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身の中にある黒い部分は「中腸腺」と呼ばれ、食中毒の原因になると聞いたことがあるけど、具体的にどう取ればいいのか分かりにくいですよね…。
そんなあなたに、ホンビノス貝の中腸線の取り方を詳しくご説明!
実は簡単に取れます!
中腸線の取り方以外にも、ホンビノス貝の下ごしらえの手順や安全な食べ方もご紹介します。
この記事では
- 中腸腺の取り方
- ホンビノス貝の下ごしらえの手順
- ホンビノス貝の安全な食べ方
を解説していきます。
ホンビノス貝を上手に調理して安全に美味しく頂きましょう♪
ホンビノス貝の中腸腺の取り方と注意点
中腸線を取る前に、必ずホンビノス貝の下ごしらえをしましょう。
ホンビノス貝で食中毒になってしまう原因が「中腸腺」です。
中腸線は、スーパーなどで購入するとないことが多いですが、潮干狩りで持ち帰った場合は中腸線があるので取りましょう!
しっかりとっておかないと大変なことに。
では早速取り方を見ていきましょう。
【保存版】中腸腺の取り方
ホンビノス貝を茹でる。
ホンビノス貝を茹でる時は水から茹でましょう。
お湯が沸騰して、ホンビノス貝の殻が開いたらお湯から引きあげます。
ホンビノス貝の殻が開かない場合は食べるのをやめましょう!
殻が開かないホンビノス貝は死んでしまっているので、食べてしまうと食中毒の原因になります。
また強烈な悪臭や毒素も発生し、他の貝にも臭いが移って食べられなくなります。
茹でたホンビノス貝を冷水につける。
冷水につけて粗熱を取りましょう。
貝が開いても茹で続けると身が硬くなってしまうので、殻が開いた貝から素早く冷水に。
殻を開いて身を取り出す
ホンビノス貝の殻を開けて、身を取りましょう。
黒い部分(中腸線)を包丁で切り込みを入れて取り出す。
中腸線は画像のように、包丁で簡単に切り取ることができます。
黒い部分が残らないように、しっかりと丁寧に取り除きましょう!
中腸線は取らないと食中毒になる原因に!
ホンビノス貝に限らず、ホタテなどの二枚貝には「中腸線(通称・ウロ)」と呼ばれる部位があります。
おはようございます!
みんな大好き #帆立貝。夏は貝柱が美味しく、冬~春には卵や白子が大きくなる時期だよ。バター焼き良いよね!
でも、ウロと呼ばれる中腸腺(黒いやつ)は貝毒が含まれていることがあるから食べちゃダメだ!
食べていいよ:貝柱・ヒモ・卵・白子
食べちゃダメ:中腸線・エラ pic.twitter.com/xz7q0ZNW82— 魚卵ですよ! (@loveroe195) January 20, 2020
写真はホタテですが、ホンビノス貝も同じように「中腸線」と呼ばれる黒い部分が。
この中腸線に、貝が食べたプランクトンが溜まっていきます。
そのプランクトンの中に食中毒を引き起こす原因になる毒をもったものがいます。
そのため、中腸線を食べてしまうと食中毒を起こす可能性が!
中腸線の毒は加熱しても毒が消えないので、しっかり取り除きましょう。
スーパーなどで購入した場合、中腸線にある貝毒についてほぼ心配することはありません。
しかし念のため中腸線があれば取り除いて下さい。
潮干狩りなど個人で獲った場合は貝毒を持っている危険があるため、十分に注意して処理しましょう。
でも貝って茹でる前に下処理が必要ですよね。
次にホンビノス貝の下処理についても解説していきます。
ここでは簡単に処理できる方法をご紹介!
ホンビノス貝の下ごしらえ【3つの手順】
ホンビノス貝を美味しく食べるには、まず下処理を行いましょう。
下処理の手順は基本的に3つ。
- 汚れを取る
- 砂抜き
- 塩抜き
この作業、結構めんどくさい…。
特に「砂抜き」って手間も時間がかかるんじゃないの?と思いますよね!
通常なら、塩水を作って暗い所に数時間から一晩放置…という作業。
しかし、ここでは時短で簡単に出来るやり方をご紹介!
(参考に画像はアサリですが、ホンビノス貝も作業は同じです。)
では詳しく見ていきましょう。
汚れを落とす
- ボウルに貝を入れる
- 水道水を流しながら、貝どうしをこすり合わせるようにして洗う
- ボウルの中の水が汚れたらボウルの水を捨てる
- ①~③の作業を2~3回繰り返す
- ここで表面についた汚れや砂を落とします。
- 貝が割れないように優しくこすり合わせるのがコツ。
- 殻が半開きになっていたり、殻が割れているものは貝が死んでいるので食べられません。
砂抜き
- ボウルに50℃程度のぬるま湯を用意する。
- ぬるま湯に30~60分程度つける。
- つけている間に、貝をこすり合わせて優しく洗う。
- ホンビノス貝を水につける。
- ①と同じようにぬるま湯を用意し、もう一度ホンビノス貝をつける。
- 5~10分ほど放置して、③と同じようにこすり合わせて洗う。
- 再度、ホンビノス貝を水につける。
③の作業後のぬるま湯は、底に汚れが見えます。
⑥の作業後は下の画像のように、ぬるま湯がきれいに。
- ぬるま湯は沸騰したお湯と水を1:1の割合で混ぜて作る。
- ぬるま湯の量は貝がすっぽり入る量で。
スーパーなどで購入した場合はそれほどの量の砂は出ないかもしれません。
しかし、潮干狩りで持ち帰ったホンビノス貝は汚れが目経つ場合があるので、しっかり砂抜きしましょう。
塩抜き
- バットやボウルに砂抜きしたホンビノス貝を入れる。
- 貝がひたひたになるくらいに水道水を入れる。
- そのまま1~2時間放置する。
- 最後にもう一度、水で表面を洗い流す。
塩抜きをしても完全には抜けきらないことがあるので、調理する場合は味を見ながら塩分を調節しましょう。
ホンビノス貝の安全に食べる3つのコツ【保存方法・食べ方】
ホンビノス貝は中腸線を、しっかり取り除けば食中毒を防ぐことができることをご説明しました。
貝毒は中腸線にたまるので、完全に取り除けば安心。
しかし他にも安全に美味しく食べるには注意する点が3つあります。
- 調理前に死んでいるホンビノス貝を見分ける
- 必ず加熱して食べる
- 保存は冷凍で1ヶ月
では1つずつ説明していきます。
【臭いに要注意!】調理前に死んでいるホンビノス貝を見分ける3つの方法
死んでいるホンビノス貝は雑菌が繁殖し、毒素も発生するため食べられません。
ホンビノス貝の毒素は加熱しても消えないので、万が一食べてしまうと食中毒の原因に…。
また死んだホンビノス貝は悪臭がするので、他の生きている貝に臭いが移って食べられなくなってしまいます。
ならば、調理する前に見分ける方法を知りたいですよね!
