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「豚肉が赤いままなのに食べてしまった…!」
火が通っていない状態の豚肉食べたら食中毒とかになっちゃうの?どのくらい危ないの?と不安な気持ちになりますよね。
私もかつて、完成した豚肉の料理を1口食べ、その断面が赤かった時「嘘でしょ豚肉さん……」と硬直しました(体は全く問題ありませんでした☆)
結論から申しますと、食後7日経っても体調に問題が無ければ大丈夫です!
生焼けの豚肉は食中毒を起こす危険性があり、一般的にその症状は7日以内に出ると言われているので7日が経過した時点でひとまず安心してくださいね。
ここでは豚肉を赤いままで食べるとどうなるのか。その危険性や生焼けの対策などを一緒にお伝えします。
この記事の内容は、きっとお家のお料理をする時に役立つはずですよ!
安心して食べれる豚肉を目指して、豚肉について正しい知識を学んでいきましょう♪
豚肉を赤いままで食べた時の対応方法
腹痛、下痢、発熱等の症状が出たら、すぐに医療機関に相談に行ってください。
先述したように、7日以内に症状が出なければ基本的に安心して大丈夫です。
「無症状の食中毒があるのが怖い」と不安に思う方は、医療機関に相談を受けに行ってみて下さい!
豚肉の食中毒はどのくらい危ないのか
「豚肉の食中毒はどのくらい危ないのか?」と聞かれれば「稀に人の命に関わるレベルで危険です」とお答えします。
その種類は様々で症状も色々なので、少量食べてすぐに死に至るようなものではありませんが(ドイツなどでは豚肉を生食していますし)
食中毒や寄生虫といった実例があることは確かで、豚肉の加熱には十分気を付けなければいけません。
豚肉の食中毒に関しては、厚生労働省が以下のように公言しています。
豚レバーをはじめとする豚、イノシシ、シカのお肉や内臓を生で食べると、E型肝炎ウイルスに感染するリスクがあります。E型肝炎は、劇症化し死に至る危険性もあります。
引用:厚生労働省
E型肝炎とは→(E型肝炎ウイルスの感染事例・E型肝炎Q&A)引用:厚生労働省
ですがE型肝炎で死に至るのは非常に稀です。極度に恐れて怯えてしまう必要はありません。逆に「怖い怖い」と考えすぎるとそれで下痢や腹痛を引き起こしてしまうかもしれませんから!
E型肝炎以外にも、
- カンピロバクター食中毒(腹痛・発熱等)
- エルシニア食中毒(胃腸炎症状等)
- サルモネラ症(水様性下痢・発熱(38℃以上)等)
などが豚肉の生焼けによって引き起こされることもあります。
どれも重症化する危険性があるので(死亡事例あり)、そこまで至るのが稀だとは言え、豚肉の加熱には十分気を付けなければいけないのは確かなようです。
豚レバー
豚レバーに関しては特に注意が必要です。こちらも同じく厚生労働省が公言しています。
豚レバーを生で食べると、サルモネラや、カンピロバクター・ジェジュニ/コリ等の細菌による食中毒のリスクがあるほか、世界では、豚からの有鉤条虫、旋毛虫等の寄生虫への感染も報告されています。
引用:厚生労働省
合いびき肉
豚肉は豚肉でも「合いびき肉はどうなの?」と気になる方はこちらも合わせてどうぞ。
メンチカツやハンバーグなどの生のひき肉から作られる製品は、動物の種類に関わらず、ひき肉に付着している病原体が中心部まで入ってしまいます。多くの病原体は75 ℃で1分間以上の加熱で死滅することから、中心部までしっかり火を通すことが重要です。
引用:厚生労働省
生焼けか確認する方法4選
豚肉が生焼けかそうでないかを判断するのは主に以下の4つがあります。
- 肉汁が透明か確認する
- 豚肉が柔らかいかどうか確認する
- 肉を切って赤い場所が無いか確認する
- 温度計で60℃以上か確認する
では1つずつ見ていきましょう!
肉汁が透明か確認する
加熱が終わった豚肉に切れ目を入れて(又は竹串をさして)透明な肉汁かすこしピンク色の肉汁が出てくれば火がちゃんと通っている証拠です。
肉汁が赤く濁っていたらまだ加熱が完了していないので、続けて加熱をしましょう。
豚肉が柔らかいかどうか確認する
長いナイフか竹串で肉を刺して、簡単に出し入れが出来るなら火が通っています。豚肉が中心までしっかり柔らかくなっていたら安心しても大丈夫!
