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でも安心してください。ミルトンは赤ちゃんにとっても危険なものではありません!
ただし、ミルトンを安全に使うにはいくつか注意点があります。
後ほどお話ししますね。
この記事では
- ミルトンは体に悪いの?
- ミルトンを安全に使うための正しい使い方
- 消毒のお役立ちグッズ
について紹介しています。
この記事を読めば、ミルトンを正しく使い、煮沸消毒では退治できない菌から赤ちゃんを守れるようになりますよ!
ミルトンは体に悪いのか?
ミルトンは、赤ちゃんにとっても危険なものではありません!
では、なぜミルトンは、体に悪い、危険だという噂があるのでしょうか?
その理由は、ミルトンがハイターなどと同じ塩素系の薬剤だからなんです!
次のところで詳しくお話ししますね。
ミルトンは塩素系の薬剤
ミルトンの主成分は塩素系の薬剤。
液体タイプは第2類医薬品で、主成分は次亜塩素酸ナトリウムです。 哺乳びんの消毒には、水で薄めて使用します。 一方、錠剤タイプは雑貨品で、主成分はジクロルイソシアヌル酸です。 水4Lに対して2錠を入れて溶かすだけで、次亜塩素酸溶液となり液体タイプと同様の除菌効果を発揮します。
引用元:ミルトン公式ホームページ
ミルトンは、次亜塩素酸ナトリウム→塩素系の薬剤である
実際キッチンハイターやプールと同じニオイがするので、赤ちゃんの口に直接入る哺乳瓶などに使用するのには不安だという声があります。
しかし、実際はハイターよりも濃度が低く設定されているので、安全に使えるように調整されているんです!
液体ミルトンと錠剤ミルトンはそれぞれ主成分は異なります。
どちらも安全なものなので、次のところでお話ししますね。
液体ミルトンの主成分は、食品添加物なので安全
液体ミルトンの主成分は食品添加物にも設定されており、結論から言うと、安全です。
次亜塩素酸ナトリウムという物質が主成分になっており、厚生労働省のホームページでは以下のような記載があります。
亜塩素酸ナトリウムはわが国において食品添加物として指定されている漂白剤、殺菌剤の1つであり、(一部省略)わが国において認可されているその他 の塩素系の食品添加物は、次亜塩素酸ナトリウム、高度さらし粉、次亜塩素酸水などがある。
引用元:厚生労働省ホームページ
次亜塩素酸ナトリウムは、食品添加物として許可されている。
もう少し詳しくいうと、次亜塩素酸ナトリウムは、食品への残留性が低いことが認められているから安心なんです。
更に基準で定められた量であれば、タンパク質と反応すると食塩に分解されることがわかっています!
哺乳びんに残った薬液は、ミルクと混ざるとごく少量の食塩に分解されます。そのまま使用してもまったく問題ありません
引用元:ミルトン公式ホームページ
ミルクと混ざるとごく少量の食塩に分解される
つまり、液体ミルトンが安心な理由をまとめると、
- 食品添加物として使用が認められている。
- ミルクと混ざると食塩になる
液体ミルトンの主成分は安全で有効な薬剤ということがわかりますね。
錠剤ミルトンの主成分は、人の肌と同じ弱酸性
錠剤ミルトンの主成分は人の肌と同じ弱酸性であるため、こちらも安全です。
なぜなら主成分のジクロルイソシアヌル酸は、水に溶けると弱酸性の次亜塩素酸水になるからです。
私たちの肌と同じ弱酸性と聞くとなんだか安心しますよね。
新型コロナウイルスが流行した際、次亜塩素酸水が消毒に有効で安全であると聞いたことはありませんか?
次亜塩素酸水に関して厚生労働省のホームページでは以下のように安全性が認められています。
次亜塩素酸水 は、使用後、最終食品の完成前に除去される場合、安全性に懸念がないと考えられる。
引用元:厚生労働省ホームページ
錠剤ミルトンが水に溶けたものを直接飲まなければ安全
更にミルトン公式ホームページでは以下のように述べられています。
取り出して振り切った哺乳びんに残る溶液は、わずかです。わずかに残った溶液成分は、ミルクや麦茶等に含まれる有機物と反応して、速やかに無害な食塩の成分に分解されますので、すすがずに使用しても問題はありません。
※使用する前に水道水ですすいでも除菌効果に影響はありません。
引用元:ミルトン公式ホームページ
ミルクや麦茶と混ざると食塩に分解される
錠剤のミルトンが安心な理由をまとめると、
- 直接口に入れなければ安全なものであると国が認めている
- ミルクと混ざると食塩になる
消毒後の哺乳瓶に残った量くらいの溶液は、ミルクなど有機物と反応して食塩に分解されるとのことなので安心してくださいね。
ミルトンを正しく使うための注意点
ミルトンは正しく使えば赤ちゃんを様々な菌から守ってくれることがわかりました。
しかし、「正しい使い方」と言われると、私の使い方あってるかな?なんて心配になってしまいますよね。
液体ミルトンと錠剤ミルトンを使う際の注意点について調べてみました!
