子育ての悩み

子どもに生魚は何歳から食べさせてもいい?【お刺身デビューの手順や注意点も解説!】

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久しぶりにお寿司屋さんに行きたいけど、大人がお寿司を食べてたら2歳の子どもも食べたくなるかも…。生のお魚っていつから食べさせていいんだろう?
実家に帰ったらお刺身を出されたけど、お腹をこわしそうで子どもに食べさせるのは不安…。

離乳食で火の通ったお魚は大丈夫だったけど、生のお魚はいつから食べさせたらいいんだろうと疑問に思う方は多いと思います。

生ものは大人でも場合によっては食中毒になってしまう危険があるので、小さな子どもなら尚更お腹をこわしてしまうのでは…、と不安になってしまいますよね。

私自身も1歳の息子を連れて回転寿司に行った時に、「息子にはなにを食べさせればいいんだ…?生魚ってさすがにまだ駄目だよね?」と疑問に思ったことがあります。

調べてみたところ、生魚は種類に気を付ければ3歳以降から食べさせてもいいようです!

「え!離乳食を完了したらもうあげてもいいかと思ってた!」という方もいるかもしれませんが、実は離乳食を完了しただけではまだ刺身はNGなんです。

魚の種類によっては幼児期には与えず、消化機能がしっかり発達する小学生以降に与えた方がいいとされてるものもあるんですよ。

この記事では

  • 生魚は何歳から食べさせてもいいの?
  • 生魚を食べさせる時の注意点
  • お刺身デビューの進め方

について紹介しています。

私は今回生魚について知れたおかげで、息子のお腹の健康を守ることができました!
不安でいっぱいの生魚デビューを少しでも安全に進めるために、是非参考にしてみてくださいね。

生魚は何歳から食べさせてもいいの?

先ほども書いた通り、生魚は種類に気を付ければ3歳以降から食べさせても大丈夫です!
しかし、種類によっては3歳を過ぎても与えない方がいいものもあります。

生魚を与える際は

  • 1歳を過ぎて離乳食を完了しても与えない
  • 3歳以降にリスクの低い白身魚から
  • 青魚は寄生虫の危険があるので8歳以降
  • 貝類や甲殻類は基本的に生では与えない

以上の点に気を付けましょう。

それでは1つずつ詳しく解説していきますね。

1歳を過ぎて離乳食を完了しても与えない

離乳食を完了すると大体大人と同じものを食べられるようになりますが、生ものに関しては例外です。
1歳を過ぎてもまだまだ消化機能が未熟で抵抗力も弱いので、食中毒や細菌感染のリスクが大人よりもずっと高いため、離乳食を完了したからと言って生魚を食べさせるのはやめましょう。

3歳以降にリスクの低い白身魚から

生魚でも離乳食の時と同じように白身魚からスタートするのが無難です。
白身魚は比較的アレルギーも起こしにくい種類のため、初めて食べるお刺身としても安心して与えることができます。
初めてのお刺身では身質のやわらかい鯛がオススメですよ☆

青魚は寄生虫の危険があるので8歳以降

青魚は他の魚と比べると生食の場合、食中毒や細菌感染を起こす危険が高くなっています。
特にサバ、カツオ、サンマ、アジはアニサキスによる食中毒を起こしやすいため小さいうちは絶対与えないようにしましょう。
8歳を過ぎると大人と同じくらい消化機能が発達するので、青魚の生食は8歳以降にスタートするようにしましょう。

貝類や甲殻類は基本的に生では与えない

貝類はノロウイルスなどの食中毒を起こす危険性が高く、甲殻類はアレルギーを起こしやすい食材になっています。生で食べてしまうとリスクが更に上がってしまうため、子どもには生で与えないようにしましょう。

先生
先生
貝類や甲殻類を与える際は必ず火を通してから食べさせるようにしましょう。火を通せば貝類は1歳半頃、甲殻類は2歳過ぎから与えても大丈夫です☆



生魚を食べさせる時の注意点

生魚を食べさせる時は、年齢や魚の種類以外にも注意しなければいけないポイントが6つあります。

  • 魚は絶対に新鮮なものを選ぶ
  • 1つの種類を少量から始める
  • 体調のいいタイミングで食べさせる
  • 病院が開いている時間に食べさせる
  • 塩分のとりすぎに気を付ける
  • 筋に気を付ける

詳しく見ていきましょう。

魚は絶対に新鮮なものを選ぶ

生魚の鮮度は安全性にかかわります。お店で購入したお寿司やお刺身なら、買ってきてすぐに食べさせるようにしましょう。
残ったものを大人が食べて大丈夫だったからと言って、前日の残りのお刺身をあげることは食中毒のリスクを高めてしまうため禁物です。

1つの種類を少量から始める

初めて生魚を食べる時はアレルギーを起こす可能性もあるので、必ず1つの種類だけを食べさせるようにしましょう。
また食べさせてみて子どもが「もっと欲しい!」と言っても、最初はひとくち分だけ与えて様子を見るようにしましょう。