見分ける方法は次の3つです。
- 水洗いしても臭いが取れない。
- 加熱する前から殻が開いている。
- 貝どうしを打ち付けてみると鈍い音がする。
一番わかりやすいのは、やはり臭いだと思います。
ホンビノス貝、死んでるか臭いですぐ分かるな。
— テペス (@yukikazefafmave) May 31, 2020
これはかなり強そうですね…(;^ω^)
食べられる貝か見分ける時は、まず臭いで判断しましょう!
必ず加熱して食べる
ホンビノス貝は生食厳禁です。
加熱せずに食べると食中毒を起こす可能性が高く、命に係わる可能性も…。
調理する時には生焼け状態にならないように、しっかり加熱して食べましょう。
ホンビノス貝の殻は、次の画像のように開きます。
あけましておめでとうございます!(ちょうどホンビノス貝開いた) pic.twitter.com/dn6vonpvnd
— ゆーと (@yuto24391) December 31, 2020
ホンビノス貝の殻がしっかり開くまで加熱しましょう。
アサリなど、他の二枚貝に比べてホンビノス貝の殻は開きにくい。
なので殻が開くまで、じっくり様子を見ながら加熱しましょう。
加熱しても殻が開かない場合は、悪くなっているホンビノス貝なので食べずに処分を。
保存は冷凍保存で1ヶ月
大量のホンビノス貝があるけど、1回では食べきれない!
おすそ分けで頂いたり、潮干狩りで獲ってきたりして、大量に手に入る時もありますよね。
冷蔵庫でも3日ほどであれば保存できます。
しかし保存途中でホンビノス貝が死んでしまうと悪臭はするし、ホンビノス貝が吐いた水のせいで冷蔵庫が雑菌だらけになってしまうことも…。
そんな時は冷凍保存しましょう。
冷凍保存の方法
まずは下処理したホンビノス貝を酒蒸しにします
ホンビノス貝の酒蒸しで始めます🍺😌#晩酌 pic.twitter.com/BEsg8sdUpl
— いなりずし🌕 (@inarizushi17) January 19, 2021
<酒蒸しの作り方>
- 下ごしらえしたホンビノス貝14個と酒100㏄をフライパンに入れる。
- 蓋をして、ホンビノス貝の殻が開くまで加熱する。
- 加熱し過ぎると身が硬くなるので、開いた貝から取り出すのが美味しく出来上がるコツ。
酒蒸しができたら、煮汁ごと保存袋に入れて冷凍庫へ。
煮汁も出汁として料理に使えて便利です♬
【まとめ】中腸腺はひと手間で取れる!しっかり処理して、安全に美味しくホンビノス貝を食べよう!
ホンビノス貝での食中毒を防ぐカギが「中腸線」。
中腸線は包丁で簡単に取り除くことができます!
- ホンビノス貝を茹でる。
- 茹でたホンビノス貝を冷水につける。
- 開いた殻から身を取り出す。
- 黒い部分(中腸線)を包丁で切り込みを入れて取り出す。
ただし中腸線を完全に取り除いておかないと、食中毒になる可能性が!
加熱しても貝毒はなくならないので注意してください。
潮干狩りなど、個人で獲った場合は十分注意する必要があります。
スーパーなどで購入した場合はほとんど心配はないそうですが、念のため注意してみて下さい。
茹でる前には下処理も、しっかり行いましょう。
下処理の大まかな流れは3つ。
- 汚れを取る
- 砂抜き
- 塩抜き
今回は短い時間で簡単に下処理できる方法をご紹介しました。
- 流水でホンビノス貝を洗う。
- ボウルなどに入れた貝を、50℃程度のぬるま湯につけて30~60分放置して砂抜きする。
- ぬるま湯につけている間に、貝どうしをこすり合わせて混ぜる。
- 砂抜き後、水道水につけて1時間ほど放置して塩抜きをする。
ホンビノス貝を安全に食べるために、次の3つの注意しましょう。
- 調理前に死んでいるホンビノス貝を見分ける
- 必ず加熱して食べる
- 保存は冷凍で1ヶ月
ホンビノス貝もしっかり下ごしらえをすれば、安全で美味しい食材です。
ぜひ参考にしてみて下さいね!