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「トマト缶は危険なんでしょ?」
それを聞いた瞬間、ゾッ~としました。そんなの知らないよ。聞いたことないし。よく料理に使うけど大丈夫だよね…トマト缶は体によいものだって思ってたから考えたことがないので怖くなりました。
トマト缶を食べただけで、病気になるのでしょうか。
いえ、大丈夫です。決して、そんなことはありません!!
トマト缶が危険と言われている理由と安全に食べられるものをご紹介します。
トマト缶は、体によくないんだ~って思い続けるよりも、この記事を読んでいただき、不安な気持ちをスッキリさせていただければと思います。
トマト缶が危険な理由
ビスフェノールA(BPA)が含まれている
トマト缶の内側は、金属の腐食を防ぐためコーテイングされています。プラスチックの原料であるビスフェノールA(BPA)がコーティング剤として使用されています。
ビスフェノールA(BPA)の摂取量については、食品衛生法で基準値が定められていて、ごく微量であれば、食べても体に害はないとされています。
<体に安全なビスフェノールA(BPA)の摂取量>
- 成人が摂取してよい摂取量
- 妊娠中の女性や胎児、乳幼児への影響も考慮された摂取量
厚生労働省ホームページで記載されているように、2.5ppmのビスフェノールA(BPA)を成人が摂取しても問題ありません。
(ビスフェノールAを摂取してもよい理由)
・妊娠中の女性:体内でビスフェノールAを急速に代謝し、排泄するため。
・胎児:母親が体内でビスフェノールAを急速に代謝し排泄するため。
・乳児:1mg/kg体重/日以下の容量では、ビスフェノールAを代謝し、排泄できるため。
ビスフェノールAの人に対する耐容一日摂取量=0.05mg/kg体重/日
※耐容一日摂取量 - 食品の消費に伴い摂取される汚染物質に対して人が許容できる量。つまり、これ以下の摂取量では一生涯毎日摂取しても有害な影響が現れない量のこと。
ビスフェノールA溶出量2.5ppm以下
※ppm 例えば1ppmは、1Ⅼの水の中に1mgの物質が溶けている状態
中国産のトマトが原料に含まれる可能性
ヨーロッパでは、トマト缶の原料についての詳細を明記する義務が無いため、産地がわかりません。
大量の添加物や農薬を含んだ中国産のトマトを使用して「イタリア産」として販売されている可能性があるからです。
また、さらにイタリアでは、中国産の濃縮トマトを原料にし薄めて「イタリア産」として販売されているものあるようです。表示されているのは、どこの国でどのように加工したかということだけです。
我が家のトマト缶を見てみると『イタリア産』になっていました・・・
スーパーで安売りしているときに買い置きしているのですが、ガーン~
トマト缶の原産国がイタリア産になっていてもすべてが危険なトマト缶ではありません。
・イタリア産トマト使用とパッケージに強調して書かれているかどうか
・価格が少し高めの設定かどうか
我が家のトマト缶には、「イタリア産の完熟トマトをダイス状にカットしました。」と書かれていました。大丈夫そうです。
安全なトマト缶が食べたい!!
トマト缶の内側のコーテイング剤を摂りすぎるとよくないし、中国産の大量の添加物や農薬を含んだトマト缶を選んでしまったら怖いですよね。
トマト缶のパッケージをしっかり見て安いものは買わないようにするけれどトマト缶ってパッケージが似ているし、うっかり間違えて買ってしまわないようにするにはどうすればよいでしょうか。
- 国産トマトを使用しているものを選ぶ。
- 産地が明確なものを選ぶ。
- オーガニックのものを選ぶ。
- 中国産のものでも食品衛生法の基準に合った製品を選ぶ。
おすすめのトマト缶(カゴメ・カルデイ)
<カゴメ>
- 「濃厚あらごしトマト」原材料にトマトしか使用されていないものを選ぶならこれです。
- 「カゴメ基本のトマトジュース」トマト以外にも原材料が含まれていますが、基準をみたした食材が使われています。また、調味されているため手軽に使用できます。
商品名 | 原材料 | 安全なポイント | 特徴 |
濃厚あらごしトマト | トマト | 食品衛生法で定められた基準に合うもののみ使用。 | 厳選した完熟トマトだけを使った、糖度14の贅沢な甘さとコクがある味わいです。 |
カゴメ基本のトマトソース | トマト、たまねぎ、大豆油、砂糖、にんにく、食塩、オリーブオイル、香辛料/塩化カルシウム、(一部に大豆を含む) |
食品衛生法で定められ基準に合うもののみ使用。 | トマトと炒めた玉ねぎ、にんにくをじっくり煮込んだコク深い味わいなので、お好きな具材と合わせるだけで美味しく手早くトマト料理が仕上がります。 |
<カルデイ>
- 大人気のトマト缶です。品質管理もきちんとされています。お手頃価格で、煮込んだトマトの味は濃厚。トマトの皮も剥いてあるのでとっても食べやすいと評判です。
商品名 | 原材料 | 安全なポイント |
特徴 |
ラ・プレッツィオーザ トマト缶 | トマト、トマトジュース、酸味料 | トマトの名産地として知られるイタリア・カンパーニャ地方産のトマトから、さらに選りすぐった高品質のトマトのみを使用しています。缶詰のコーティングを強化するなど品質管理の厳しいことでも知られ、イタリアのみならず世界各国のトップブランドがこのトマトを採用しています。 |
バランスのとれたほどよい酸味とすっきりした甘み。ホールトマト缶はトマトスープ・トマトソースなど煮込み料理に適しています。 |
缶以外のトマト缶を選ぶ
- 瓶詰めのもの
- 紙パック入りのもの
- パウチに入ったもの
未開封の場合、缶詰の賞味期限は製造から3年間、びん詰は製造から半年~1年間です。
紙パック入りのものでも缶の保存期間と同じくらい日持ちのする商品もあります。レトルトパウチ1~2年で、商品の原材料により異なります。
保存容器 | 賞味期限 |
缶 | 製造から3年 |
瓶 | 製造から半年~1年 |
レトルトパウチ |
製造から1~2年 |
紙パック入り | 製造から2~3年 |
- 生のまま冷凍して、使いたいときに使用する
- 生のトマトを加工して保存する(冷凍または、冷蔵)
まとめ
トマト缶が危険と言われるのは、缶の内側にビスフェノールAが使用されているからだが、ごく微量のため心配がない。
- 食品衛生法で基準が定められている。
- 国内の関係事業者により、ガイドラインが制定されている。
2008年欧州食品安全機関(EFSA)は、妊娠中の女性や乳児においても問題はないとしています。
トマト缶が危険だといわれているのは、中国産のトマトが原材料に含まれる可能性があり、大量の農薬や添加物が含まれないか不安。
⇒この4つに気を付ければ大丈夫です。
- 国産のもの。
- 産地が明確なもの。
- オーガニックのもの。
- 食品衛生法で定められた基準にもの。
ご安心いただけましたか。
トマト缶が危険と知って驚かれたかもしれませんが、食べたから病気になるわけではありません。
でも、万が一、中国産の農薬や添加物をたっぷり含んだトマト缶を食べてしまうと考えたら、ちょっと怖いですよね。そんなことが、頻繫にあることはないのですが、口にするものはやっぱり安全なものを願います。
少しでも体に危険な可能性があるなら、不安でストレスをためるより安全で体に良いものを選ぶほうがよさそうですね。