体調のいいタイミングで食べさせる

風邪をひいていたり、お腹の調子がイマイチな時に生魚を食べさせるのは避けましょう。
体調が悪い時は抵抗力がさらに弱まっているため、感染症のリスクが上がってしまいます。
子どもの様子を見て、体調がいい時に生魚デビューをしましょう。

病院が開いている時間に食べさせる

最初はアレルギーを起こす可能性や体調を崩してしまうこともあるので、病院が開いている時間に食べさせると安心です◎
じんましんを起こしたり、嘔吐・下痢などの症状があればすぐに受診しましょう。

塩分のとりすぎに気を付ける

3~5歳児の1日の塩分摂取量の目安は4~4.5gになっています。
お刺身にほんの少し醤油をつけるくらいならば問題ありませんが、たくさんつけすぎてしまうと塩分の過剰摂取になる恐れがあるので気を付けましょう。
魚に慣れて、イクラやたらこを食べるようになったらより注意が必要です。

先生
先生
イクラの軍艦巻き2貫でおよそ1gの食塩が含まれているので、食べすぎないように気を付けましょう!

筋に気を付ける

火が通っていればさほど気にならない筋ですが、生のままだと固くて嚙み切りにくいですよね。小さな子どもだと食べにくさは大人よりもさらに増してしまいます。
筋が少ない部分を選んで与えるようにしましょう。
うろこや骨が入っていないかも念のため確認すると、より安心できますよ。



お刺身デビューの進め方

これまでお話ししてきた注意点を踏まえて、いざお刺身デビューをしてみましょう!

お刺身デビューは3歳を過ぎたら

  1. 白身魚
  2. 赤身魚
  3. 魚卵
  4. タコ、イカ
  5. 8歳を過ぎたら青魚

以上の手順で進めていくのがオススメです♪

1. 白身魚

1番最初にもお伝えした通り、最初のお刺身はアレルギーや食中毒を起こしにくい白身魚からスタートしましょう。
はじめての白身魚のお刺身は、鯛を選ぶことをオススメします☆

先生
先生
白身魚の中でもタラはアレルギーを起こしやすく、ヒラメはクドアという寄生虫がついていて食中毒を起こしやすいため避けた方がいいですよ!

2. 赤身魚

白身魚を食べても問題がなく、慣れてきたら次は赤身魚に挑戦してみましょう。
赤身魚ならどこでも手に入りやすくて、脂身の少ないマグロの赤身がオススメです!
鮮度の落ちた赤身魚はヒスタミン中毒を起こすこともあるので、買ってきたらなるべく早く食べるようにしてくださいね。

3. 魚卵

イクラやたらこなどの魚卵は他のお刺身と違って塩分が多いため、特に食べさせる量に気を付けるようにしましょう。
イクラはアレルギーを起こしやすい食材ですが、基本的にたまごアレルギーがなければ問題なく食べることができますよ。

4. タコ、イカ

タコやイカは弾力があって嚙み切りにくいため、食べさせる際は小さく切って食べやすいようにしてあげると良いですよ◎
まだ咀嚼力に不安がある場合は無理に食べさせず、噛む力がしっかりついてから与えるようにしましょう。

5. 8歳を過ぎたら青魚

8歳を過ぎると消化機能が十分に発達してくるので、サバやアジなどの青魚も食べることができるようになります。
青魚はアレルギーがない人でも体調が悪い時に食べるとじんましんが出ることもあるため、生で食べる時はより注意して必ず体調の良い時に食べるようにしてくださいね。



【まとめ】生魚は3歳を過ぎたら食べさせても大丈夫!

生魚を与えてもいい時期は魚の種類によって異なります。

目安としては

1歳を過ぎて離乳食を完了したからといって与えない
 ⇒消化機能が未熟なため、お腹をこわすことがある

3歳を過ぎたら白身魚から挑戦してみる
 ⇒アレルギーや食中毒の起こしにくい白身魚(特に鯛)が
  お刺身デビューにはピッタリ!

青魚は寄生虫の危険があるので8歳以降
 ⇒8歳を過ぎると消化機能が十分に発達するため、
  食中毒を起こしやすい青魚は8歳以降に食べさせる

貝類や甲殻類は基本的に生では与えない
 ⇒貝類…食中毒を起こしやすいため
  甲殻類…アレルギーを起こしやすいため生食は×

また、生魚を食べさせる際は

  • 魚は絶対に新鮮なものを選ぶ
  • 1つの種類を少量から始める
  • 体調のいいタイミングで食べさせる
  • 病院が開いている時間に食べさせる
  • 塩分のとりすぎに気を付ける
  • 筋に気を付ける

以上の6つのポイントに注意しましょう!

生魚を食べさせるのは子どもに何かあったらどうしよう、と不安になってしまうと思いますがこれらのポイントを抑えて安全に生魚デビューをしてくださいね。

生魚を食べれるようになれば家族みんなでお寿司やお刺身を楽しむことができますよ♪