液体ミルトンと錠剤ミルトン共通の注意点
まずは液体ミルトンと錠剤ミルトンに共通している注意点を見ていきましょう。
- 哺乳瓶などのベビーグッズは分解して洗剤でよく洗い汚れを落としておく
- 哺乳瓶など筒状の入れ物は気泡が入らないようにし、全体をしっかりとつける
- 1時間以上溶液につける
- 1日1回は溶液を交換する
- 消毒完了した哺乳瓶をすぐ使わない時は、空気中の雑菌などによる再汚染を防ぐため、ふたつきの容器などで保存する
- 手荒れ等を防ぐため、溶液に触れる時にはトングや手袋を使用する
- 洋服につくと色落ちすることがあるため注意する
特に乳首はミルクの成分がこびりつきやすいので、食塩を研磨剤にしてブラシで洗うこともおすすめですよ!
液体ミルトンは原液の混ぜ合わせに注意
液体ミルトンの商品ページには、
シアヌル酸系の製品、酸性の洗浄・漂白剤等との混合は危険ですので避けてください。
との表記があります。塩素系薬剤と酸素系薬剤を混ぜると危険なことは有名ですよね。
液体ミルトンの原液も塩素系なので、酸性の薬剤と混ざってしまうことのないよう注意しましょう。
錠剤ミルトンはシートから取り出しての保存はしない
錠剤ミルトンは商品の劣化や誤飲を防ぐため、簡単には開きにくい設計になっています。
そのため、いざ使いたい時には少し面倒かもしれません。シートから取り出して小分けのケースに入れておけばすぐに使えて楽ですよね。
しかし、これは誤飲や品質が変わる可能性があり危険です。
錠剤シートから取り出して別の容器に入れ替えての保存は絶対にしないでくださいね。
金属製のものには、除菌できない
ミルトンの消毒には適した素材と適さない素材があります。
消毒できない素材を溶液に浸してしまうと腐食したり色落ちや劣化により使えなくなってしまいますので気をつけてくださいね。
新型コロナウイルス対策における間違った認識の使い方
新型コロナウイルスの感染予防の際、
「ミルトンの消毒液をスプレーや加湿器に混ぜて空中に散布することで効果が得られる」という情報が広まったこともありましたが、これは間違いです。
ミルトンの主成分である次亜塩素酸ナトリウムにウイルス除去の効果があることは認められています。
しかし、空中への散布は危険です。絶対に行わないでください。
人がいる空間への次亜塩素酸ナトリウム水溶液の噴霧については、眼や皮膚に付着したり吸入したりすると危険であり、噴霧した空間を浮遊する全てのウイルスの感染力を滅失させる保証もないことから、絶対に行わないでください。
引用元:厚生労働所ホームページ
消毒のお役立ちグッズ4選
ミルトンでは専用のグッズがありますが、中には使いにくいという声も・・・
そこで、ベビー用品の消毒をするにあたり安全で使いやすいものについて紹介していきたいと思います。
哺乳瓶消毒用ハサミ(Amazon)
消毒液の中から取り出す際、トングでは取りにくいという方におすすめのハサミタイプ。
煮沸消毒にも使えるので、使いやすそうですね。
リッチェル ほ乳びん消毒保管ケースセット
ミルトン専用ボックスの使用が推奨されていますが、ちょっと大きくて場所が確保できない・・・などの悩みを抱える方におすすめなのがこちら。
専用ボックスよりひとまわり小さく、小物カゴがついているため、部品の多いベビー用品がバラバラになりにくいのもいいですね。
こちらも薬液消毒、煮沸消毒共に対応可能です。
Doyeemei 哺乳瓶ブラシセット
消毒効果を最大限発揮するためには、しっかりと汚れを落とすことも大切になってきます。
こちらは哺乳瓶本体用のスポンジだけでなく、汚れが落としにくい乳首用のスポンジもついています。サイズがたくさんあるので落ちにくい汚れに対応できることや、消毒用のトングもついているので便利です。
combi除菌じょ~ずα
ミルトンは危険ではないことをお伝えしてきましたが、それでもやっぱり使うのは不安・・・という方におすすめなのがこちらです。
ケースの中に水と哺乳瓶などの消毒したいものを入れ、ケースまるごと電子レンジで5分!
スチームでしっかりと除菌してくれます。
ミルトンは1時間かかるのにくらべ、こちらは5分で完了するので時間がない時などもいいかもしれません。
まとめ
今回調べた結果、ミルトンは正しく使えば体に安全であることがわかりました。
その理由としては、
- ミルトンの主成分は食品添加物としても扱われており、安全性が認められている
- 消毒後の哺乳瓶に残ったわずかな薬液は、有機物と反応して無害な食塩になる
ということがあげられます。
また、消毒後にすすいでも効果は変わらず発揮されるそうなので、匂いや残った薬液が気になる場合は流水ですすいで使用すしてくださいね。
安全に使うために気をつけてほしいポイントは以下の4点になります。
- ミルトンは使用方法を確認して正しく使う
- 溶液の中に素手を入れると肌を傷める危険がある
- 消毒に適した素材と適さない素材がある
- 薬剤の空中散布は絶対に行わない
ミルトン専用の消毒用品の他にも便利なグッズが世の中にはたくさんあります。
正しく安全に使い、様々な菌から赤ちゃんの健康を守っていきましょう!