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ついつい多めに作りすぎてしまうおでん。食べきれない分は次の日に持ち越したいところですが、いつまで日持ちするのか気になりますよね。
常温で置いておいても大丈夫かな?
冷蔵庫に入れようにも、鍋が大きくて入らない場合もありますよね。おでんは常温で保存しても日持ちするのでしょうか?
調べてみたところ、おでんは冬場(室温10℃以下)に正しく保存すれば、常温でも2~3日は日持ちします。
ただし、室温が10℃を超える場合は、常温での保存は避け、冷蔵庫に入れるようにしましょう。
この記事では、
- おでんはいつまで日持ちするのか
- おでんの保存方法
- おでんは腐るとどうなる?
について解説していきます。
おでんを賢く保存して、長く安全に楽しみましょう!
おでんはいつまで日持ちする?
冒頭でもお伝えしたとおり、おでんは冬場(室温10℃以下)に正しく保存すれば、常温でも2~3日は日持ちします。
ただし、室温が10℃を超える場合は、常温保存では傷みやすくなってしまうため、冷蔵庫に入れるようにしましょう。特に夏場(室温20℃以上)は、1日で腐敗が始まることもありますので、必ず冷蔵庫で保存するようにしてくださいね!
保存環境ごとの日持ち日数は以下の通りです。
【おでんの日持ち日数】
- 常温保存(室温が10℃以下の場合)
→2~3日
※室温が10℃を超える場合は冷蔵庫へ! - 冷蔵保存
→3~5日
※毎日火を通す必要あり - 冷凍保存
→1か月
※冷凍に向かない具材もあるため注意
冷蔵保存の場合は、保存期間は3日ほどです。さらに、毎日冷蔵庫から出して火を通せば5日程度日持ちさせることができます。
→おでんの冷蔵保存のコツをすぐに知りたい方はこちらをクリック
また、具材によっては冷凍保存も可能です。冷凍した場合は、1か月ほど日持ちします。
→おでんを冷凍するコツをすぐに知りたい方はこちらをクリック
おでんを常温で保存するコツとは?
おでんを常温で保存するためには、以下のようなコツがあります。
【おでんの常温保存のコツ】
- 鍋に蓋をする
- 鍋を直射日光に当てない
- 1日に1回以上は火を通す
- 暖房が効いている部屋には置かない
- たまごは早めに食べる
一つずつ詳しく見ていきましょう!
鍋に蓋をする
おでんを保存する際にまず大事なことは、おでんの鍋の中に菌や微生物が入り込まないようにすることです。
実は、キッチンには腐敗や食中毒の原因となる菌や微生物が多く存在します。鍋の蓋を開けたままにしてしまうと、それらが鍋の中に入ってしまう危険性があるのです。
そこで、おでんを保存する際は、忘れずに蓋を閉めるようにしましょう!
特にシリコン製の蓋であれば、しっかり密閉できるためより安心です。また、もしも鍋のサイズに合う蓋がない場合は、タッパーなどの密閉容器に移しておくとよいですね。
鍋を直射日光に当てない
直射日光が当たる場所に鍋を置いておくと、鍋の中の温度が上がり、菌や微生物が繁殖しやすくなります。
直射日光が当たりやすい窓際などに鍋を置くのは避けましょう。
暖房が効いている部屋には置かない
直射日光と同様に、暖房にも注意が必要です。たとえ冬場であっても、暖房が効いている部屋は室温が20℃を超えることもあります。
鍋の中の温度を上げないために、暖房が効いている部屋には置かないようにしましょう。
1日に1回以上は火を通す
おでんを常温で保存する場合、殺菌のために1日に1回以上は必ず火を通しましょう。
食中毒の原因となる菌の多くは、75℃以上で1分間の加熱により死滅すると言われています。
サルモネラ、病原性大腸菌、カンピロバクターなどの食中毒菌の多くは、75℃以上1分間の加熱でほとんど死滅する(ノロウイルスは85℃以上1分間)。
引用元:ニチレイホームページ「家庭で発生しやすい食中毒菌と殺菌方法」
そこで、1日1回以上しっかり火を通すことで食中毒の予防につながります。
目安としては、汁が煮立ってから5~10分程度加熱すると良いでしょう。
ただし、何度も加熱していくうちに、味が濃くなっていくので注意が必要です。味が濃すぎるなと感じる場合は、だしや水で薄めるようにしましょう。
たまごは早めに食べる
おでんの具の中でも、たまごは特に傷みやすい具材です。なぜなら、菌や微生物は、タンパク質を栄養源として増殖するからです。
そのため、おでんの具にたまごが入っている場合は、たまごだけでもその日のうちに食べきることをおすすめします。
もし食べきるのが難しいのであれば、たまごだけ別の保存容器に入れて、冷蔵保存するようにしましょう。
おでんを冷蔵庫で保存するコツとは?
