ。

こだわりすぎて無理をしては元も子もありません。
あくまで日を選択できる余裕があるなら、この吉日を参考にしてみてくださいね。

ではさっそくご紹介していきましょう。

1日と15日のお朔日(おついたち)参り

  

毎月1日(ついたち)と15日にお参りをすることです。

このお朔日参りの由来には色々な説がありますが、その中に「月立ち」から来たのではないかという説があります。

これは生活の中で月が満ちたり欠けたりすることに注目していたころからのもので、月の始まりのことを「月立ち」と言っていたそう。

ここから「ついたち」になったのではないかということです。

月に着目すると昔の暦では1日は新月で15日は満月となるので、1日と15日になるというわけです。

また、伊勢神宮の付近では毎月1日に朔日朝市が開かれたり、白山比咩神社では毎月1日に朔日参りの特別祈祷が行われるなど、お朔日参りの行事を行う神社もありますよ。

一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)

 

「一粒万倍」とは、たった一粒の籾(もみ)が万倍にも実り、すばらしい稲穂になるということを表しています。

その意味から、一粒万倍日には手元にあるわずかな物で始めた事が何倍にも膨らむ”とされ、新しい物事をスタートするにはもってこいの日。

そのため神社によっては、この一粒万倍日に限って本殿での特別祈祷などを受けているところもあるんですよ。

ただ逆に、“苦労の種が何倍にも膨らむ”の意味も持ち合わせているので要注意です。



天赦日(てんしゃにち)

天赦日とは、百神が天に昇り、天が万物の罪を赦(ゆる)す日とされ、日本の暦の上で最上の吉日とされており、この日に始めたことは「成功する」といわれています。

一般的に暦の吉日といえば大安ですが、天赦日が大安より吉日だという事はあまり知られていません。大安など六曜を記載されているカレンダーはありますが、天赦日まで記載されているものはまず見ないですものね。
天赦日は季節と日の干支で決まり、年に5~6回。一方、大安が月に5回程度(月によっても違いますが)×12で年に60日あることを考えると、より天赦日がプレミアムであることがわかります。

一粒万倍日と似てる…?と思った方、そうなのです。
一粒万倍日も天赦日も同じくらい縁起の良い日です。ちがいとすれば一粒万倍日にやってはいけないことがあるくらいでしょう。

そのほか縁起のいい日

暦には考え方によって、たくさんの縁起がいい日というのがあります。

全てカウントしていたら本当にキリがないほどですが、下記に比較的メジャーなものをまとめてみました。

自分の願いによって日を選んでみるのも面白いかもしれませんね。

寅の日

「寅」とは、干支の寅(とら)のこと。虎の毛皮は金色であることから、この日は金運・財運アップが期待できる縁起のいい日とされています。

また、「虎は千里往って千里還る」ということわざがあるように、虎は1日のうちに千里もの距離を行きまた帰ってくるといわれ、出て行ったものが無事に戻ってくるという意味が込められています。

ここから、宝くじの購入や旅行の出発日にいい日とされますが、結婚や葬儀には向かないとされています。

巳の日

「巳」とは、干支の巳(へび)のこと。昔からへびは神様の使いとされ、特に白蛇は七福神の一柱、弁財天の使いとされてきました。

七福神唯一の女神である弁財天は幸福と財産の神様として信仰され、そこから巳の日は金運・財運が上がるとされています。

銀行口座の開設や、財布の購入などがおすすめ。

己巳の日(つちのとみのひ)

巳の日のなかでも特に金運・財運アップにいい日で、60日に一度訪れる己巳は弁財天の縁日でもあり、巳の日よりも希な日のため強運日とされています。

弁財天を祀っている代表的な神社仏閣である日本三大弁天(江島神社、宝厳寺、厳島神社)も、この日に縁日を行うそうです。

母倉日(ぼそうにち)

母が子を育てるように、天が人を慈しむ日という意味の、母倉日。なにごとにも縁起のいい日で、新しくはじめたことはいい方向に育っていきます。

特に恋愛にまつわることによい日とされ、入籍や告白に最適だといわれています。



2021年最強の開運日は?

前項でずらっと縁起のいい日をお伝えしましたが、そのいくつかが重なるとよりパワーが増すといわれています。

ここでは神社にお参りに行くのに特におすすめな2021年の開運日ご紹介します。

  • 1月16日(土):一粒万倍日+天赦日(+先負)
  • 3月31日(水):一粒万倍日+天赦日+寅の日(+友引)
  • 6月15日(火):一粒万倍日+天赦日(+仏滅)


一粒万倍日+天赦日が重なるのは2021年は3回しかありません。

数の重なりだけで見ると3月31日が特に縁起がよさそうですが、前述したように寅の日は「戻る」という意味から結婚や葬儀には向いていないのでご注意を

より詳しく知りたい!という方はこちらのリンクをご覧ください。

大安カレンダードットコム↓

https://www.taian-calendar.com/blog/



まとめ

今回の記事をまとめると、

  • 基本的に神社にお参りにしてはいけない日はない
  • 忌中・喪中だけはNG
  • 自分が神社に行きたいと思ったときがベストなタイミング
  • 縁起の良い日を参考にしてみるのも楽しみ方のひとつとしてアリ

いかがでしたか?

筆者も今回調べるまでは「大安を選べば間違いないだろう」という認識で、自身の神前結婚式や子供のお宮参りなどの日取りを決めていましたが、神社と六曜は無関係ということに驚きました。

記事でもお伝えしましたが、お参りに行きたいと思った時がベストタイミングとは素敵な考え方ですよね。早速子供のお散歩がてら、ふら~っと近所の神社にお参りに行こうと思います。

皆さんもご紹介した縁起の良い日なども参考にしながら、気持ちよく神社へお参りができますように。