「まだ硬いなあ…」と思ったら加熱を続けましょう。
肉を切って赤い場所が無いか確認する
最も厚みのある部分にナイフを入れて、不透明で少しピンク色になっていたら火が通った状態です。
これもまた赤い部分があれば続けて加熱を続けましょう。
温度計で60℃以上か確認する
一番確実なのは、調理用の温度計で豚肉の一番厚い部分の温度を測ることです。
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温度を測るときは、必ずフライパンやオーブンから出した状態で行いましょう。中に入れたまま測ると正しい温度が測れなくなります。
豚肉の温度が少なくとも60℃以上になるようにし、豚ひき肉は71℃以上になるようにして下さい。
生焼けを防ぐ方法【料理別5選】
「生焼け怖い…。防ぐ方法を知っておきたい!」とお考えの方のために5つの料理の生焼け防止方法をまとめました!ここでは、
- ハンバーグ
- トンカツ
- はさみ揚げ
- 炒め物
- ローストポーク
の5つの料理の生焼け予防&防止方法をお伝えしていきます♪
ハンバーグ
生焼けが怖いときは、ハンバーグは煮込みハンバーグにすれば心配ありません!
コトコト長い時間煮込めば、加熱不足になることはまず無いでしょう。
ハンバーグはボリューミーに大きく作ると食べ応えバツグンですが、その分火を通す時間も長くなり焦げやすくなりますよね。
煮込みハンバーグなら、多少は大きめサイズに作っちゃっても大丈夫ですから安心ですね♪
トンカツ
トンカツは、食卓に出す前に3分ほど余熱で火を通しきりましょう!
揚げた後、すぐ切ると熱が逃げて余熱の温度が低くなってしまいます。余熱で火が通るのを少し待ってからカットしてお皿に盛りつけたら安心ですよ♪
はさみ揚げ
豚肉をナスやレンコンなどではさみ揚げにする時、表面を多めの油で揚げ焼きにしたあと2~3分蒸すと生焼けを防ぐことが出来ます。
鶏肉の焼き物などでもそうですが、蒸し焼きはかなり火の通りを確実なものにしてくれるので、生焼けが不安な方はぜひお料理に取り入れてみて下さいね♪
炒め物
食材の水気をしっかり切って、作り置き用に作るときはスパイス・オイル・酢を利かせた味付けにしましょう。
食材の水気をしっかり切ると水分の中の食中毒菌を減らすことができ、プラスで味がぼやけて残念な感じになっちゃうのを防ぐことができます。一石二鳥ですね!
スパイス・こしょう・にんにく・しょうが系は殺菌効果が高いことから、調理後、長期間保存することになる作り置きにはもってこいの心強い味方です♪
ローストポーク
ローストポークの赤い部分は大丈夫なの?と思われるかもしれませんが、赤い部分は肉に含まれるミオグロビンというタンパク質が変色したもの。
ですので赤くとも生焼けではないのです。
それでも「赤いままの豚肉を食べる気になれない…」という方は、焼き上がったローストポークをアルミホイルで包みこむと自然と断面の赤色が消えてくれます♪
まとめ
ここまで読んでくださった方、お疲れ様でした♪ここまでの記事の内容をまとめると
「豚肉を赤いまま食べてしまい、食中毒が心配」
→食後7日経っても体調に問題が無ければ大丈夫
「腹痛、下痢、発熱等の症状がある」
→すぐに医療機関に相談
「豚肉の食中毒ってどのくらい危ないの?」
→E型肝炎やサルモネラ症などは重症化した場合死亡事例もある
「生焼けかどうか確認する方法は?」
→肉汁が透明(または薄いピンク色)か確認する
→豚肉がやわらかくなっているか確認する
→豚肉を切って赤みがないか確認する
→調理用の温度計を使って60℃以上(ひき肉は71℃以上)
「生焼けを防ぐ方法は?」
→ハンバーグ:煮込みハンバーグにする
→トンカツ:揚げたあとすぐ切らずに3分間余熱で火を通す
→はさみ揚げ:揚げ焼きにしたあと蒸し焼きにする
→炒め物:食材の水気をよく切る。スパイス・オイルを利かせる
→ローストポーク:アルミで包んで余熱で火を通す
せっかく作った料理が生焼けだったら、がっくりきてしまいますよね。
けれど大丈夫!この記事で紹介したようにあらかじめ手を打ったり、しっかり確認したりすればほとんどの場合、豚肉にしっかり火を通すことが出来ます!
きちんと加熱をして安心安全の豚肉料理を作っていきましょう♪
それでは!最後までご覧くださりありがとうございました。