「おでんを常温保存するにしては室温が高いな」という場合は、冷蔵庫に入れるのが安全です。
おでんを冷蔵庫に入れた場合、3日程度は日持ちします。さらに、毎日冷蔵庫から出して火を通せば5日程度食べられます。
おでんを冷蔵保存するポイント
おでんを冷蔵保存する場合は、以下のポイントに注意しましょう。
- おでんが冷めてから冷蔵庫に入れる
- 1日1回は火を通す
おでんがまだ冷めきっていないうちに冷蔵庫に入れてしまうと、冷蔵庫内の温度が上昇し、他の食品が傷んでしまう可能性があります。必ず十分に冷ましてから冷蔵庫に入れましょう。
また、おでんの入った鍋がそのまま冷蔵庫に入る場合は鍋ごと入れてもいいですが、入らない場合はタッパーなどの保存容器に移し替えるようにしましょう。
そして、食べる直前はもちろんのこと、食べない日であっても1日1回は火を通すようにしましょう。加熱時間の目安は、汁が煮立ってから5~10分程度です。
冷蔵保存の方が長持ちするのはなぜ?
冷蔵庫に入れることで、常温での保存よりも少し長く保存することが可能です。
なぜなら、食中毒の原因となる菌の多くは、10℃以下の環境では増殖のスピードが弱まるからです。
細菌の多くは高温多湿な環境で増殖が活発になりますが、10℃以下では増殖がゆっくりとなり、マイナス15℃以下では増殖が停止します。食べ物に付着した菌を増やさないためには、低温で保存することが重要です。
引用元:政府広報オンライン「食中毒を防ぐ3つの原則・6つのポイント」
季節にかかわらず、食品を保存する際は「10℃以下の環境に置く」と覚えておくと良いでしょう。
おでんは冷凍もできる?
実はおでんは冷凍することも可能です。
しかし、冷凍すると食感が変わってしまう具材も多く含まれているため、注意が必要です。
【冷凍により劣化するおでんの具】
- 大根:柔らかすぎる食感になる
- こんにゃく:ゴムのような食感になる
- たまご:白身がゴムのような食感になる
- じゃがいも:ボソボソとした食感になる
そこで、冷凍によって食感が変わってしまう具材は、常温か冷蔵がおすすめです。
一方で、おでんの具材の中には、冷凍しても食感があまり変わらない具材もあります。
【冷凍できるおでんの具】
- 練り物:ちくわ、はんぺん、さつま揚げ など
- 団子:つくね、つみれ など
- 肉:牛すじ、手羽先 など
どうしても冷凍保存したい場合は、上に挙げた冷凍できる具材のみを取り出して冷凍するようにしましょう。
おでんを冷凍保存する手順
おでんを冷凍保存する場合は、以下の手順を踏みましょう。
【おでんを冷凍する手順】
- おでんを冷ます
- 冷凍できる具材(練り物、団子、肉)のみを取り出す
- ②で取り出した具材をフリーザーバッグに入れる(※重ならないように)
- ③の空気を抜いて口をしっかりと閉じ、冷凍庫へ
- つゆはタッパーなどの別の容器に移し、冷凍庫へ
ポイントは、具材とつゆを別々の容器で保存することと、具材が極力空気に触れないようにすることです。また、解凍する際のことを考え、つゆは1人前ずつに小分けしておくのがおすすめです。
このように冷凍することで、1か月ほど日持ちさせることができます。
おでんを解凍するときのコツ
解凍する際には、食べる前日くらいにつゆを冷蔵庫へ移しておくとよいでしょう。固まっていたつゆが冷蔵庫の中で自然解凍されることで、温める際に扱いやすくなります。
つゆが解凍されて液体になったら、鍋に移して具材と一緒にしっかり加熱しましょう。
おでんは腐るとどうなる?
ここまで、おでんの保存方法について紹介してきましたが、いくら気を付けていても「腐っていないかな?」と不安になることはありますよね。
実際、おでんは腐るとどうなるのでしょうか?
【腐ったおでんの特徴】
- 表面に白い膜が張っている
- 小さな気泡が出ている
- 汁にとろみがある
- カビが発生している
- 加熱すると泡がたつ
- 具材が糸をひく
- 酸っぱい匂いがする
このように、おでんは腐ると見た目や臭いに変化が出ます。
上記の特徴に一つでも当てはまっている場合は、残念ですが食べるのはあきらめましょう。
おでん、2日目です。
腐った?カビ?はじめての出来事です。
#おでん#腐る#カビ pic.twitter.com/XBkZJg56Nj
— 越智紀綱 (@aeoni1981) September 30, 2017
まとめ
【この記事の内容をまとめると…】
おでんはいつまで日持ちする?
- 常温保存(室温が10℃以下の場合)
→2~3日 - 冷蔵保存
→3~5日(※毎日火を通す必要あり) - 冷凍保存
→1か月(※冷凍に向かない具材もあるため注意!)
おでんを常温で保存するコツ
- 鍋に蓋をする
- 鍋を直射日光に当てない
- 1日に1回以上は火を通す
- 暖房が効いている部屋には置かない
- たまごは早めに食べる
おでんを冷蔵庫で保存するコツ
- 冷ましてから入れる
- 毎日冷蔵庫から出して火を通す
冷凍できるおでんの具
- 練り物:ちくわ、はんぺん、さつま揚げ など
- 団子:つくね、つみれ など
- 肉:牛すじ、手羽先 など
いかがでしたか?
おでんは作りすぎてしまうことも多いですが、正しく保存することで長持ちさせることもできます。
この記事を読んでくださったあなたが、おいしいおでんを安全に長く楽しめることを願っています♪